団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

小林愛実 ピアノ・リサイタル

2011-11-25 21:29:16 | 音楽
                  小林愛実 ピアノ・リサイタル

                                         2011年11月25日(土)

 職友から、CDを借りて聴いたのが、小林愛実を知ったきっかけでした。
 ベートーベンの熱情だったのですが、驚嘆しました。演奏にではなく、その唸り声にです。第一楽章で一番激しく打鍵する場面があるのですが、およそ中学3年生の少女が出すような声ではないのです。
 私は、鬼の形相で演奏をしているではないかと想像しました。
 ちなみに、熱情を録音したのが、本日のホールです。



 それ以来、あの唸り声を聴いてみたかったのです。
 果たせるかな、CDほどではありませんでしたが、私の望みは叶えられました。

 それどころか、「鬼の形相」を見せたのです。顔が激しく歪み、口が仁王門の鬼のように長四角に一瞬なりました。

 ところが、演奏が終わり拍手を受ける時は、可愛いのなんのって、あの鬼のような形相は一体何だったのだろうかと・・。


 技術的には、まだまだ発展途上でしょうが、とにかく「気迫」を感じる演奏でした。
 将来、ショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールで賞を獲る逸材ではないでしょうか。


 演奏を始める前に、胸元をちょっと触るんです。そんな仕草も全てが可愛いんです。





 聴衆のマナーの悪さには閉口しました。未就学児を入場させるのは、非常識でしょう。





・ショパン      スケルツォ第1番
・ショパン      マズルカ第41番
・ショパン      ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
・プロコフィエフ   ピアノ・ソナタ第3番「古い手帳から」
・ベートーヴェン   ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
・アンコール     ショパンの小曲2曲





・2011年11月19日、広島県三原市芸術文化センター ポポロ。




















 800人程度のホールですが、聴衆は350人くらい。











 休憩時間に調律が入りました。









 翌日の中国新聞。





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