イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

本心を垣間見る

2014年01月17日 | 術後4年半~

食欲がなくても、ゲップが溜まって苦しくても
食べなければ生きていけないと、頑張って食べる。

自分が食べたくなくても
食事の時間になれば力を振り絞って食事の支度をする。

食べたいものは自分で買いに出掛け、自分で作る。
言い変えれば、
食べたいものがあっても買って来てくれる人がいない。
作ってくれる人がいない、だから自分でやるしかない。

生活費は月々の支払いと
食費、消耗品費、医療費でギリギリ精一杯。
衣料品を新調しようとか
ちょっとラーメンでも食べに行こうかなんて余裕はない。
趣味だのレジャーだのなんて贅沢は皆無。

それでも娘たちにはプラスで何かしてあげたいから
時々外食をしたり、季節の服や文房具を買ったり
その為に私はバイトを続けている。
バイト代は全て娘たちの為と自分の食費の為。

私だって一応頑張っている、と思う。
けれど頑張って当たり前だから
「頑張っている」なんてあえて言わない。
言う必要はない。
誰もがみんな生きていることが頑張っていることだから。
だから「頑張っているのに」なんて捻くれたりはもっての外。
そんな捻くれ者にはなりたくない。
自分の力のなさをわきまえて
それでも自分の力で生きたいと思っている。

なのに。

「自分で生きれるようになってから文句言え」って。

そうです、私は一人じゃ生きられません!
誰かに頼らないと生きていけません!
だから我慢しろって?
文句言わずに黙ってろって?

生活力がないって辛い。
自力で稼いで生きていけるようになりたい。
そのために元気になりたい。
でも体が思うようにならなくて辛い。
辛いと思うとなお辛くなって、辛くなって、負のスパイラル。

とりあえず20日は術後5年のCT検査。
この痩せこけて衰弱した体を見て先生は何と言うだろう。
栄養点滴してくれるだろうか。
いっそ「入院して」と言ってくれないだろうか。
一瞬でいいから、心が解放される時間が欲しい。

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