
床屋さんに行った後、ファボーレ東宝(シネマ・ミラージュ)で『約三十の嘘』を観てきました。 出演は「椎名桔平」「中谷美紀」「妻夫木聡」「田辺誠一」「八嶋智人」そして「伴杏里」の六人です。 『久津内』(田辺誠一)の呼び掛けにより、ある事件以降バラバラに仕事をしていた元チーフの『志方』(椎名桔平)、元アル中の『佐々木』(妻夫木聡)、志方の訳有りの『宝田』(中谷美紀)と相棒『横山』(八嶋智人)が大阪駅に集まってきた。 札幌に向かう寝台特急「トワイライトエクスプレス」の中で彼らは仕事の打ち合わせを始めた。二束三文の不良布団を高級羽毛布団として五百セットを騙して売ってしまおうという計画であった。 『横山』は以前の事件のことをみんなから聞きだした。騙し取った金を須藤という男と今井という女に奪い取られたのだという。 列車は京都に停車したが、そこから一人の女が乗り込んできた・・・ この作品はサスペンスやミステリーではありません。犯人探しをしても無意味です。 なんと云えばいいんでしょう?スタイリッシュでライトなヒューマンファンタジードラマとでも表現すればいいんでしょうか。 私の目的は「中谷美紀」でしたが、大満足です。彼女無しではこの作品は成り立っていなかったでしょう。彼女の囁くような台詞には世の男性はきっとメロメロでしょう。そして彼女の演技を受け止める「椎名桔平」の演技も見事です。(ネタバレになるので詳しく書けませんが) 脇を支える男性俳優陣三人もキャラに合っていたと思います。「田辺誠一」の気弱なチームのチーフ役を、「八嶋智人」のお調子者ながらでも実力はあるチームの新入りを、そして「中谷美紀」に思いを寄せながら「椎名桔平」との三角関係の微妙なバランスをそれぞれ見事に演じていたと思います。 「伴杏里」に関しては色々と言われているようですが、私としては微妙、というのが正直なところです。詐欺師に見えないのが一流の詐欺師です。演技が上手いとは見えないところも実は監督・プロデューサーの狙いなのではないでしょうか。 この作品のもう一つの魅力はなんといっても音楽です。何度かテレビで聞いたことはあるんですが、「クレイジーケンバンド」のBGMがなんとも云えないスタイリッシュな雰囲気を醸し出してくれています。 肩の力を抜いて気軽に楽しんでいただける作品だと思います。 評価 星 よっつ 公式サイトはコチラ ・約三十の嘘@映画生活 クレイジーケンバンドの動画はコチラ P.S.1 ゴンゾウがあまり活躍しなかったのが残念です。 P.S.2 物語のキーは富山でした。富山駅のホームを見て改めて田舎だな、と感じてしまいました。 このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク ![]() Amazonで買う Amazonインスタント・ストア xina-shinのぷちシネマストア
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中谷美紀さんのクライマックスの演技には、女のわたしでもメロメロです(笑)
こちらからも、TBさせていただきますね
出演者の6人がそれぞれいい感じでしたね。
特に中谷美紀さん、よかったです。
声と表情に私もメロメロになりました
中谷美紀さんが狙いだったんですね。
私は椎名さん&妻夫木くん狙いで見に行ってきました。
笑いありでおもいしろい映画でしたね。
こちらからもTBさせていただきました。
やっぱりゴンゾウはもっと見たかったですね。
パンフによると、踊るゴンゾウを出すアイデアもあったそうですが..
もう少し何かで絡んでほしかったです。
でも十分面白かったです
TBありがとうございます。
俳優たちはみなさん役に合っていてよかったですね。
みなさんにメロメロです。
ゴンゾウは全然出てこなかったけど、おもしい映画でした。
こちらからもTBさせていただきますね。
>スタイリッシュでライトなヒューマンファンタジードラマ
この映画を現すのに最適な言葉ですね。
僕は、ここに気づかず最後まで犯人探しをやらかしてしまった、惨敗者です(涙
また、ヒューマンドラマの視点で見直せたらいいなぁって思います。
わたしは原作が舞台作品だったので見に行きました。
舞台、好きなので。
今日は渋谷で『走れメルス』を見ました。
深津絵里さん、小西真奈美さん、とてもいい声でてました。映像とは違った演技が見れるので、チケットが少々高くても見に行ってしまいます。
ゴンゾウグッズが少なかったのが残念です。
あとあのマグが欲しい!
私にとってこの映画の印象は「詐欺師の話」ながら
淡々としていて、そしてみずみずしいものでありま
した。つい誰かに勧めたくなる作品でもあります。
最近、映画を劇場で見ることがめっきり少なくなっ
てしまいましたが、新しい年の初めにこのような作
品(小品、でも佳品)に出会えてうれしく思って
ます。ではまた。