中国産アウディに発癌性あるとのレポート

　これは今次病変とは関係ない、約１年前の驚くべき内容の動画報告だ。
　詳しくは下記リンクの動画（約７分）を見て戴きたいが、中国において、ＶＷ社と中国企業との合弁会社で作られたアウディの新車を購入使用した中国人に、白血病などの病変が生じているという。

　その原因だが、動画内では、車内の防音防振材として使用している瀝青（れきせい※）にあると伝えている。この素材から、いわゆるＶＯＣ（揮発性有機化合物）としてトルエン、キシレンなどの発癌物質が放散されており、今回の事態が生じていると訴えている。なお、被害者は国やＶＷ社などに訴えているが、否認されているという。

　この報に接して思うのだが、ＶＷ社ではエンジンやトランスミッションなど、技術的に高度なものの製造は中国本土に移管はしていないだろう。また、ボデーを構成する鋼板、アルミ板についてすら、高張力鋼板、亜鉛メッキ鋼板、ＢＨ鋼板など、高付加価値鋼板や高純度な高降伏力アルミなどの生産を中国に移管している訳でもない。ロール材として輸入するか、圧延材を加工する場合でも、鋼魂もしくは成分調整したインゴットの形でしか本国からは出していないはずだ。つまり、技術の流失を一定抑えて、車両組み立てを中国で行っている訳だ。その様な中、本来の車両のポテンシャルにあまり関係がない、今回の防音防振材に有機ガスが出る様な素材を使って見ぬ振りするとは、廃ガス検査を詐欺的手法でくぐり抜けようとするＶＷ社なら、中国企業側がやっていて問題だと判っても、止めようなんて意識は生じないのだろう。

※瀝青（れきせい）
　天然に産する炭化水素化合物の鉱物。例、固体のアスファルト、液体の石油、気体の天然ガス等。

中国産アウディ 内装に有毒材料使用？所有者複数人が白血病やがんに【禁聞　2019/03/14
https://www.youtube.com/watch?v=eqhtzq3co5o