札幌の中心部、すすきのの真ん中に旧公団住宅があったのをご存じでしたでしょうか?
ススキノアパート (薄野市街地住宅)
(札幌市中央区南6条西4丁目)
一階に、肉まん屋さんやおにぎり屋さん、市場が入っているビルです。2階から5階が住宅でした。
昭和33年に建設されて以来、66年に渡り利用され今年の3月末で廃止されたようです。
もともとこの場所は、大正11(1922)年に札幌市が設置した公設市場「第二公設廉売市場」でした。
2010年撮影
2020年撮影
いつの間にか、出口は封鎖され、ススキノアパートと書かれていたプレートも無くなってました。
実は、6月のさっぽろまつりの時に撮った写真を見直した際に気づいたんですけど。
改めて見に行くとやはり、閉鎖されていました。
建物の耐震性に問題があり、耐震補強の必要があると、平成18年12月の札幌市議会でも議題にあがっており
耐震補強の費用として6700万円が見積もられていました。
建物の所有権は札幌振興公社(すすきの市場)・ススキノゼロ番地飲食協同組合・都市再生機構と3つに分かれて
おり、底地は札幌市が所有権を有しているようです。
現在もすすきの市場と、地下にある飲食街(飲み屋さん)すすきのゼロ番地は引き続き営業中です。
在りし日の、ススキノアパート
(市場事務所訪問時、閉鎖前に撮影)
建築から66年。多くの人の住まいとして活躍し団地としての役目を終えました。
次のステージへの動きが具体的になっていきそうですね。
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