話題のダイハツ「コルテオ」東京追加公演行ってきました。
行ったのは先週土曜日。
天気にも恵まれ、原宿新ビッグトップの会場テントはとっても賑わってました。
会場に入ると、まずは広いロビーのようなスペースがあり、スポンサーでもあるダイハツの車:コペンが、コルテオデザインにカラーリングされ、スペース中央にディスプレイされてました。
ここは記念撮影ポイントにもなっていて、たくさんの人がこのコルテオ仕様コペンをバックに写真を撮ってました。
このスペースには、ソフトドリンク・スナック類の売り場、グッズ売り場などもありました。
そこを通り抜けると、一旦屋外にでて、それぞれ席の近くの入口までテント外周を歩いて移動し、中に入るような構造になっています。
私が座ったのは、S席2列目。
ステージをほぼ360度取り囲むように配置された座席の中で、袖から中央ステージにでてくる道のすぐ脇あたりでした。
「コルテオ」とは、イタリア語で「行列」を意味するそうで、ひとりのクラウン(ドリーマー・クラウン)が臨終の間際に見る、夢とも現実ともつかない世界を描いたもの。
それは楽しく陽気でありながらも、どこか儚く哀愁漂う世界。
激しく情熱的な空気に包まれたかと思うと、次の瞬間静寂が訪れる。
不思議なコルテオ・ワールドが展開されます。
ショーは、途中休憩を挟んだ2部構成になっています。
ほぼ時間通りに開演し、まずはロイヤル・ウィスラーとよばれる恰幅のいいサーカスのリングマスターが登場。
大きな掛け声で「コルテオ」開演を宣言し、ショーが始まりました。
オープニング。
臨終の間際にベッドに横たわるドリーマー・クラウンのもとに、悲しみにくれた仲間たちが次々と訪れます。
そして天界から現れた天使が、その魂を導いていこうとすると。。。
ドラマチックな舞台演出から始まったショーは、アクロバティックなパフォーマンスに移行します。
まずはシャンデリア。
高いところに吊られた3つの大きなシャンデリアにぶら下がりながら、若い女性たちが華やかに、そして魅惑的に踊ります。
多分に官能的な表現も含まれたこの表現は、主人公の生への執着を描いたもののように感じました。
「コルテオ」全体として、主人公の人生を振り返るというテーマだったんじゃないかと思います。(解説があるわけではないので、あくまで個人的な感想です。)
第一部で他に強く印象に残っているのが、バウンシング・ベッド。
(トランポリンが内蔵された)並んだ2つのベッドを行き来するアクロバット。
とっても見ごたえありました。
ベッド間を、天板や足元の柵を飛び越えて往復したり、やんちゃな子供が遊んでいるイメージなのでしょうが、柵に頭をぶつけそうで、見ているこちらがおっかなびっくり。
これは素直にすごい!と思ったパフォーマンスでした。
あとはヘリウムダンスと呼ばれる6個のバルーンを使った楽しいパフォーマンス。
小柄というよりも小さい女性パフォーマーが6個のバルーンでフワフワしている。
最初ステージ上で大人の男性役のパフォーマーと戯れているが、途中からポーンと客席に送り出され、観客に後押しされ、フワフワ跳ねるように客席を飛びまわっていく。
その様子がとても愛らしく、客席のあちこちから「かわいい!」の声が。
とっても和める演目でした。
第一部の最後は、ティーターボードという、シーソー上の板を使ったアクションパフォーマンス。
男たちの決闘をイメージしたこの演目は、緊迫感もあって、なかなか迫力がありました。
ここで約1時間に及んだ第一部が終了。
その後30分の休憩。
30分の休憩と聞くと結構長いように聞こえますが、トイレに行ったり、ちょっとした軽食を買ったり、グッズをみたりしていて、ちょうどいい長さでした。
演者の体力的な回復や、舞台準備も含めて必要な30分だと思います。
そして第二部。
第一部以上に迫力のある演目が続き、見ごたえあります。
第二部のスタートは、パラダイスと呼ばれる高所の吊り足場からの人間空中ブランコ。
空中ブランコといいつつ、ブランコは使わず、3箇所に離れたところにいる男性パフォーマーが、ブランコのように女性パフォーマーを振り子のように振った勢いで、投げ渡していくというかなりの荒技。
迫力ありました。
吊り足場を固定するために、上下8方向から吊られた足場での演技のため、投げる方向や振り子にする方向がちょっと傾くと、勢いをつけてワイヤーに激突しかねない危険な大技です。
ダイナミックさと緻密さを兼ね備えたパフォーマンスは見事のひとことでした。
強烈な印象を残したのが、アクロバット・ラダー。
梯子を使ったバランスアクトなんですが、これぞまさしく職人芸!というような超絶バランスを見せつけてくれます。
最後はひときわ高い長梯子に何の支えもなしに昇り、倒立までして盛り上げてくれました。
まさに息を呑む、これぞサーカスという演目でした。
そして、ドリーマー・クラウンが天に召される。マジックフライト。
色鮮やかな衣装を身にまとった天使たちが空を飛び、最後にはクラウンが天に召されていく。
このショーのストーリーを完結させる重要な演目。
華やかな衣装の天使とクラウンが宙を舞うシーンは、なかなかに幻想的でした。
オオトリとなるのが、ツアーニク。
4角形に組まれた鉄棒が3箇所に設置され、そこを縦横無尽に行き来するのですが、
よくお互いぶつからないものだと不思議に思うくらい、あちこちでぐるぐる回っていました。
旅立つ友を送り出す祝宴という意味合いが込められているそうで、トリに相応しい、非常に迫力のあるパフォーマンスでした。
最後には出演者がみんな舞台上に出てきて、観客に挨拶をして幕を閉じました。
チケットは安くはないけれど、それに見合う価値のあるショーだったと思います。
幻想的で美しく、サーカスらしいワクワク感もある。
ただ、度肝を抜かれるような驚きがあったかというと、その点についてはあまりなかったと言っていいと思います。
美しさと舞台性を強調したがゆえに、サーカス本来の驚きと、その驚きに付随する感動が弱まってしまった感は否めません。
いろいろな演目をやっていくというのは難しいんですね。
機会があれば、また別のテーマの時に、シルクのショーを観に行ってみたいと思いました。
新ビックトップを出たときには、午後3時過ぎ。
せっかくのいい時期なので、暗くならない内に神宮外苑まで移動し、外苑の銀杏並木を見てきました。
もっと落ち着いて見れるかと思っていたのですが、あたりはすっかりお祭り騒ぎ。
車道にまで人があふれて、ちょっと収拾つかなくなってました。
銀杏並木を堪能した後、散策しながらおしゃれなカフェでお茶したりしなら、渋谷まで歩き、帰路につきました。
秋の終わりを満喫した、いい週末でした。
行ったのは先週土曜日。
天気にも恵まれ、原宿新ビッグトップの会場テントはとっても賑わってました。
会場に入ると、まずは広いロビーのようなスペースがあり、スポンサーでもあるダイハツの車:コペンが、コルテオデザインにカラーリングされ、スペース中央にディスプレイされてました。
ここは記念撮影ポイントにもなっていて、たくさんの人がこのコルテオ仕様コペンをバックに写真を撮ってました。
このスペースには、ソフトドリンク・スナック類の売り場、グッズ売り場などもありました。
そこを通り抜けると、一旦屋外にでて、それぞれ席の近くの入口までテント外周を歩いて移動し、中に入るような構造になっています。
私が座ったのは、S席2列目。
ステージをほぼ360度取り囲むように配置された座席の中で、袖から中央ステージにでてくる道のすぐ脇あたりでした。
「コルテオ」とは、イタリア語で「行列」を意味するそうで、ひとりのクラウン(ドリーマー・クラウン)が臨終の間際に見る、夢とも現実ともつかない世界を描いたもの。
それは楽しく陽気でありながらも、どこか儚く哀愁漂う世界。
激しく情熱的な空気に包まれたかと思うと、次の瞬間静寂が訪れる。
不思議なコルテオ・ワールドが展開されます。
ショーは、途中休憩を挟んだ2部構成になっています。
ほぼ時間通りに開演し、まずはロイヤル・ウィスラーとよばれる恰幅のいいサーカスのリングマスターが登場。
大きな掛け声で「コルテオ」開演を宣言し、ショーが始まりました。
オープニング。
臨終の間際にベッドに横たわるドリーマー・クラウンのもとに、悲しみにくれた仲間たちが次々と訪れます。
そして天界から現れた天使が、その魂を導いていこうとすると。。。
ドラマチックな舞台演出から始まったショーは、アクロバティックなパフォーマンスに移行します。
まずはシャンデリア。
高いところに吊られた3つの大きなシャンデリアにぶら下がりながら、若い女性たちが華やかに、そして魅惑的に踊ります。
多分に官能的な表現も含まれたこの表現は、主人公の生への執着を描いたもののように感じました。
「コルテオ」全体として、主人公の人生を振り返るというテーマだったんじゃないかと思います。(解説があるわけではないので、あくまで個人的な感想です。)
第一部で他に強く印象に残っているのが、バウンシング・ベッド。
(トランポリンが内蔵された)並んだ2つのベッドを行き来するアクロバット。
とっても見ごたえありました。
ベッド間を、天板や足元の柵を飛び越えて往復したり、やんちゃな子供が遊んでいるイメージなのでしょうが、柵に頭をぶつけそうで、見ているこちらがおっかなびっくり。
これは素直にすごい!と思ったパフォーマンスでした。
あとはヘリウムダンスと呼ばれる6個のバルーンを使った楽しいパフォーマンス。
小柄というよりも小さい女性パフォーマーが6個のバルーンでフワフワしている。
最初ステージ上で大人の男性役のパフォーマーと戯れているが、途中からポーンと客席に送り出され、観客に後押しされ、フワフワ跳ねるように客席を飛びまわっていく。
その様子がとても愛らしく、客席のあちこちから「かわいい!」の声が。
とっても和める演目でした。
第一部の最後は、ティーターボードという、シーソー上の板を使ったアクションパフォーマンス。
男たちの決闘をイメージしたこの演目は、緊迫感もあって、なかなか迫力がありました。
ここで約1時間に及んだ第一部が終了。
その後30分の休憩。
30分の休憩と聞くと結構長いように聞こえますが、トイレに行ったり、ちょっとした軽食を買ったり、グッズをみたりしていて、ちょうどいい長さでした。
演者の体力的な回復や、舞台準備も含めて必要な30分だと思います。
そして第二部。
第一部以上に迫力のある演目が続き、見ごたえあります。
第二部のスタートは、パラダイスと呼ばれる高所の吊り足場からの人間空中ブランコ。
空中ブランコといいつつ、ブランコは使わず、3箇所に離れたところにいる男性パフォーマーが、ブランコのように女性パフォーマーを振り子のように振った勢いで、投げ渡していくというかなりの荒技。
迫力ありました。
吊り足場を固定するために、上下8方向から吊られた足場での演技のため、投げる方向や振り子にする方向がちょっと傾くと、勢いをつけてワイヤーに激突しかねない危険な大技です。
ダイナミックさと緻密さを兼ね備えたパフォーマンスは見事のひとことでした。
強烈な印象を残したのが、アクロバット・ラダー。
梯子を使ったバランスアクトなんですが、これぞまさしく職人芸!というような超絶バランスを見せつけてくれます。
最後はひときわ高い長梯子に何の支えもなしに昇り、倒立までして盛り上げてくれました。
まさに息を呑む、これぞサーカスという演目でした。
そして、ドリーマー・クラウンが天に召される。マジックフライト。
色鮮やかな衣装を身にまとった天使たちが空を飛び、最後にはクラウンが天に召されていく。
このショーのストーリーを完結させる重要な演目。
華やかな衣装の天使とクラウンが宙を舞うシーンは、なかなかに幻想的でした。
オオトリとなるのが、ツアーニク。
4角形に組まれた鉄棒が3箇所に設置され、そこを縦横無尽に行き来するのですが、
よくお互いぶつからないものだと不思議に思うくらい、あちこちでぐるぐる回っていました。
旅立つ友を送り出す祝宴という意味合いが込められているそうで、トリに相応しい、非常に迫力のあるパフォーマンスでした。
最後には出演者がみんな舞台上に出てきて、観客に挨拶をして幕を閉じました。
チケットは安くはないけれど、それに見合う価値のあるショーだったと思います。
幻想的で美しく、サーカスらしいワクワク感もある。
ただ、度肝を抜かれるような驚きがあったかというと、その点についてはあまりなかったと言っていいと思います。
美しさと舞台性を強調したがゆえに、サーカス本来の驚きと、その驚きに付随する感動が弱まってしまった感は否めません。
いろいろな演目をやっていくというのは難しいんですね。
機会があれば、また別のテーマの時に、シルクのショーを観に行ってみたいと思いました。
新ビックトップを出たときには、午後3時過ぎ。
せっかくのいい時期なので、暗くならない内に神宮外苑まで移動し、外苑の銀杏並木を見てきました。
もっと落ち着いて見れるかと思っていたのですが、あたりはすっかりお祭り騒ぎ。
車道にまで人があふれて、ちょっと収拾つかなくなってました。
銀杏並木を堪能した後、散策しながらおしゃれなカフェでお茶したりしなら、渋谷まで歩き、帰路につきました。
秋の終わりを満喫した、いい週末でした。
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