「犬神家の一族」'76版 DVDにて 石坂金田一の原点

もうすぐリメイク版『犬神家の一族』が公開されるので、リメイク元である１９７２年市川崑監督の『犬神家の一族』ＤＶＤを見ました。 それにしても何故、今、『犬神家の一族』なんでしょう？金田一耕介シリーズで劇場映画化されていない作品は多々あるというのに… 「石坂浩二」の金田一に文句をつけるつもりはありません。原作に一番近い雰囲気をかもし出しているは間違いなく「石坂」氏でしょう。納得のできないのは自分の作品のリメイクであるということなんですよね。 自分の作品に否定して新たに作り直すという「市川」御大のすばらしいところかもしれませんが、正直あまり期待はしておりません。 石坂版『犬神家の一族』はこれまで何度もテレビやビデオで観てきました。DVDは結構前に手に入れていたんですが、見ていなかったことに気づいていませんでした。今日DVDで観て初めて見るシーンが何箇所かありそれでDVD初鑑賞だったことに気づきました。 角川映画第一作ということで今出演陣を見直してみて改めてオールスターキャストだな、と思いました。そのなかで今日目を引かれたのは『小夜子』役の「川口晶」でした。特に死体発見時のリアルな表現はすごいですね。（ちょっと検索してみたらもう女優は廃業して陶芸家になられているようです。）ホラー女優とも云うべき「奥奈恵」は対抗できるのでしょうか？ ヒロインである『珠世』を演じたのは「島田陽子（楊子）」。儚げな存在感は四十を超えたおじさんに響くものがあります。 旧作とはいえリメイクを控えているのでネタバレはしませんが、唯一気がかりなのは回想シーンでの松竹梅・子を大物女優ご本人にさせるのだけはやめてほしい、と思っています。（今の時代お約束が通じないので失笑を買う恐れがあります。） こんなサイトを見つけました。配役比較など興味深いものがあります。 このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonで買う Amazonインスタント・ストア　xina-shinのぷちシネマストア 犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産) 犬神家の一族 犬神家の一族 (出演 石坂浩二、松嶋菜々子) 犬神家の一族 上巻 金田一耕助―犬神家の一族・八つ墓村

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