ほほえみ外交
2018年3月9日(金)
北朝鮮が、「場合によっては」核を放棄しても良いと言い出しました。
7日付けの朝日新聞です。
北朝鮮による融和は、「ほほえみ外交」と言うそうであります。
私のこれまでの70年の人生経験によると、「ほほえみ」には注意すべしという苦い記憶があるのであります。ということで、「核の放棄」なんてことは、私は信じておりません。金正恩氏の満面の笑みは、韓国をうまく手玉にとったという風に見えます。評論家の間でも、「時間稼ぎ」と見ている方もいらっしゃいます。
ただ、北朝鮮の提案を無視する訳にいかないところが、外交の難しさでしょうか・・。
今後どのような展開になるか、紆余曲折が予想されますが、一つには、日本が蚊帳の外に置かれることが考えられます。圧力一辺倒の安倍氏にとって、トランプ大統領が北との協議でも始めようものなら、(アメリカと)「100%ともにある」というのが完全に崩れる訳でありますから。もっとも、手のひらを返したように、追従することは目に見えていますけど・・。
私は、戦後の日本外交の問題点は、アメリカ追従ということだと思いますが、北朝鮮問題で、その矛盾が露呈し、「追従」が大きく問われるような気がします。
冒頭の「ほほえみ」には注意ということですが、女性のほほえみって魅力的ですね。でも、恐いですね。矛盾を抱えているのであります。
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