「黒い仏」読了

殊能将之　著『黒い仏』を読み終えました。

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九世紀の天台僧・円載（えんさい）にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。
無関係に見える二つの事柄の接点とは？
日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈（ばっこ）する二つの力。複雑怪奇な事件の解を名探偵・石動戯作（いするぎぎさく）は導き出せるのか？
賛否両論。前代未聞、超絶技巧の問題作。

裏表紙あらすじから


裏表紙を読んだ時、『賛否両論。前代未聞、超絶技巧の問題作』の意味が良く分からなかったのですが、読み終えた今、確かに賛否が分かれる作品だと思いました。
ミステリを愛し、ミステリとして読んだ人にはけっして受け入れられることはないでしょう。
SF、推理、時代・歴史モノを濫読する私的には全然問題ありませんでした。クトゥルーも栗本薫を読んでいて免疫ができていたおかげですね。

この作品をよむならばミステリというジャンルを考えずに読んだほうがよいと思います。


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