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マイナーカードのデタラメ

2023-07-01 | コラム
マイナーカードのデタラメ
 岸田政権+河野デジタル大臣のコンビのマイナンバーカードの普及推進の仕方はあまりに異常で論理矛盾ぶりには呆れてしまい、ますます政治不信と云うより政治家不信を大きくさせていると思える。

 そもそも、マイナンバーはそのものは、国民総背番号で既に決められて、様々な登録書類の識別要素として、記入登録がされている。
 ところが、マイナンバーカードは、当初から任意作成が原則だとされていた。ところが、昨年辺りから政府はマイナンバーカードの普及に固執して来て、作成に2万ポイントの付録を付けるなどムリを重ねてきた。そんな中、今年になって出て来たのが、河野大臣がいわゆるどや顔厚顔で云う、マイナンバーと健康保険証と一体化で健在の健康保険証は次年秋には廃止すると言い出したところで、様々な反発を受けているところだ。

 このマイナンバーカードの健康保険証一体化は既に希望者に対しては行われつつ、扱い医療機関の中では、マイナンバーカードの読み取り機を用意しているところもあるのだが、以上業界全体としては大きく反対の意見が出されている。現在、眷顧保険証の代わりにマイナンバーカードを使用し、幾つかのトラブルが出たと報じられているが、全医療受診者の内、あくまで5%程度がマイナンバーカードでの受診者だという現状を知った上で理解しなければならない。

 それと、マイナンバーカード読み取り機を設置の医療者が報知してきた、受診の際、マイナンバーカードだけでなく健康保険証も持参して欲しいというお願いだが、政府まで同じことを言い始めたというところはお笑いだ。

 しかし、添付の日本の他5国でのマイナンバーカードと同様の機能を持ったカードの導入状況だが、ほとんど廃止もしくは否決で未導入とか、そこには国民の強い抵抗の様子が垣間見えるところが重要だと思う。日本の国民も多くは反対者が多いとは思いたいが、政党で明確に反対しているのは共産と令和の2党だけだろう。そういう中で多くの国民は、まあ政治で決まればしょうがない、今の時点で自ら反対などして意志を明確にすることにより、疎外されたり恥を掻きたくないという貧乏根性(ヘタレ)を持つのが正に日本人の特性なのかと思うところだ。


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