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「丹下左膳 乾雲坤竜の巻」読了

2006年03月05日 | books
林不忘 著『丹下左膳 乾雲坤竜(けんうんこんりゅう)の巻』を読み終えました。

書店で何気なく棚を見ていて、ちょっと厚めのこの本に目が留まりました。『丹下左膳』というキャラクターはもちろん知っていましたが、これまで映画も小説も読んだことがありませんでした。去年映画化されたことで頭の片隅に残っていたらしく、読んでみるかと軽い気持ちで購入してきました。


丹下左膳(一) 乾雲坤竜の巻

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神変夢想流の町道場主・小野寺鉄斎が所持する乾雲丸と坤竜丸。その二刀を賭けた試合の日、主命を受けて名刀を奪取せんと男が乱入。独眼隻腕の怪剣士、その名は丹下左膳。乱闘の末、乾雲丸は左膳、坤竜丸は道場の俊才・諏訪栄三郎の手に・・・・・・二刀獲得に左膳の剣が血の雨を呼ぶ。
裏表紙 あらすじから


講談調とでも云うのでしょうか、初めて体験する文体と、矢継ぎ早に展開する内容に700ページ強を一気に読み終えてしまいました。
『丹下左膳』というとニヒルな庶民の味方みたいなイメージを勝手に抱いていたのですが、原作では敵役として登場したのがきっかけだったんですね。
さまざまなキャラが登場し、全員が生き生きと活字の上で動き回っているのが見えるようでした。
二作目それから映画にも興味が出てきました。



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