「テイキング・ライブス」DVDにて

DVDで『テイキング・ライブス』を見ました。

主演は現在公開中の『Mr.&Mrs.スミス』が大ヒット中の「アンジェリーナ・ジョリー」。共演に「イーサン・ホーク」、『24』の『キーファー・サザーランド』など。


カナダ・モントリオールの工事現場で男性の死体が地中から発見された。FBI特別捜査官の『スコット（アンジェリーナ・ジョリー）』が捜査応援の為派遣される。
事件現場をまわりプロファイリングを開始した彼女の前に新たな殺人事件が起きる。目撃者の『コスタ』の協力を得て、真犯人の似顔絵を作成した『スコット』たちは犯人の潜伏先と思われるアパートに赴くが・・・


うがった見方をしてしまう自分が哀しかったです。
真犯人を推理するという側面も持っているので、おおまかな展開を想像してこいつが真犯人だろうと予想し、それが正解してしまいました。存在感のあるキャストでミスリードを演出していますが、それすら想定内でしたね。ただし結末のつけかたは予想外でしたね。

ジャンルとしてはサスペンス・スリラーになると思います。
女性特別捜査官が主人公の作品というと『羊たちの沈黙』を思い出します。主人公がトラウマを持っているなど似ている点もありました。多少の影響は受けていると思われます。

オープニングには驚かされました。思わずDVDのパッケージを確認したくらいです。意外な序盤の展開から犯人の性格が露わになります。一人暮らしの男性を殺害し、その男性の人生を乗っ取ってしまう犯人に『スコット』捜査官も追い詰められてしまう展開は良かったと思います。ただ後半でいきなり真犯人が明かされてしまう展開はもう少し考えて欲しかったですね。クライマックスの驚きをメインディッシュにしたかった監督の思惑が理解できるだけに残念です。
「アンジー」は翳のある女性エージェントを的確に演じていました。生活のすべてを捜査に捧げる捜査官の強さ、目撃者とのラブストーリーによる可憐さと、犯人によってもたらされる闇に翻弄される弱さ、と一人の女性の内面を演じ分けていました。（アンジー体当たりのラブシーンはドキドキしちゃいました。喘ぎ声がとっても可愛かったです。う～ん中年だわ。）


評価　星　みっつ


・テイキング・ライブス＠映画生活



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