私が、“口呼吸”という言葉に出会ったのは、今から40数年前です。
その頃、高校生だった私は、今でいうアトピー性皮膚炎(当時は、アレルギー性皮膚炎や慢性の湿疹)や
花粉症(同アレルギー性鼻炎)や喘息等のアレルギー疾患に悩まされていました。
生まれてまもなくから、これらの疾患のみならず、原因不明な病気や身体の不調に悩まされてきた私に、
その時に、お会いしたある歯科医師から
「君の病気や体調不良の原因は、口呼吸と顎が狭いからだ」と聞いて、
高校生の私は、その先生の下で自分で、顎を拡大する装置を自ら作り方を教わり、
その拡大装置を自分の口の中に装着しました。
ただ、その頃は、高校生の私にとっては、あまりにも滑稽な話しであり、”口呼吸”も”狭い顎”も
自分の病気や身体の不調と全く結びつかなかったので、暫くしてその先生と疎遠になっていきました。
そんな私が、何の因果か、40数年経った今、
”SH療法”で“狭窄歯列弓”に対応して、”口呼吸”を”鼻呼吸”にかえて、
耳鼻咽喉科や内科の先生たちと通称”Bスポット療法”の連携を
させていただいている事は、不思議なご縁と言わざるを得ません。
長野