私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

元解体屋さんである宮崎学氏の言葉

2011-07-29 | 事故と事件
 宮崎学さんの記述は、独自の経験としての、裏社会のことなどを含め、鋭い視点で面白みを感じることも多くあります。この方、家業としての解体屋二代目なのですが、自身のブログで『311に思うこと-その2』として、原発の解体コストを見積る話をされていました。

 氏曰く、「原発の解体の費用は無限大に近く、建設コストをはるかに上回るという特異性があり、そのため見積は不可能である。」と記しています。そして、その理由を「捨て場」の問題である。それは仮に建屋や炉をなんとか解体出来たとして、その廃材を、誰が、何処に運び、何処に捨てるのかという、つまり「捨て場」の問題を、解決をすることが出来ない。その結果として見積はできないのである。」と述べています。

 なるほどなあ、解体屋さんらしい説得力ある解説だと思います。しかし、原発が一番コストが安いなんて喧伝されて来て、皆が信じてきたんですから、まんまと騙されました。

宮崎学オフィシャルブログ 311に思うこと その2
http://miyazakimanabu.com/2011/07/21/1090/



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