今回は、ヨーロッパ:チェックメイト、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 (この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。)
・今年は、1945年5月のナチスドイツに対するヨーロッパの勝利、すなわちVEデーの80周年を迎える。
・これは、地政学的権力の中心として、そしてEEC/EUの形で世界情勢におけるある程度重要な集団的アクターとして、ヨーロッパが何世紀にもわたって果たしてきた役割の終わりを示す、きちんとした目印だ。
・衰退は長年明らかでしたが、最近加速している。
・現在、ウクライナの終局により勢力バランスが急速にリセットされ、惑わされたヨーロッパのグローバリストエリートの大切にしてきた幻想はすべて消え去りつつある。
・ヨーロッパの完全な戦略的破産、無力、無関係さは、快適な正義の政治が強硬な現実主義に道を譲るにつれて、屈辱的ではあるが避けられない形で、歴史的な規模で明らかになりつつある。
・そのような結論を出すのは時期尚早だという反論もあるかもしれない。
・結局のところ、和平協定はまだ遠い。交渉はまだ始まったばかりで、・・・、ロシアを封じ込めてヨーロッパで強力な防衛態勢を維持することがアメリカの利益になるということをトランプ大統領がまだ理解していない可能性はない。
・これとは別に、米ロ交渉に関しては新たな要因が作用するかもしれない。
・トルコはすでに発言権を持ちたい意向を示しており、エルドアン大統領は影響力を行使するさまざまな選択肢を持っている。
・中国もまた、最終的な和平協定がどのようなものになるかに大きな関心を持っており、直接的または間接的にその結果に影響を与えようとすることは間違いない。
・しかし、これらすべての潜在的な展開は推測に過ぎず、たとえ実現したとしても手遅れだろう。
・新たな地政学的現実、新たな世界がすでに生まれている。
・その始まりは、ウクライナやヨーロッパの代表者不在の中、第二次世界大戦以来ヨーロッパ最大の国家間戦争に関する和平交渉を開始するために、火曜日にアメリカとロシアの代表団がリヤドに集結したことだった。・・・
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。 https://youtu.be/xK13XJ9KfBo