次はうまくやる

最初はうまくいかないことであっても、次はうまくいくことがある。
慣れないことよりも慣れたことのほうがうまくいくのは当然だ。
だから、もし人生が２回あれば、２回目は飛び切りうまくやる自信がある。
そんなばかな妄想をしていたら、同じような考えの言葉に出会った。
フランスの作家ミラン・クンデラだ。

◆次にうまくやるではいけないようだ
　「私たちは一度しか生まれない。
　　前の生活から得た経験をたずさえてもうひとつの生活をはじめることは決してできない。
　　私たちは、若さのなんたるかを知ることなく少年時代を去り、結婚の意味を知らずに結婚し、
　　老境に入るときですら、自分が何に向かって歩んでいるかを知らない。」

　その通り、どの年代も１回ずつしか経験できないのだ、残念だが。
　だから、我々がいつも人生に戸惑って、うまく生きられないのは当然ということだな。
　古くは紀元前のメソポタミア文明の洞窟に書かれていたそうだ。
　「まったく、近頃の若い連中ときたらなってないな。」
　ことほど左様に、若者は人生を無為に過ごし、年寄りは説教と昔話と自慢話をするものだろう。
　それでも次はないのだから、「今」を一生懸命生きるしかないのだろうな。