水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ノーベル文学賞

2019年10月10日 | 日々のあれこれ
 今年もとれなかったか。
 リチウム電池の吉野先生でさえ、何年も待ち焦がれていたくらいだから仕方がない。
 あれほど大きく人間の生活を変える発明をしたのだから、まっとうな賞であるなら、早かれ遅かれ受賞したことだろう。
 ただし文学賞と平和賞に関していえば、「まっとう」と言えない要素をもっっていることは多くの人が指摘するとおりだ。
 そもそも「文学」と「賞」とは、本質的なところで相反するものではあるし。
 しかし、文学研究に一石を投じたいとの思いで、ちまちま書いていることはたしかだし、ボブ・ディランも受賞したのだから、一国語教師が受賞してもおかしくはないはずだ。
 「李徴はなぜ虎になったのでしょう」とか「Kの自殺の理由は何でしょう」的な授業がいまだに行われている、薄ら寒い国語教育界をなんとかしたいとの思いは、評価される日は来るだろうか。
 ノーベルイベント賞とか狙った方が道は近いだろうか。
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