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中央道下りで道路左側のガードレール外に事故車がの不思議

2022-06-11 | 事故と事件
中央道下りで道路左側のガードレール外に事故車がの不思議
 これは昨日(6/10)の事故として報じられた動画なのだが、中央道下り石川PA手前2km付近の事故だが、事故車が進行方向左側のガードレール外側にあるという不思議を感じる事故だ。
 報道では、そんな不思議など一切伝えていないのだが、事故車(ベンツCLS?)の停止位置より数十m手前の中央分離帯のガードレールに衝突により生じた曲損があり、まずここに衝突してバウンスして、外側線外のガードレール側に移動したことだけが伝えられている。

 拙人の一般的な知見としては、一般的に高速道路の中央分離帯とか外側線外のガードレールやガードロープは、ほぼ切れ目なく連続しているのが当たり前という意識がある。とすれば、中央分離帯に衝突してから該当ベンツは飛翔して外側線ガードレールを飛び越したのかと想像し、なんで飛翔する理由があるのかと、報じる動画を見直したりGoogleMAPで事故現場を見たりして思考したのだった。




 ところが、明確な理由は不明ながら現場の外側線外のガードレールは、目検討だいたいだが、10mガードレールがあると、そこでガードレールが切れている区間が10mあり、さらにガードレールが10mあると云う、云って見ればガードレールの千鳥配置がなされていることが判った。つまり、中央分離帯への衝突でバウンスしたベンツは、ガードレールがない部分の法面を斜めに乗り上げて、右曲線を描く様にガードレールのある区間まで惰性走行し、ガードレール直ぐ外側に直立する照明灯のポールみ右ドアミラーとかフロントピラー部を当てて停止した状態と云うことが理解できた。




 しかし、この中央道の外側線外側のガードレール千鳥配置は危険な構造であると思える。と云うのは、ある程度進行方向に向けてガードレールは狭まる様に斜めに設置してあり、外側線逸脱車がガードレール端部に串刺しにならない様にしたと云う留意はある様だ。しかし、GoogleMAPで周辺の幾つかのガードレール端部を見ると、明からに今回の事故とは別に、端部が変型したガードレールが幾つかあり、その様な事故が起きて来たことが見受けられるのだ。


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高速の斜面に高級車ベンツが... 運転席側が激しく損傷 “わき見”で中央分離帯に衝突
フジテレビ系(FNN) 6/10(金) 18:39配信
 中央道で、ベンツが斜面に乗り上げる事故が発生。原因は、脇見運転とみられている。

中央道の下り車線をゆっくりと進む車。
路側帯には、高速道路パトロールカーが並んでいる。

作業にあたる車の間から見えたのは、ガードレールの先の斜面に止まった、黒の乗用車。
右の前の部分が街灯にぶつかり、車内ではエアバッグが開いている。
事故を起こしレッカー車に載せられていたのは、ドイツの高級車、メルセデス・ベンツ。
フロントガラスは割れ、ボディーやタイヤも傷だらけ。
街灯にぶつかった衝撃でか、サイドミラーは、根元からぽっきりと折れてしまっている。
事故は午前6時半ごろ、東京・八王子市にある中央道下り石川パーキングエリア付近で起きた。
なぜ車は、ガードレールの先の斜面に乗り上げてしまったのか。
事故を起こした男性は、「物を取ろうとして、脇見をしてしまった」と話しているという。
警視庁によると、車は一度、中央分離帯に衝突したあと、道路左側の斜面に乗り上げたという。
事故現場手前の中央分離帯には、車がぶつかった際にできたとみられる、大きくへこんだ跡があった。
車を運転していた男性は軽傷で、警視庁は、前方不注意が原因とみて調べている。


#中央道外側線側ガードレール外に何故事故車が? #ガードレールの千鳥配置は不適切


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