博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『問君能有幾多愁』その2

2009年04月24日 | 中国歴史ドラマ
『問君能有幾多愁』第8~13話まで見ました。

北方では趙匡胤が皇帝に推戴され、宋王朝を建国。しかし皇帝になっても周娥皇を忘れられず、南唐の都金陵に潜入。旧知の踊り子窅娘を通じて周娥皇と再会しようとしますが、周娥皇が約束の場所に行ってみるとそこに現れたのはなぜか呉越さん演じる趙光義。「あなたは一体……」と戸惑う娥皇。そりゃ戸惑うやろうっちゅう話なんですが(^^;) 

結局趙光義の説得で娥皇は趙匡胤との再会を諦めることに。「天下統一のため、兄上には南唐に対して妙な情を持ってもらっては困る」とか何とかもっともらしい言い訳をしてますが、要は自分が周娥皇をゲットしたいだけと
ちゃうんかと……

一方、李従嘉は父の死を承けて新国主として即位。名を李と改めます。早速私鋳銅銭の流通を阻止するために鉄銭を導入するという訳の分からない政策を進めますが、宋のスパイとして金陵に潜伏していた江正和尚は都中の銅器を買い占め、銅不足に陥らせて物価を混乱させようとします。結局経済の混乱を収めるため、李は鉄銭導入を撤回することに…… このあたりの展開を見てると、李に「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉を教えたい気分になってきます(^^;) 

で、江正を支援するために金陵に潜伏していた趙光義はまたもや周娥皇をストーキングするのでありました……

今回のツッコミ所

○「皇帝として李と俺のどちらが優れているか勝負だ!」とか、「いかに敵国とは言え南唐の民を苦しませてはならん。南唐とは正々堂々と戦いたい」とか、やたらと少年漫画のライバルキャラみたいな台詞を吐く趙匡胤。

○周娥皇の父親の法事を任され、その辺の街の仏具屋で適当に仏具を調達しようとする江正和尚。……江正がにわか和尚なのでやむを得ない面があるとは言え、仮にも一国の皇后が関わる法事にこれは無いだろうと(^^;) 普通こういう場合は御用達の仏具屋にそれなりのランクの仏具を納入させるもんではないかと。

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