博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

横店化する北京 11月22日

2008年11月26日 | 旅行・オフ会・展覧会
長春からの夜行列車が朝8時に北京駅に到着し、ここでこのブログの常連将進酒さんと合流。将進酒さんは日本での滞在経験もあって日本語が大変上手です。とても独学で身に付けたとは思えません(^^;) 

まずは一緒に円明園へ。



円明園と言えば上の写真のごとく西洋建築遺址の印象が強く、何となくだだっ広い荒野の中に西洋建築遺址がポツンと残されている所かなあと思っていたのですが、実際はそこそこ見栄えのする庭園として整備されているのでありました。ちなみに将進酒さんはここへは中学の時に遠足で来て以来ということですが、北京の学生はこういう所に遠足とか社会見学で来るわけですね。

ちなみにここで留学して初めて猫を目撃し、狂喜しました(^^;) 長春ではペットの犬はそこそこ見掛けるのですが、過酷な環境のせいか野良猫を全く見掛けず、寂しい思いをしていたのです。

ここで急に将進酒さんに仕事の呼び出しがかかり、昼食後頤和園まで連れて行ってもらってお別れしました。どこの国でもサラリーマンに加班加点はつきものなんですね…… 私信になりますが、この日は忙しい中ありがとうございました!また会う機会がありましたら今度はゆっくり晩ご飯でも食べましょう。

頤和園は頤和園で故宮と同じく全てを見ようと思ったら1日では足りない所なんですが、うっかり長廊の絵画に見入ってしまったことからますます時間が足りなくなるハメに…… 下の写真のごとく有名な故事とか古典小説の一場面が回廊の梁の部分にズラッと並べられているのであります。写真は唐代伝奇の風塵三侠を描いたもの。(と、後から買った図録にはあった。)



結局長廊のほか、仏香閣と清晏舫(下の写真を参照)を回って宿に向かうことに。十七孔橋と蘇州の街並みを再現したという蘇州街を回れなかったのが残念であります。



崇文門飯店で5時半にまやさんと合流することになっていたので、少し早めにチェックインを済まし、部屋に入ったところ、どういうわけかカーペット一面がビショビショでベッドメイクもされていません。 「カーペットが濡れているって、中国語ではどう言えばいいんだろうねえ」と途方にくれながらフロントで交渉すると、すんなり別の部屋に案内してくれました。北京に行く前にこのホテルは値段が安い割には良いと聞いており、実際滞在中これ以外に不具合は無かったのですが、こういうワナが待ち受けているとは……

で、気を取り直してまやさんと王府井へ。夕食の後、王府井書店のDVD売り場で『少林僧兵』と『台湾一八九五』をゲット。これで旅の目的の半分は達成しました!って、お前は何しに北京まで来たのかと自分でもツッコミたくなります(^^;) その後夜遅くに宣和堂さんとまやさんの友人2人も到着。空港から地下鉄で来たところ、途中で終電になってタクシーをつかまえ、やっとこさ到着したとのこと。日本みたいに12時過ぎまで電車があるかと思ったらそうでもないんですね……
コメント (5)
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