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人間の部品は重い

2022-01-04 07:08:52 | 日記
日本社会は高齢化がどんどんと進み、要支援・要介護の人々の数はうなぎのぼりだ。
そんな介護現場は重労働だという。
というのは、移動一つとっても不思議なことに、自分の身体は一人で運べるはずなのに、他人の身体は一人では運べないのだ。
4人で呼吸を合わせて作業を行わないと、関節を損傷することもあるそうだ。

◆人間の身体を構成する部品はとても重い
 頭は5kg以上、足は一本10kg以上、腕も一本5kgぐらいある。
 腰掛に座っている場合、そのままの姿勢では立ち上がることは出来ない。
 どれだけ足に力を入れても、それは無理と言うものだ。
 立ち上がるためには、頭を無意識のうちに前方に突きだし、臀部と頭部のバランスをとるしかないのだ。
 もうひとつ、立って足を肩幅に広げ、そのままの姿勢で右足を上げてみると、とても地面から浮かせられない。
 これも、頭を無意識のうちに左側に移動し、バランスをとるということなのだ。

 我々の身体を構成する部品はそれぞれかなりの重量を持っていることがわかる。
 日頃からこのように重い物を運んでいるにもかかわらず、意外に気づいていないだけなのだ。
 たしかにそう言えば、子供はだっこするよりも肩車の方が楽に感ずるし、
 重い鞄を持つよりもリュックサックタイプの方が明らかに楽だ。
 物理的な重心の位置が・・・等々解説する御仁もいるが、部品が重いことに変わりはないのだ。

 ふうん なるほど人間の部品はそんなに重く、でも無意識にバランスをとっているなんてすごいものだす。