xina-shinのぷちレビュー?

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「火車 -かしゃ-」読了

2005年06月06日 | books
宮部みゆき 著:『火車 -かしゃ-』を読み終えました。



休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して・・・・・・なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。
裏表紙 あらすじから


この作品では多重債務が大きなキーワードになっています。他人事ではありません。現代社会においてクレジット等はいまや無くてはならないものに成長してしまっていますが、これほど『諸刃の剣』という言葉が似合うモノはないでしょう。
この物語の主人公はラストまで姿を現すことの無い『彼女』です。多重債務という怪物が『彼女』をそうしてしまったのでしょう。現代社会のゆがみとストーリーテラーの融合がこのミステリーを生んだのでしょう。オススメです。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆきち)
2005-06-25 15:15:04
こんにちは、お久しぶりです雑板屋のゆきちです!

宮部みゆきの「火車」は、ゆきちの初宮部作品なので思い入れがあります。

‘コレは、他人事じゃないよ!’ってな話ですが、

分厚い文庫本を片手に食事しながらでも読みふけっていたのを思い出します。。。

xina-shinさんは本も読まれる方なので、映画以外でもトラバやコメントできることがあれば、見逃さないように、またお邪魔させていただきますね☆
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