
DVDで『Interview -インタビュー』を観ました。 「シム・ウナ(沈銀河)」の事実上の引退作品ということでずっと見たかった作品です。近所のレンタル屋さんになかなか置いていなくて、DISCASでようやく借りることが出来ました。 映画監督の『チョ・ウンソク(イ・ジョンジェ)』は愛に関してのインタビューで綴るドキュメンタリー映画を撮ろうとしていた。ある日アシスタントの『ミンス(キム・ジョンヒョン)』は喫茶店で女優の『クォン・ミンジュン(クォン・ミンジュン)』にインタビューを依頼、その場に一緒にいた『イ・ヨンヒ(シム・ウナ)』もカメラに収める。 『イ・ヨンヒ』は美容師見習いだった。恋人は兵役中で除隊したら結婚の約束をしているとインタビューに答えていた。映像を見た『チョ・ウンソク』は、憂いを含んだその表情に惹かれるものを感じ、あらためてインタビューすることを決めた。 何度かのインタビューを終え、『イ・ヨンヒ』が受けるという美容師試験の会場に赴くスタッフたち。しかし試験会場に彼女の名前は無かった。勤めているはずの美容院にいたのは同姓同名の別人だった・・・ フィクションとノンフィクションの境目のない作品でした。 一般受けしないミニシアター系の作りになっています。監督の「ビョン・ヒョク」はドキュメント作品をずっと取り続けた方らしいですね。この1年だけでも2百本以上の映画を観てきたのでこういった作品にも耐性が出来ていますが、そうでない方はちょっと辛いかもしれません。 街頭で、愛に関してインタビューを実際に取りながら、その中に物語(フィクション)がちりばめられています。時系列順にはなっていないので頭の中で整理が必要です。 圧巻なのは「シム・ウナ」の舞踊シーン。吹き替えなしの本人が踊っているらしいのですが、とても美しいシーンに仕上がっています。そして憂いを含んだ表情と、何かを吹っ切れたようなコンビニでのあの笑顔・・・やはり「シム・ウナ」は綺麗です。 映画監督を演じたのは「イ・ジョンジェ」。ビデオカメラを通して『イ・ヨンヒ』に惹かれていく役を演じています。途中裸体のシーンがありますが相変わらず見事な身体です。男の眼から見ても美しいといえます。(ちなみに私にそんな気はありません。) インタビューシーンが多いのでそうは感じないかもしれませんが、主演二人の台詞は極力控えられています。画の力で説明していくスタイルです。真実とは、そして愛とは何か私たちに投げかけてくるだけです。 評価 さんてん ご ・インタビュー@映画生活 P.S. 韓国公開版と日本VTR版では若干内容が異なるようです。DVDはどちらのバージョンなんでしょう。 このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク ![]() Amazonで買う Amazonインスタント・ストア xina-shinのぷちシネマストア
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この映画は映画の中にも出てきますが、ロシアのアンドレイ・タルコフスキーを意識した作品なので詩的な映像が美しいですが、まさに精神性不在からの魂の救済が描かれていると思います。
フィクションとノンフィクションの境目というのはそういう意味があります。
シム・ウナさんはさすがに美しいですが、確かに根気がいる映画です(笑)
シム・ウナこの作品がラストなんですか、残念です。なんか、もったいないような・・・。