今日は高岡TOHOプレックス、単館扱いのミニ・シネマートで「ローマの休日 デジタル・ニューマスター 原題:Roman Holiday」を観て来ました。
8月下旬の時点で、9月に上映されるのは知っていたんですが、9月11日から24日までの2週間のみだったので「ヤバイ」と思って、本日見てまいりました。
10時40分の回だったのですが、上映時三分の一ぐらいは埋まってました。ご年配の方ばかりかと思ってたんですが、そういうことは無く、母娘とか若い女性の方が多かったですね。男一人は私ぐらいかも。
この作品は1953年製作だそうです。今から50年以上前の作品とは思えなかったですね。
ラブコメはともかくラブストーリー物は比較的最近になってから観始めたので、この作品はテレビですら観たことがありませんでした。知っていたのはべスパの二人乗りのシーンとかぐらいです。
ローマ在住のアメリカ人記者がカード遊びの帰り、清楚な服装の若い女性が道脇で寝ている所に遭遇します。彼は彼女に声を掛けますが、彼女は酒でも飲んでいるのか、要領を得ません。タクシーで送ろうともしましたが、結局は自分のアパートに保護します。翌日彼は寝坊し、大切な記者会見に遅れてしまいます。事務所で上司に新聞を見せてもらった彼は、昨夜の女性が某国の王女である事に気付きました。特ダネをモノにする為に彼は王女の後をつけ始めますが・・・
以上が前半までの大まかなあらすじです。
天真爛漫で無邪気な王女を演じるのはもちろん、「オードリー・ヘップバーン 」です。(見始めて最初に思ったのが、ヘップバーンのウエストの細さにビックリです。冒頭はドレスなのでコルセットで締めてるのかと思いましたが、その後普段着になっても細さは変わりません。凄いです。) 物語前半彼女は可憐で可愛い娘です。いつもの日常とは違う世界に憧れる娘は、憧れゆえにローマの街へと抜け出します。
新聞記者を演じるのは「グレゴリー・ペック 」。特ダネをつかむべく、彼女とデートをする彼ですが、彼女の無垢な心に触れ続けることによって彼女に惹かれていく自分を発見し、苦悩します。
エンディング、恋を知らなかった娘は一日だけの恋で変貌を遂げていました。恋の楽しさ、そして哀しさを知り彼女は少女から麗しく美しい大人の女性へと脱皮していたのです。記者会見の場でたくさんの記者の質問に答えるヘップバーンですが、フロア全員に答えながらも、実はグレゴリーに話しかけているのが分かります。おたがい身分を明かすことの無かった二人に確かな信頼関係が結ばれているのが伝わってきて、目頭が熱くなってしまいました。
この作品はもっと重厚なラブストーリーだと勝手に思い込んでいましたが、とても楽しい映画でした。世間知らずで無邪気な王女を描いているときはとても楽しい雰囲気で描かれていきます。そして恋を知り、悩む二人を優しく描くことでこの作品は名作と呼ばれるようになったのでしょう。
未見の方は古い映画だからといって敬遠することはやめましょう。現在の日本映画・ハリウッド映画がとうに失ってしまったモノ、そして今のアジア映画が持ち続ける、そして根底に流れるモノと共通する何かを感じ取れると思います。
私は大画面で観られてラッキーでした。
評価 星 よんてん ご
コピー 『永遠に続く、たった一日の恋』
公式サイト
・ローマの休日@映画生活
P.S.
ミニ・シネマートの今後の作品は4人の食卓、そして箪笥 と続きます。ウーン高岡通いが続きそう。
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8月下旬の時点で、9月に上映されるのは知っていたんですが、9月11日から24日までの2週間のみだったので「ヤバイ」と思って、本日見てまいりました。
10時40分の回だったのですが、上映時三分の一ぐらいは埋まってました。ご年配の方ばかりかと思ってたんですが、そういうことは無く、母娘とか若い女性の方が多かったですね。男一人は私ぐらいかも。
この作品は1953年製作だそうです。今から50年以上前の作品とは思えなかったですね。
ラブコメはともかくラブストーリー物は比較的最近になってから観始めたので、この作品はテレビですら観たことがありませんでした。知っていたのはべスパの二人乗りのシーンとかぐらいです。
ローマ在住のアメリカ人記者がカード遊びの帰り、清楚な服装の若い女性が道脇で寝ている所に遭遇します。彼は彼女に声を掛けますが、彼女は酒でも飲んでいるのか、要領を得ません。タクシーで送ろうともしましたが、結局は自分のアパートに保護します。翌日彼は寝坊し、大切な記者会見に遅れてしまいます。事務所で上司に新聞を見せてもらった彼は、昨夜の女性が某国の王女である事に気付きました。特ダネをモノにする為に彼は王女の後をつけ始めますが・・・
以上が前半までの大まかなあらすじです。
天真爛漫で無邪気な王女を演じるのはもちろん、「オードリー・ヘップバーン 」です。(見始めて最初に思ったのが、ヘップバーンのウエストの細さにビックリです。冒頭はドレスなのでコルセットで締めてるのかと思いましたが、その後普段着になっても細さは変わりません。凄いです。) 物語前半彼女は可憐で可愛い娘です。いつもの日常とは違う世界に憧れる娘は、憧れゆえにローマの街へと抜け出します。
新聞記者を演じるのは「グレゴリー・ペック 」。特ダネをつかむべく、彼女とデートをする彼ですが、彼女の無垢な心に触れ続けることによって彼女に惹かれていく自分を発見し、苦悩します。
エンディング、恋を知らなかった娘は一日だけの恋で変貌を遂げていました。恋の楽しさ、そして哀しさを知り彼女は少女から麗しく美しい大人の女性へと脱皮していたのです。記者会見の場でたくさんの記者の質問に答えるヘップバーンですが、フロア全員に答えながらも、実はグレゴリーに話しかけているのが分かります。おたがい身分を明かすことの無かった二人に確かな信頼関係が結ばれているのが伝わってきて、目頭が熱くなってしまいました。
この作品はもっと重厚なラブストーリーだと勝手に思い込んでいましたが、とても楽しい映画でした。世間知らずで無邪気な王女を描いているときはとても楽しい雰囲気で描かれていきます。そして恋を知り、悩む二人を優しく描くことでこの作品は名作と呼ばれるようになったのでしょう。
未見の方は古い映画だからといって敬遠することはやめましょう。現在の日本映画・ハリウッド映画がとうに失ってしまったモノ、そして今のアジア映画が持ち続ける、そして根底に流れるモノと共通する何かを感じ取れると思います。
私は大画面で観られてラッキーでした。
評価 星 よんてん ご
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トラックバックありがとうございます。
『ローマの休日』、何よりもオードリーのキュートさが光ってますよね。
無邪気で明るくて楽しくて、そして初恋のほろ苦さを思い出させてくれるような映画…。
やっぱり名作です♪
この映画は小さい頃から何度も観てます。
何度でも観たくさせる魅力が、アン王女にはあるんですよね。
大好きです。
トラックバックありがとうございます。
xina-shinさんのトラックバックで、オードリー談義が始まりそうな勢いですね。
「ローマの休日」は私も大好きで、心が疲れているときにひっぱり出してきたりしています。
また、遊びにこさせて頂きます。
トラックバックありがとうございます。
しかし、なぜかエキサイトブログの方では、
文字のエンコードがおかしくなってて、文字化けしていて、読めない状況になっております(謎)。
「ローマの休日」は何度見ても、いい映画だと思います。卒業旅行でローマに行きましたが、やはり関連の施設や遺跡を見て、またまた感動したことを思い出しました。意外と小さいですよ、どれも(トレビの泉だけは想像より大きかったですが)。
トラックバックを打っていただきありがとうございます。
しかもあのようなアホな記事なのに・・・
かえって申し訳ないですわ・・・
ま、でもローマンホリデイは恋愛映画にありがちな打算的なものがない。
そこが好きですし、そういう意味では恋愛モノ映画で数少ない名作やと思います。
結ばれることこそなかったですが後味が爽やかなんですね。
ローマの休日は私も大好きです!
あれを期待して「ティファニーで朝食を」を見たらいまいちだったんですけどね。
結ばれないけど幸せな気持ちになれる結末、素敵ですよね♪
「ローマの休日 デジタルリマスター版」、僕も新宿高島屋に観に行きましたよ。昔から好きな映画ではあったのですが、劇場で観て在り得ないくらい号泣してしまいました。本当に初登場シーンから、オードリーのオーラがすごくて、やはり銀幕スターというのはこういうものか。と。
また遊びに来ます!
更新を怠っているため、遅くなりました。
ローマの休日は、本当に私も大好きな映画です。また、遊びにこさせてもらいますね
そしてキュートで可憐、しかも気品に満ち溢れたオードリーに魅了されました。
オードリー、ホント可愛かったですよね!思わずポストカードを買おうとしている私。まあこれぞ時代を超えた名作!って感じでした。