日々雑感

21世紀は過去植民地だった国々の怨念が噴き出す世紀となるだろう

2021年3月現在で「従軍慰安婦」や「徴用工」問題等に関して日韓関係は”最悪”と言われる状況だ。これは結局”日本が韓国を植民地支配したことへの怨念”が吹き出しているものだから、少々の改善が間に挟まることはあるとしも、解決などしないだろう。
韓国政府が仮に過去の条約や2015年の「従軍慰安婦合意」があるから致し方なしとこれらの2件に関して妥協したとしても、別な”怨念”が、例えば竹島問題・旭日旗問題・福島の汚染水問題等の形で噴き出して結局のところ日韓関係の改善などあり得ないと予測する。

中国もまた欧州諸国や日本による植民地支配や圧迫された歴史に強い怨念をいだいている。南シナ海や尖閣諸島における現行国際秩序への挑戦や戦狼外交とよばれるこわもての外交は近代に受けた屈辱への強い怨念が行わせているものだろう。”怨念”がその動機であるから欧米主導でできあがっている現行国際秩序へ従うことなどあり得ないだろう。

イスラム諸国もまた深い恨みを欧米諸国に抱いている。イスラム諸国のテロリズムへの態度はいろいろあれど、根底では欧米諸国へ恨みについては等しくそして深く共感しているものと思う。

インドは現状では現状国際秩序へ挑戦する態度は見せてはいない。しかしアフリカ諸国や東南アジア諸国とともに旧宗主国への強い怨念を抱いていることは間違いない。それらの”怨念”が21世紀には次々と噴き出していくのだ。その吹き出し方の強さは韓国による日本に対するものの比ではないだろう。

国連の常任理事国の中でもうすでにイギリスとフランスは”大国”と言うにはふさわしくないような状況となってきている。それなりの影響力は残してはいるのだろうが、もう植民地帝国を持っているわけではなく、大きな国土・資源・人口・経済力を持っているわけでもない。
”イギリスとフランスが自ら常任理事国を降りる”くらいのことをしないと、旧植民地の”怨念”の破壊力が21世紀の世界をとんでもなく不安定なものとすると予測する。
そしておそらくは両国はそのようなことはしないだろうと予測する。21世紀もまた暗い世紀なのだろう。







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