博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『東亜文史論叢』2007年号

2007年12月29日 | 中国学書籍
福岡の中国書店の目録を見ていましたら、このほど東亜歴史文化研究会編『東亜文史論叢』2007年号の取り扱いを開始したようです。私も「東遷以後の周王朝とその儀礼」という論文を寄稿していますので、興味がおありの方はお買い上げ下さいませ。今号は殷周秦漢史のほか、契丹関係の論文が掲載されています。1部1200円です。

なお、昨年出た同誌2006年特集号も1部1000円で販売中とのことです。



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『臥薪嘗胆』その4

2007年12月29日 | 中国歴史ドラマ
『臥薪嘗胆』第21~27話まで見ました。全体の半分近くまで来てようやく物語の本題に入ってきました。

で、呉に着くやいなや早速夫差に土下座させられて顔を踏みつけられる句践……



その他の家臣たちは労役に駆り出されますが、石をある場所から別の場所に運ばされたと思ったら、今度はその石を元の場所に戻させられるといった鬱な指令を受けます…… 家臣たちの中には呉側の扱いに反発するのも当然出て来ますが、呉の監守に容赦なく斬殺。また病死者・餓死者が出たりして着実に人数を減らしていきます。

句践と妻の雅魚は労役を免除されるものの、句践を生かしておいては呉の災いになると信じる伍子胥は、句践の牢獄に刺客を送り込ませたり(これは寸手のところで大宰嚭に阻止されます)、チフスに罹った越の家臣を句践の牢獄にぶち込んでみたり(これは当のチフスに罹った家臣が牢獄を飛び出し、自ら焼死することで阻止)とやりたい放題(^^;)

一方、越に居残った文種らは大宰嚭にせっせと賄賂を送って句践らの待遇改善と帰国を求め、夫差を唆して句践を守ろうとする大宰嚭と句践の殺害を謀る伍子胥との対立が鮮明になってきます。

当初呉の人間に対して頑なな態度を取っていた句践も、呉側の警戒心を解いて帰国を果たすために韜晦を決め込み、夫差の忠実な奴隷になったように見せかけ、夫差の馬の世話をしたり諸国の使者の前で見せ物にされることも厭いません。しかし伍子胥は警戒を解かず、呉の追っ手から逃げ延びた句践の子・与夷の殺害を指令……
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