1月14日(日)は越生町へ。たか爺の虫のお師匠さんたちの埼玉昆虫談話会が運営する、おごせ昆虫と自然の館の「冬の自然観察会」です。
参加者は4家族12名。他にも地元の親子2名が参加されていました。
14名の参加者に対して講師陣はなんと8名! 知る人ぞ知る「昆虫王」の長畑さんまで来てくれておりました。他ではちょっと考えられない観察会となりましたねぇ~。
メイン講師の荻島さんがプレゼンテーション中です。
荻島さんが韓国で採集してきたフユシャクの標本ですね。
これは、越生町産のウスモンフユシャクだったかな。
メスも。専門家でもフユシャクのメスの同定はかなり難しいそうですが、これは上の個体と交尾中だったとのことです。
野外での観察会がスタートします。
この蓑虫はオオミノガ。
ギシギシの葉っぱをめくってみているところかな?
葉っぱの裏にいたアブラムシの仲間です。
こちらは、オオカマキリの卵鞘が見つかったところだったでしょうか?
「昆虫王」の長畑さんはいろいろ見つけてくれていましたが、カマキリがその年の積雪量を予測して卵を産みつけるという説は間違っているというお話もありましたね。むしろ雪の中のほうがあたたかい!?
イラガの空繭です。
コカマキリの卵鞘も、長畑さんが見つけてくれたものですね。
これは、小さな蓑虫を探してみてもらっているところ。
この小さなクモは? 詳しい方はご教示を!
キタキチョウの蛹は空っぽですよね。
おそらくキタキチョウに寄生していたコマユバチの仲間の空繭です。
後半は、小さなプールの厚い氷を割ってから…。
水生昆虫探しです。
以前羽化させてみた個体はクロスジギンヤンマだったそうですが、まだ小さかったヤゴはギンヤンマの可能性もありますね。下あごの先までは見ていられないからなぁ…。
赤トンボ系のヤゴは個体数も多かったけれども、これはショウジョウトンボでしょうか。
泳ぐタイプのカゲロウの仲間の幼虫もかなりおりましたが、小さすぎて…。
ユスリカの幼虫やイトミミズと同じく、ヤゴたちのエサにもなっているんでしょうね。
マツモムシは、これが正しい遊泳姿勢です!?
こちらのご家族もいろいろと見つけていましたね。
ひと網で、先のクロスジギンヤンマ・(ギンヤンマ)・ショウジョウトンボ・背棘を確認していないのでシオカラトンボかオオシオカラトンボ・イトトンボの仲間・カゲロウの仲間の5種は入っています。
この子が見つけていたのはミズカマキリでした。
この1個体のみでしたね。
部屋に戻ってからは、江村会長が作っておいてくれた「おしるこ会」!? リンゴやあたたかいお茶も用意されていました。ごちそうさま!
この日のまとめだけでなく、講師の方たちからはいろいろなお話も聞けて、なんだかたか爺が一番勉強になっていたりして…。いつもありがとうございます。今年度は今回で最後になりますが、来年度もお世話になりますのでよろしくお願いいたします!