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高圧洗浄機でボデーを洗う愚

2022-07-29 | コラム
高圧洗浄機でボデーを洗う愚
 洗車場などや自宅などで高圧洗浄機でボデーを洗っている姿を見ることが時々あるが、幾ら高圧であろうと、あれでボデー表面が綺麗になる訳がないと愚かな行為と眺めている。
 それと、ボデーにしても老化したラバーストリップの弱い部分に高圧噴射を行うと、ラバーが避けたりする場合があるし、フェンダー内側のライナーなどには、植毛処理した樹脂を使用している場合もあり、直接高圧水を当てると損傷してしまう場合もあるだろう。


 もっと悪いのがエンジンルーム内の高圧噴射だと思う。これは素人もしくは自称プロでも、やりかねないところだが、ボンネット裏のインシュレーター等は、高圧噴射の直撃でボロボロになってしまう場合がある。それと、コンデンサー、ラジエータ、インタークーラーなどの熱交換器だが、表面積を増やすために極めて薄いアルミや銅のフィンを使用しているが、これに垂直に当てればさほど問題は起きないが、斜め方向から高圧水を当てるとフィンが寝てしまい通風傷害が生じることで熱交換性能が著しく減退してしまう。このフィンの寝てしまったものを直すのは小範囲であれば可能だが、広範囲だと時間を要し過ぎ困難となっつぃまう。


 さらに、オルタネーターなども、放熱のために外観外周は通風口だらけになっている場合が多いが、短時間ならいざしらず、長時間高圧水を直撃させると内部ベアリングは一応グリス封入のシールがされているが、高圧噴射の直撃で水が浸入したりグリスが追い出されて流出すると寿命を短くすることになり得る。

 こういうところにも、素人はともかくプロとしてのスキルは表出する場面を何度か見てきた。

【参考記事】熱交換器の通風障害 2017-06-16
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/e414f213fcfd992d4c11b7e856851269


#高圧洗浄洗車 #高圧洗浄での留意


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