ちょっと懐かしい写真が出てきたので公開します。2年前の秋、NPO議連で訪米し、米国のNPOや国務省、USAID、大学、研究機関など20ヶ所を訪問。中谷元現防衛大臣も、天敵(?)の辻元清美衆議院議員も一緒に日本の市民社会をどのようにエンパワーメントするのか、連日熱く議論しました。中谷大臣はとても考えが柔軟で、素晴らしい人間性を持った方。社会を強くするのは政府や軍の力だけではなく、自立した市民ひとりひとりが自己実現を行える社会を作ることが何より重要であるとの考えに立っての議論だったと思います。ところが安保法制の議論においては、『憲法解釈の変更による集団的自衛権行使は認めない』と答弁を続けた本来の考え方を封印し、どう考えても本来の価値観とは異なる苦しい答弁を続けているのが残念でなりません。
昨日の憲法調査会では自民党が推薦した学者まで「集団的自衛権の行使が許されることは、従来の政府見解の基本的論理の枠内では説明がつかず、法的安定性を大きく揺るがすもので憲法違反だ。自衛隊の海外での活動は、外国軍隊の武力行使と一体化するおそれも極めて強い」と答弁。勢いづく辻元議員との対決は、苦しさが際立って見えました。
政権の考えを無理やり押し付けるのではなく、市民社会と政府、そして与党と野党の考えをバランス良く受け入れる中であるべき方向性を見出していく。そんな議論を強く望みます。
議論の後、グレン・フクシマ氏を囲んで
社会起業家を育てる財団を訪問し、日本に取り入れるべき税制について議論を行う
こういう時も、もちろんバランス感覚は必要です!
同上