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42歳新米ママ日記

たっちゃんの大冒険!&悲しい出来事。

日曜日はスタッフのお母さんのお葬式だった

享年56歳



今年の2月

「おかあさんがちょっと具合悪くて入院することになりました」

とスタッフ♂️から聞かされた

その子のおうちは

お勤めのお父さん
専業主婦のお母さん
保育士のお姉ちゃん
大学生の弟

の4人家族で

現スタッフは弟だけど

お姉ちゃんもうちでバイトしてくれてた

たっちゃんがまだ赤ちゃんの頃。

入れ替りで弟が入ってくれたので

このご家族とは長い付き合い。

お姉ちゃんと弟はたいそう仲が悪くて

でも今時の子みたいに自室に引きこもるわけではなく

みんなでリビングにいて

お母さんを通じて会話するという

まさしく典型的なお母さん中心のお家だった。

弟の店での口ぐせも

「いや俺、家事とかしたことないんですよーお母さん専業主婦なんでー」

「なんでこんなにイケメンなのに彼女できないんだろーね!ってお母さんは言ってくれます」

「バレンタインはお母さんから貰ったの1個だけです」

とか、ネタのように言っててよく笑わせてくれた。

お姉ちゃんもお姉ちゃんで

生意気な雰囲気のちょいギャルめな感じなのに
「私は絶対婿取ります‼家事できる気しないんで」

と真面目に言っていたことを思い出す。



はじめは

なんか動くのがダルいとしょっちゅう言ってたので、弟が検査を勧めて発覚した病気。

肺に水が相当量たまってて、水を抜いたら肺がんが発覚。すでにステージ4だった。

あれよあれよと言う間に

あんなに幸せそうだった家族が

看病と病魔との闘いに追われることになってしまった

弟はとても気丈で

店にいる間は全然そんな雰囲気も出さないけど

一度友達と店に来たお姉ちゃんが抱きついてきて

「ステージ4と言われた、寿命半年と」
「人生全部変わってしまいました」

辛くて悲しくて2人で泣いた

それから入退院を繰り返し

抗がん剤が合って少しいい状態の時もあったようだったが

無情にも、10ヶ月という短い闘病生活は終わりを告げた

11月の最後の日

帰り際に弟に呼び止められて

「シフト出たばかりなのに申し訳ないのですが…実は緩和ケアで自宅看護になって…余命2週間と言われて。そばについててあげたいんです」

と言われた。

そんなの、もちろん側にいてあげて、こっちはどうにかするからと

話してそれからたった1週間

自身のお誕生日に帰らぬ人となってしまった


かなしすぎるね


土曜はあんなに忙しかったのに

日曜日は奇跡的に弁当の予約も、夜の予約も入らなくて

旦那と一緒に告別式に行けた

式場入った瞬間からずっと涙が止まらなくて

でも弟、お姉ちゃん、お父さんとかわるがわる挨拶に来てくれ

みんな本当に辛い看病を乗り越えてきた顔をしていた

安らかな諦めの笑顔。

でも最期のお別れの時は

お父さんが人目も憚らず棺桶にすがり付いて泣いていた。

お母さんもさぞかし無念だろう。



前にこのブログで書かれてた

医者の選ぶ理想の死因、No.1はがん

という記事を読んで

なるほど思ったことは

お別れも言えず亡くなるぽっくり死や突然死は遺族も本人も辛い

老衰は思ってるより簡単じゃない

だから余命がわかって心の準備も遺品整理もできるがんで死にたいという医者が多い

という。

確かにみんな覚悟をもった顔をしていた

もちろん奇跡を信じていたんだろうけど、余命というものは心を整理する時間をもたらしてくれるんだな…

と改めて思った。

お母さんの代わりには到底なれるはずないけど、お姉ちゃんくらいのつもりで頼って欲しい。

私は花屋時代、葬儀の仕事に携わっていたので

悲しみは時間でしか解決出来ないのを目の当たりにしてきた

気休めの言葉はいらないし過度な干渉もいらない

ただ、ずっと側で見守るだけ

花のように

☆☆☆

その日たっちゃんは実家の母にお願いして午前中見て貰っていた。

最初はお家の中で遊んでいたたっちゃん

何を思い付いたのか

ばーばを引き連れ家から店まで歩いてきた😳

「どうしても行くってきかなくてー」

とばーば。

3キロちょっとあるんだよ😅

たぶん日曜はいつも私と一緒にお店に行くから寂しくなっちゃったんだろうな。

葬儀場から戻ってる間に母から連絡があって、もうすぐ店に着くって😨

慌てて戻ったら店の裏口で待ってた😂

「どこ行ってたんだよー!!!」

って😇

きっと店で仕事してると思ったよね。



いつもは車で来る道を、一生懸命歩いたんだなーと思ったらまた涙💧

「たっちゃんね!お家からお店まで歩けたよ‼」

だって😅

だいぶ自信になったみたい🤭

たっちゃん大冒険‼

母も「たのしかった~」とお疲れさま😌💓


今ある幸せを大事にしようね



コメント一覧

wisteria20210609
@osushimaxさんこんばんは🤗
コメントありがとうございます✨

そうだったんですね…若くしてご両親を亡くされてさぞかし大変悲しい想いをされたことでしょう…思い出させてしまったようですみませんでした。
子孝行、確かにそうですね。私もたっちゃんのために長生きしなければといつも考えているのですが、自分の体力を過信してしまう節もあり…今回の出来事を機に、もう少し健康について考えなきゃな…と思いました。
スタッフのお母さんも、osushimaxさんのご両親も、きっと身をもって大切なことを教えてくれたんだと思います。神様は非情ですね。そこまでしないとわからないわけじゃ無いのに。
入院されてたのですね😨6日絶食って😱
お酒もお寿司も楽しめるように、無理せず早く回復されてください‼そして相方さまのご両親がどうぞ長生きされますように。
wisteria20210609
@reomama518 makiさんこんばんは🤗
コメントありがとうございます✨

どうしてこの家族に?という想いでした。お母さんがいなければならない家族だったのに。弟もお姉ちゃんも、葬儀では穏やかに私たちに話し掛けてくれて、なんて立派なんだろうと思いましたよ。本当は葬儀なんてしたくない、住み慣れたお家でお母さんとずっと一緒にいたかったでしょう
想像するだけでも悲しいです。

幸せはいつも自分の心が決めますね
当たり前のことを幸せと思える気持ちを残ったものは感じていかなくてはいけないと思います。

そうですね!日々を大切に、まめみちゃんとたっちゃんの成長を幸せに、支えてくれる人がいるとこに感謝して、改めてそう思います。どうぞみんなが幸せでいられますよう、やはり祈ることしか出来ませんね。
wisteria20210609
なおともさんこんばんは🤗
コメントありがとうございます✨

ホントに悲しいです。お父さんがお葬式で「奇跡が起きることを皆信じて看病していましたが」と言われて、私もその想いをずっと抱えていましたので神様は非情だな…と思うことしか出来ませんでした。どうしてこの家族にこんな仕打ちが出来るんでしょう。
葬儀の仕事に携わっているときによく言われたのが、「人が亡くなる時は、人間界での修行を終えたとき」だそうです。人間界の方で生きることの方がよほど大変で辛いことのが多い。だからその修行を終えた人から順に、あの世に行けるんだと。若くして亡くなられた方のせめてもの慰めになればと思いますね。

私も身体大事にしようと、お母さんが皆に教えてくれたんだと思っています。なおともさんも、元気で幸せなのが一番です!生かされている者は、毎日を大切に生きていかなきゃですね✊
お寿司の人
涙なしでは読めませんでした。
私も、母をちょうど50歳、父もちょうど60歳で亡くしました。私は当時まだ20代で、わずか3年弱の間に二人亡くしてしまいました。勿論凄くつらかったです。
私と同居している人(メールでは家族と書いている調理師)も、さすがに両親も年齢の事を考えると病院に行くことも凄く増えていますので、心配です。なので最近だいたい毎週土曜日朝にスーパーで買い物をして、それを持って行って一日実家に行かす様にしています。少しの親孝行かな?と思って…
最近、考えるのが親孝行と言う言葉があるならば「子孝行」と言う言葉もあっていいはず。それは、父母は一日でも長く元気で生きてくれること。不慮の病気は仕方がないとしても、やはり日々健康には注意して生活してくれることだと思います。子育ての時期で、お店の事も大変だと思いますが、健康には気を使ってくださいね。
スタッフさんのご家族が一日でも早く笑顔で生活できるよう祈っております。
…と、えらそうに書いている私は、慢性的な酒の飲みすぎとストレスで十二指腸潰瘍で昨日まで7日間入院(6日間絶食)していた馬鹿者なのでした♪(子供はいません)
すみません、自分の暗いお話書いちゃって。たっちゃんの成長期楽しみにしていますよ♪
reomama518
お邪魔いたしますっ

お若いお母様でしたね・・・
お別れの時間もあったと思いますが
やはりお父様、ご兄弟にはキツイ状況だったと思います
お仕事して学業して、お母さまを気にかけて
・・・
ご冥福をお祈りいたします

幸せは気が付くことだと思います
手がある、目が見える幸せ
ユズが懐に入って暖かい幸せ
タプンツェルがばーばと一緒に3キロ歩いて来た幸せ♡
成長したのですねっ!!

お別れは必ず来るもの
その時は誰にもわからず
日々大切に生きるしかないのですね
maki
なおとも
こんばんは

泣きながら拝読しました。悲しいですね。素晴らしいご家族に見送られて、でも悔しかったでしょうね。言葉になりません。56歳の頃、私は元気いっぱいでした。それを思うと感謝しかありません。ついつい、不平や不満を感じる事が恥ずかしくなりました。反省する良い切っ掛けを頂きました。
これからも、どうぞお二人の優しいお姉さんとして見守ってあげて下さいね。

たっちゃん、本当に可愛いです!頑張ったねと褒めてあげたいです。たっちゃんの為にも元気でお身体を大切にして下さいね。応援しています。なおとも
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