先にクルマの純正部品の高値のことを記しましたが、今回は補給形態のことを記してみます。ユーザーからしてみればなるべく細分化された補給形態であることが、千差万別の損傷状態を安価に対応するには望まし訳です。しかし、そもそも部品構成が一体であるものを、その一部分だけ補給することの困難さは理解されるところです。従って設計次点において一体部品で作ることも可能ではあるが、あえて損傷時のことを考慮しつつ分割部品の設定を行うのが良識あるクルマメーカーと思えます。
最近の樹脂異形ヘッドライトですが、ちょっとした衝突でも、ヘッドライトハウジングの複数箇所のブラケットが欠損し、ヘッドライトユニット(最近のHIDやLED式だと20万以上)を交換しなければならないなんていう場合も生じてきます。しかし、ヘッドライトリペアキットなりの部品を補給し、安価なリペアを可能にしている国産メーカーは多いものです。また、外国車でもベンツ社などは国産と同様のリペアキットが用意され、それを可能にしています。しかし、BMW社ではライトハウジングにリペアキット用のタッピングスクリュー穴まで用意されてるものの、肝心のリペアキット設定がない様です。この様にリペア時のことまでの考慮は、メーカーにより、その熱意に大小がある様です。
ヘッドライトの件は以上ですが、このライトが固定されているフロントサポート(ラジエータコアサポート)ですが、一昔前は金属製の板金組立部品だったものですが、最近は樹脂一体成形のクルマを多くみます。Youtubeのプロダクション画像で感心あるクルマの組立風景を時々見ますが、組立ラインにおいて樹脂製フロントサポートにコンデンサーやラジエータ、左右ヘッドライトを予め組み付けておいたもの(フロントエンドアッシー)を、エンジン搭載後の車体に組み付けていることが判ります。この組立性の良さが樹脂一体成形フロントサポートの採用の主な理由なのでしょう。
写真はBMWミニ(R56)のものですが、左フロント角(ヘッドランプ下部付近)に比較的軽度な入力を受け、フロントサポートの割損が生じます。フロントサポートの左端部は、ヘッドライトおよびフロントフェンダー前端を固定しているブラケットを兼ねていますから当然のことではあります。ヘッドランプの様なリペアキットもありません。フロントサポートを交換するのも、その部品代もありますが、作業範囲が拡大し避けたいところです。幸いなことに割損部は大きく3つに割損しており、空白部はほとんどないということから、適当な金属板で補強すつつ、エポキシ接着剤とリベットで結合する手法によりリペアを行いました。
最近の樹脂異形ヘッドライトですが、ちょっとした衝突でも、ヘッドライトハウジングの複数箇所のブラケットが欠損し、ヘッドライトユニット(最近のHIDやLED式だと20万以上)を交換しなければならないなんていう場合も生じてきます。しかし、ヘッドライトリペアキットなりの部品を補給し、安価なリペアを可能にしている国産メーカーは多いものです。また、外国車でもベンツ社などは国産と同様のリペアキットが用意され、それを可能にしています。しかし、BMW社ではライトハウジングにリペアキット用のタッピングスクリュー穴まで用意されてるものの、肝心のリペアキット設定がない様です。この様にリペア時のことまでの考慮は、メーカーにより、その熱意に大小がある様です。
ヘッドライトの件は以上ですが、このライトが固定されているフロントサポート(ラジエータコアサポート)ですが、一昔前は金属製の板金組立部品だったものですが、最近は樹脂一体成形のクルマを多くみます。Youtubeのプロダクション画像で感心あるクルマの組立風景を時々見ますが、組立ラインにおいて樹脂製フロントサポートにコンデンサーやラジエータ、左右ヘッドライトを予め組み付けておいたもの(フロントエンドアッシー)を、エンジン搭載後の車体に組み付けていることが判ります。この組立性の良さが樹脂一体成形フロントサポートの採用の主な理由なのでしょう。
写真はBMWミニ(R56)のものですが、左フロント角(ヘッドランプ下部付近)に比較的軽度な入力を受け、フロントサポートの割損が生じます。フロントサポートの左端部は、ヘッドライトおよびフロントフェンダー前端を固定しているブラケットを兼ねていますから当然のことではあります。ヘッドランプの様なリペアキットもありません。フロントサポートを交換するのも、その部品代もありますが、作業範囲が拡大し避けたいところです。幸いなことに割損部は大きく3つに割損しており、空白部はほとんどないということから、適当な金属板で補強すつつ、エポキシ接着剤とリベットで結合する手法によりリペアを行いました。
アッセンブリだとかモジュールなどと呼ばれてますが、自分で弄ろうとすると手も足も出ず諦めるしかないですね。
私の知り合いで、事故でフロントバンパーをぶつけられかなりの額がかかったこともあります。
クルマは、ヘッドライトの光軸がずれているものの走行可能な状態でした。
ラインでの組付けコストを下げるためなのかもしれませんが、販売後の部品交換を考えていないのではないかと思ってしまいます。