「僕の生きる道」DVDにて

2003年に放映されたドラマ『僕の生きる道』全11話をDVDで見ました。

もともと私はほとんどドラマを見ません。特にこの作品が放映されていた頃は家電量販店に勤めていて帰りが早くても午後9時半ぐらいだったので、まったく見ていませんでした。ちょうど一年位前にノベライズに感動し、ブログの初ネタがその感想でした。その後見よう見ようと思ってそのままになっていました。先週末レンタルでDVDを見つけたのでようやく借りてきた次第。


『中村秀雄（草剛）』は進学校で有名な私立陽輪学園の生物の教師だった。特別な夢もなく地道に無難に安定した将来を漠然と描いていた。
定期健診で異常が見つかり再検査の通知が届く。再検査の結果、スキルス型胃がんであり、彼の残された時間は1年しかないと告知された。『秀雄』は自暴自棄になるが、自殺失敗を機に今までの人生を後悔し、これからは悔いの無い人生を生きようと決意する。
積極的に生徒にかかわり始めた『秀雄』は、失恋をした生徒の言葉に自分に嘘についていたことに気付き、ずっと密かに想っていた国語教師『秋本みどり（矢田亜希子）』に告白するが、彼女に受け入れられることは無かった。
後悔しない生き方を生徒に教えようとする『秀雄』の姿に同僚の教師たちも影響を受け始め、『みどり』もいつしか『秀雄』に惹かれ始めている自分に気付いていた・・・


全話泣き通しでした。
連続ドラマでこんなに感動した作品は今までなかったと思います。全11話を1週間の間に3度も見直してしまいました。（その間ブログの更新サボってました。スイマセン）
主人公の立場に自分がもし立ってしまったとしたら、自分はどう行動するでしょうか。『秀雄』と同じようにきっと今までの人生に後悔することは間違いありません。この番組、中村先生そしてみどり先生から教わったことはたくさんあります。そのうちの一つだけでも実行していきたいですね。
『秀雄』と『みどり』の結婚した後も名前で呼び合い、丁寧な言葉に表れる互いを尊敬しあう心、限られた時間の中で愛情を深め合う姿は私の理想かもしれません。「綾瀬はるか」が演じた『杉田めぐみ』はきっと夢を実現したでしょうね。そして他の生徒たちも前向きに自分の人生に足跡を残していることでしょう。

このドラマを見て見直したくなった映画があります。もうすぐ日本版リメイク作品の公開を控えている韓国映画『八月のクリスマス』です。『中村秀雄』を演じた「草剛」に韓国語に興味を持たせたことでも有名な「ハン・ソッキュ」の主演作です。その作品の主人公も余命幾許もない中、精一杯生きていました。なんとなく不思議な縁を感じます。

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