「春の日は過ぎゆく」DVDにて

韓国映画　ホ・ジノ監督、ユ・ジテ、イ・ヨンエ主演「春の日は過ぎゆく ONE FINE SPRING DAY 原題:봄날은 간다 」を観ました。

「八月のクリスマス」もそうでしたが、ホ・ジノ監督は日常を切り取って映像化するのがうまいですね。恋にしろ、肉親の死にしろ、それもよくよく考えてみれば日常なんですよね。
「春の日は過ぎゆく」では音響も素晴らしかったですね。あいにくＵターンする前は5.1chにしてたんですが、実家にはそんなスペースもなくＰＣ14インチモニターでかつヘッドホンでＤＶＤを見てるんですが、それでも十分画の美しさ、音の素晴らしさが伝わってきます。でも、あの竹林の笹の葉の音、せせらぎの音などは劇場でこそもっと映えるのでしょうね。
主演のユ・ジテ、なんとなくハン・ソッキュに似てる気がしました。特に笑い声なんかが。
それからイ・ヨンエ、「JSA」「ラスト・プレゼント」と違い、彼女の魅力が画面一杯に溢れてました。美しくて可愛い女優さんです。

この作品は一つの恋の始まりから終わりまでを描いています。
男性ですのでサンウ（ユ・ジテ）の視点で見てましたが、ウンス（イ・ヨンエ）って小悪魔的存在ですよね。
ＤＪのときのイ・ヨンエのラジオから聞こえるあのトーク、切なくていいです。
一途な愛を信じ、真っ直ぐウンスを愛するサンウ。バツ一で恋の移ろ(虚ろ)いやすさを知るウンス。そんな二人が恋に落ちたときもしかしたら最初から結果は見えているのかもしれませんね。

一つの失恋から立ち直るのに3年から5年、それ以上？かかった私には女性の立ち直りの早さにはついていけません。

ラストシーンにはもう一つ準備されていたみたいですが（ＤＶＤ特典映像収録、でも全篇再生です）基本的にサンウの視点で物語が進められていますが、もう一つのエンディングだとそこだけウンスの視点になっちゃうんですよね。それがカットの理由ではないでしょうか。あと花を返すときおばあちゃんが亡くなったからと返す台詞。これを入れちゃうと恋の終わりが中途半端になってしまうから入れなかったのではないでしょうか。
これもＤＶＤ特典ですが、本編で泣かなくてユ・ジテのmusic clipで泣いちゃう私って何・・・


男性・女性で見方が違うかもしれませんが、
評価　星よっつ


いくつもの恋に疲れた貴女、貴女にお勧めです。（でもウンスみたいにならないでね、男が可哀想ですから）

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・春の日は過ぎゆく＠映画生活

今検索サイトでホ・ジノ監督のことを知らべていて気づきました。私と同じ八月八日生まれなんですね。ちょっとうれしかったりして。

ヨンエリストクラブ


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