おはようございますx3です
以前から自宅でチューブレスタイヤの立ち上げができないものかと考えておりました
ここで言う立ち上げとはホイールにタイヤを取り付けて空気を張って走れるようにすることです
コンプレッサーを使わない大前提は言うまでもありません
チューブレスタイヤ立ち上げにおいて最大の壁は何といっても空気を張るという事でしょう
リムに入れたタイヤの隙間から空気が出るより速く空気を入れタイヤを膨らませるのです
それは正に水の上を走るが如く空気入れをポンピングするのです!
または瞬間的に多くの空気を入れることで同様の効果が得られます
ではどうやってそれを成しえるかという事を考えました
手っ取り早く事を成すには『ブースター』の導入です
ただ私はひねくれているので 素直にそれを導入することを躊躇いました
単純にお金を使いたくない なんてことはここでは伏せておきます(笑)
同様の効果を得る方法を考えた結果・・・
立ち上げ済みのタイヤをブースターにすればいいんじゃない
つまり立ち上げ済のタイヤに規定より多めに空気を入れて一気に開放し空気を入れるという事です
暇つぶしで作った解説動画でどうぞ
てな感じです
すでに完成しているものを使ったのでそれの解説をしていきたいと思います
まずは空気を入れるためのバルブです
要らなくなったチューブから切り取りました
次にチューブ・切り替えバルブ・継ぎ手です
チューブは耐圧エアーチューブ外径8mm 内径5mmです
これにバルブを入れます(後述)
継ぎ手はチューブ外形8mmが入るT型(チーズ)です
切り替えバルブは方向に注意が必要です
青いところを回すと空気の流れが変わります
チューブ挿入方向に対して水平方向にすると矢印の方向に空気が流れます(開放)
では組み立てます
バルブはネジを締める要領で回しながら入れていきます
バルブコア回しがあれば作業しやすいと思います
私はバルブ固定用のナットをダブルナットにして それを持って回しました
出来ました!
チューブの長さはインスピレーション(適当)です
この作業と並行してタイヤの下ごしらえをしています
チューブレスタイヤ(レディー含む)はビードの密着度が立ち上げの肝です
折りたたんであるタイヤは折り目の形状が付いておりビードが凹んでいます
このままでも いけるかもですが ちょっと手を加えておきます
ボンドで肉盛りをしておきます
さらにビードがリムに接しやすくタイヤを広げるためタイヤを裏返しておきます
私はこのまま1日放置しました
ホイールにタイヤを組み付けてチューブを取り付けます
切り替えバルブを開放した時に空気が勢いよく通るようにバルブコアを外してからチューブを差し込みます
準備ができました
たぶんボイルの法則だったと思うんですが温度が一定なら体積と圧力の関係は反比例である
タイヤA・Bの容積が同じとしてAだけに空気を4bar入れて切り替えバルブを開放し両方をつなげると圧力はそれぞれ2barになる
つなげているチューブもあるので厳密には違うとは思うのですが・・・
自転車に乗るときは2barですができるだけ空気を一気に送りたいので6barまで空気を入れます
そして切り替えバルブを開放!
パンパン音を立ててビードが上がっていきます!
所々上がってない場所があるものの空気はすぐに抜けていきません
切り替えバルブを切り替えると立ち上げ側の空気が抜けます(そういう仕様です)
上がったビードが落ちないようにそーっとチューブを抜きバルブコアを入れて更に空気を入れます
数回パンパンいいながら完全にビードが上がりました
思いのほかうまくいきました
しかしブースター側のタイヤの方が立ち上げ側のタイヤより細い(容積が少ない)場合は空気圧をさらに上げる必要がありそうです
でもそんなことをしたらタイヤの規定空気圧を超えてしまうので下手したらタイヤが破裂なんてことがありそうです
だったらブースター容積を増やせばイイじゃない!
ってことで進化版作製
ブースター側に分岐を付けてタイヤ2本つなげられるようにしました
ツインブースターです(笑)
それでも上がらなけりゃ立ち上げ側の容積を小さくすればイイじゃない!
ってことでトレッド面を押さえるバンド導入
2本で0.1k(税抜き)です
複数のホイールを持ってる方ならコンプレッサー無しで立ち上げできそうです
・・・ですが
致命的な弱点が後に露見します
それはまた別の機会に
コメントありがとうございます
ここでは濁した致命的な欠点が無ければツインブースターはほぼ完璧なシステムです。
ただMTBのタイヤ2本を同時に4barまで上げる必要があり、これが結構しんどい!
冬でも汗かきます。
まあチューブド派の私には関係ありませんが…