
ファボーレ東宝で『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました。
云わずと知れた本年度アカデミー賞主要4部門受賞作です。出演は「クリント・イーストウッド」「ヒラリー・スワンク」そして「モーガン・フリーマン」。
ジムを営む初老のトレーナー『フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)』は有望選手の引き抜きに落ち込んでいた。そんな時彼の前に弟子入り希望の女性『マギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)』が現れた。彼のジムでサンドバッグを叩く彼女の姿に才能を感じた雑用住込の『スクラップ(モーガン・フリーマン)』は彼女に手を貸した。彼女の熱意に『フランキー』はトレーナーになることを承諾する。『フランキー』の指導の下メキメキと力を付ける『マギー』。やがてプロにリングにたった彼女は連戦連勝し始めるが・・・
女性ボクシングの映画という情報のみで見てまいりました。公開直後なのでネタバレはあまり出来ませんが、驚きました。
「これはシンプルなラブストーリーだ。」と「クリント・イーストウッド」が語っているとおりだと思います。
実父も無く家族の愛に恵まれない『マギー』と娘と絶縁状態にある『フランキー』がボクシングを通じて互いに信頼し、愛情を抱き始めます。それは男女の愛ではなく、紛れも無く親子の愛と同じものでした。
『フランキー』の指導により『マギー』が強くなっていくことに酔いしれていたので、ラスト30分での大どんでん返しは予想しておりませんでした。それまでが単なるアメリカンドリームの体現にしか過ぎなかったものが、極上の人間ドラマに変わっていました。『マギー』のニックネームとなった「モ・クシュラ」の意味が明らかになった時思わず涙がこぼれそうになりました。
隻眼の元ボクサーの過去に負い目を感じ、選手の無事を一番に考え、結果選手に去られてしまう老トレーナー、トレーナー生活からボクシングに夢を持って生きるウエイトレス、元ボクサーの立場からジムの練習生・選手に愛情をもって接する雑用係、生活に追われ愛よりも金が全てになってしまった家族、などなど、登場人物たちのキャラクター付けも見事です。
物語は『スクラップ』の視点で淡々と語られていきますが、ラストにその理由が明らかになります。脚本の妙を感じてしまいました。
評価 星 よっつ
・ミリオンダラー・ベイビー@映画生活
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云わずと知れた本年度アカデミー賞主要4部門受賞作です。出演は「クリント・イーストウッド」「ヒラリー・スワンク」そして「モーガン・フリーマン」。
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女性ボクシングの映画という情報のみで見てまいりました。公開直後なのでネタバレはあまり出来ませんが、驚きました。
「これはシンプルなラブストーリーだ。」と「クリント・イーストウッド」が語っているとおりだと思います。
実父も無く家族の愛に恵まれない『マギー』と娘と絶縁状態にある『フランキー』がボクシングを通じて互いに信頼し、愛情を抱き始めます。それは男女の愛ではなく、紛れも無く親子の愛と同じものでした。
『フランキー』の指導により『マギー』が強くなっていくことに酔いしれていたので、ラスト30分での大どんでん返しは予想しておりませんでした。それまでが単なるアメリカンドリームの体現にしか過ぎなかったものが、極上の人間ドラマに変わっていました。『マギー』のニックネームとなった「モ・クシュラ」の意味が明らかになった時思わず涙がこぼれそうになりました。
隻眼の元ボクサーの過去に負い目を感じ、選手の無事を一番に考え、結果選手に去られてしまう老トレーナー、トレーナー生活からボクシングに夢を持って生きるウエイトレス、元ボクサーの立場からジムの練習生・選手に愛情をもって接する雑用係、生活に追われ愛よりも金が全てになってしまった家族、などなど、登場人物たちのキャラクター付けも見事です。
物語は『スクラップ』の視点で淡々と語られていきますが、ラストにその理由が明らかになります。脚本の妙を感じてしまいました。
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マギーの迫力、すごかったですね。
ヒラリーの筋肉を見て、彼女のこの役にかけるものを感じました。
TBいただきます~。
16mmと申します。
語りたくてもネタバレしそうで語れなく。
語ろうとすれば、語り尽くせないこの映画。
いろんな思いをかき立てられた作品でありました。
この作品は、本当に前情報を入れずに観るに限りますよね。
最後の『モ・クシュラ』の教えるタイミングがホント絶妙なんですよね~♪
それを聞いてマギーが微笑む所なんか、もうヤラれちゃいましたね(^▽^;)
こちらからもTBさせていただいたのですが。
すみませ~ん、間違って2回送信しちゃったみたいで。
ホントごめんなさい。
ミリオンダラー・ベイビー
もう1回、DVDでゆっくり観たいと思ってます。
ありがとうございます。
こちらかもTBよろしくお願いします。
またちょくちょく遊びに来ます。
ソファ、ふかふかで気持ちよさそうですねっ♪
私も深~く腰掛けてのんびりさせて頂きました。
この映画は語らずにはいられない作品でしたね。
私には、とてもとてもシンプルな愛が描かれていた気がして。「モ・シュクラ」思い出しただけで、また涙腺が・・・。
改めて深く考えさせられる作品でした。
久しぶりにいい映画を観たな~という満足感でいっぱいですw