ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その11:クロストークなど

2007-11-21 15:40:35 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今、物理層の、ケーブルテストのお話です。
 ケーブルのテスト項目は、

   ・ワイヤマップ
   ・挿入損失
   ・近端クロストーク(NEXT)
   ・パワーサム近端クロストーク(PSNEXT)
   ・等レベル遠端クロストーク(ELFEXT)
   ・パワーサム等レベル遠端クロストーク(PSELFEXT)
   ・反射減衰量
   ・伝播遅延
   ・ケーブル長
   ・遅延時間差

とあって、前回ワイヤマップをやりました。今回は、それ以降です。




■挿入損失と反射減衰量

 2つのパソコン間に、ケーブルを入れると、信号が減衰します。
 長ければ長いほど、また伝えるものの周波数が高いほど、減衰します。

 で、さらに、このケーブルにコネクタを付けた場合、インピーダンス(交流における抵抗のようなもの)の不整合が起きる場合があります。インピーダンス不整合が起きると、反射されてしまい、それが問題を起こします(これをジッタといいます)。

 さてこのとき、パソコンにこのように、ケーブルをいれて、コネクタを付けたおかげで生まれた(上記のような)減衰を、挿入したからおきた減衰ということで、挿入損失、また、反射することによる減衰を反射減衰量とよびます。




■クロストーク(漏話)

 クロストークは、いくつかの電線がまとめてあったとき、自分の線以外の周りの線の信号の影響を受けてしまうことを言います。で、その方向その他から、いくつかの種類があります。

いま、A地点からB地点まで、電気信号を送ることを考えたとき、

・近端クロストーク
 A地点から信号を出して、A地点からクロストークを測定する。
 (なので、近いほうなので近端)
 AからBへ信号を出したら、反対側(BからAへ)信号を出してきたものが、雑音を発したりすると、この近端クロストークとなったりします。
 で、これは、UTPリンクのある対から別の対と、リンクの両端から測定する必要があるそうです(良く分かってません^^;)。

・遠端クロストーク
 A地点から信号を出して、B地点からクロストークを測定する。
 減衰した信号がのるため、遠端クロストーク(FEXT)は近端クロストーク(NEXT)ほど、問題にならないそうです??

・パワーサム~

 近端クロストーク、遠端クロストークで、「パワーサム」という言葉がつくものは、自分以外のほかのケーブルすべてからの影響をまとめて計ったものです(上記のクロストークは、自分と他のもう1本との関係を書いたが、そうではなく、他の複数本というか、すべてとの関係)




■伝播遅延、ケーブル長、遅延時間差

 これらは、読んで字のごとくです。
 UTPの場合、より線が4対8本はいっています。この8本の線の長さが、普通はおなじですが、びみょーに、(切り方や加工のまずさなどにより)違ってしまうこともありえるわけです。そーすると、 ケーブル長がかわって、伝播遅延、遅延時間差などが怒ってくることになります。

 ほんとうに、ごく短い長さなので、問題ないって言えば、問題なさそうに見えます・・が、しかし、送っている伝送量もすごいわけで、(10GBPSとか)そーすると、ほんのごく小さい遅れでも、大問題になってしまうようです。




ということで、ケーブルテストっていうか、ケーブルおわりです。
次回は、ケーブル以外の機器、まずはコネクタからみていきます。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シスコネットワーキングアカデミーのCCNA1の本。

2007-11-17 09:08:24 | 一人勉強会

最近やっている「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」のテキスト

シスコ ネットワーキングアカデミー CCNA1 受講ガイド
ISBN 4-7973-2575-5


の写真を載せようと思ったら。。。カメラが動かん(>_<!)
(なので、どんな本か見たい人は、上記のリンク先を見てください。
 Amazonにリンクしています)

シスコネットワーキングアカデミーのCCNA1の教材と、
書いてあることがほぼ(ほとんど?)同じ内容らしい

(電車でみるのに、いい・・・)




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その10:ケーブルテスト項目

2007-11-14 21:26:03 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今、物理層の話です。
 いままで、物理層におけるメディア(銅線、光ファイバ、無線LAN)をやってきました。今日は、そのメディアである、ケーブルのテストについてです。




■ケーブルテストの項目

 TIA/EIA標準への適合を証明するためのケーブルテストは、以下の項目です。

   ・ワイヤ マップ
   ・挿入損失
   ・近端クロストーク(NEXT)
   ・パワーサム近端クロストーク(PSNEXT)
   ・等レベル遠端クロストーク(ELFEXT)
   ・パワーサム等レベル遠端クロストーク(PSELFEXT)
   ・反射減衰量
   ・伝播遅延
   ・ケーブル長
   ・遅延時間差

 で、光ファイバの場合、考慮しなきゃいけない話として「光リンク ロス バジェット」があるみたいです。

 ってことは、これが全部わかればOKです。
 なお、上記項目は、ケーブルテスタではかり、この精度により、カテゴリー5とか、カテゴリー6とかきまります(6のほうがいい)




■ワイヤマップ

 ワイヤマップというのは、つなぎ方のお話です。
 短絡(ショート)してしまう場合や、開回路(オープンサーキット:つながっていない)という問題のほかに、間違ったピンにつないでしまうということがあります。

 間違ったピンの接続方法として、以下の3つがある

 逆接続=1つのペアにおいて、対になる2本の線を入れ違えて接続する
     →1、2番を2、1番の順に

 転置ペア=2つのペアにおいて、ペアごと(まちがって)入れ替えてしまう
     →1番2番ペアと4番5番ペアにおいて、
      1番を4番に
      2番を5番に
      4番を1番に
      5番を2番に接続してしまう
     (12、45がペアだが、ペアごと入れ違え)

 分割ペア=ペアになっていないものを接続する
     →1番を1番に
      2番を4番に
      4番を2番に
      5番を5番に  入れ違いは2と4(組は12と45)




次回は、挿入損失からです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その9:無線LAN。

2007-11-12 18:43:26 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今、物理層の話です。
 物理層におけるメディアは、銅線、光ファイバ、無線(LAN)とあります(機器は、リピーター、ハブ、トランシーバーなどあり、機器とメディアを結ぶものとしてコネクタがあります)。

 で、銅線、光ファイバは今までの話でやったので、今度は無線LANです。




■無線LANの規格

 無線LANには、いくつかの規格があり、それにより、伝送速度が違います
   802.11   1~2Mbpsらしい
   802.11b   11Mbps
   802.11a   54Mbps(注意:aとbの順番。今bを先に書いてる)

 なお、802.11gは、aとbの両方に対応しています。802.11aが5GHz、802.11bは2.4GHzで動きます。




■無線LANに必要なもの

 クライアントには無線LAN用のNICが必要になり、このNICには、PCに内臓しているもの、PCMCIAカードのもの、USBのものなど、いろいろあります。

 そして、中継点として、アクセスポイントが必要です。このアクセスポイント(AP)の置く間隔ですが、アクセスポイントが届く範囲をセルとよばれますが、このセルの範囲が重なるようにします(ローミングという。20~30%のかさなりがいいらしい)。




■送受信手順

 クライアント側が起動されると、接続可能なAP(アソシエート)のスキャニングが開始されるのですが、このスキャニングに、アクティブとパッシブがあります。

 アクティブ・スキャニングは、
(1)クライアントからAPにむけて、プローブ要求(応答要求)を送信
(2)APが応答する。

パッシブスキャニングは
(1)はじめにAPが、ビーコンを出している
(2)それをクライアントが受信する

このアクティブにおいてもパッシブにおいてもSSID(サービスセット識別子)がサーバーとクライアントで一致した場合、認証・アソシエーションできます。
 ただし、このSSIDは暗号化されないため、無防備に出すと危険なので、最近は、「SSIDステルス」などという手法があり、一概に、「●●に含まれる」とはかけないので、どこに入るか詳しくは書いていません。
 興味のある方は、こちらを参照。

ってことで、送るフレームは、
  ・プローブ要求/応答フレーム
  ・ビーコンフレーム
があり、その他
  ・アソシエーション要求/応答フレーム
  ・認証フレーム
を管理フレームと呼ぶようです。

このほかに、制御用の制御フレームとして
  ・RTS(送信要求)
  ・CTS(送信クリア)
  ・ACK(確認応答)

さらに、データフレームがあるみたい。

 それと、信号が弱くなると、通信速度をおとします。この際ARS(適応型レート選択)を行い、11M→5.5M→2M→1Mと落としていきます。




■認証とセキュリティ

 認証は、SSIDによって行われますが、これだけでなく、WEP(無線等価プロトコル)による暗号化を行ったキーで行う場合もあります。

 さらにセキュリティを強化するため(このようなレイヤ2の認証だけでなく、レイヤ3の)VPNによるセキュリティをかける場合もあります。
 EAP-MD5チャレンジや、LEAP(シスコ社独自のプロトコル)などがそれです。




■ノイズ
 信号を妨害するものとして、ノイズがあります。とくに、Bluetoothが影響を及ぼすこともあります。ノイズは特定の周波数に出ている場合と、全体に出ている場合があります。雷なども原因になります。

 なお、霧や湿度が高くても無線ネットワークに影響がでる可能性があります




ってなかんじです。次回から、もういっかい、銅線にもどって、銅線の品質のおはなしです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その8:光ファイバ

2007-11-09 14:07:45 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今、物理層の話で、昨日、電線をやったので、今日は光ファイバ。




■光ファイバの原理

 光ファイバは、光を使って、遠くに伝送しているわけなんですけど、このとき、全反射の原理を利用しています。
 屈折率の違う2つの物質があり、上から光をあてると、一部は屈折して通り抜け、一部は反射します。なんかいも反射させ、光を遠くまで運びたい場合、屈折してとおりぬけられると、エネルギーがへって、光がすぐに届かなくなってしまうのですが、ある角度(臨界角と呼ばれる)より大きい角度で光をいれると、全反射という現象がおき、すべての光が、反射します。

 この原理を利用します。

 光ファイバは、内側の芯の部分をコア、そのコアを覆うようにクラッド(クラッディング)という2つの物質で覆いますが、このとき、光を入れる入射角を、臨界角より大きくし、さらに、コアの屈折率をクラッドの屈折率より大きくして、全反射をおこるようにします。

 こうすると、クラッドのところで、全反射され、また、反対側のクラッドに光が行くと全反射、で、また反対側の・・・というふうに、光が全反射されて、通るようになります。




■光ファイバの種類

 このとき、光がコアの間を進む進路というのは、きまってきてしまいます。この光の進路(光路)をモードといい、モードが1つのものは、シングルモード、複数あるモノをマルチモードと呼びます。
 マルチモードのほうが、モードが多いため、コアが太くなります。

 ファイバに接続されている端末を、A、Bと呼ぶと、端末AからBに行くファイバとBからAに行くファイバの2本をつなげて、全二重にすることもあります。




■光ファイバの構造

 光ファイバは、
  コア
  クラッド
  バッファ(緩衝材)
  補強材(ストレングス材:アラミド繊維を使用)
  ジャケット
 という構造になっています。

 光が伝わるので、銅線のようなシールドは必要ありません(線のところで雑音が入らない)

 なお、バッファ層を光ファイバにぴったりまくタイトバッファ構造と、ある程度動けるようにするルーズチューブ構造があります。




■光ファイバに接続するデバイス

 光ファイバに接続するデバイスとして、送信する側のトランスミッタと、受信する側のレシーバーがあります。

 トランスミッタには、レーザーまたはLEDが使われます。このため、光ファイバを覗き込んではいけません。レーザーで目をやられてしまいます(>_<!)
 レシーバーは、PINフォトダイオードを使います。

 で、それらをつなぐコネクタですが、マルチモードタイプでは、サブスクライバコネクタ(SCコネクタ)が、シングルモードタイプではストレートチップコネクタ(STコネクタ)が良く使われるそうです。

 その他に光を増幅するリピータや、ファイバパッチパネルがあります。




■光ファイバの注意

・ぐにゃーんと急に折り曲げてはいけません。光がとどかなくなっちゃいます。
  →そうならないように、インターダクティングというのにとおすらしい。

・コネクタと接続するとき、接続不良が内容にする

・コネクタの先をきれいにしておく。




 次回は、無線LAN


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その7:ケーブル

2007-11-08 15:58:15 | 一人勉強会

シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
前回OSIの7階層についてやりましたが、今回はその中でも一番低レベルの物理層についてのその1回、電線について。




■ケーブルとコネクタ
 物理層はケーブルと、そのケーブルと機器をつなぐコネクタの話になってきます。
 ここで、ケーブルというか、通信内容を他の機器に伝送する方法としては、以下の3つが考えられます。

 電線(電気を銅線にのせる)
 光ファイバ
 無線

今回は、電線をあつかいます。




■ケーブル仕様

 その電線には、10BASE5とか、100BASE-Tとか、いろいろあるわけですが、その命名法は、こんなかんじ

   10BASE-T

・10の部分
  LANの伝送速度10だと10Mbps、100だと100Mbps、1000だと1Gbps

・BASE
  伝送タイプ。ベースバンドかブロードバンドか

・T
 ケープルのタイプ
 T=ツイストペア(よりせん)、
 5=500mまで
 2=約200M(185m)




■同軸ケーブルの構造

 同軸ケーブルは
・一番内側に銅の芯線があり、
・その外側をプロスチックの絶縁体がおおい
・さらにその外側を銅の編線シールドがおおい
・その外側に外被があります。

最近?は、BNCコネクタでとめます。

なお、同軸ケーブルの太さで、シンネットとシックネットがあります。




■ツイストペアケーブル
 最近、ネットでおおいのは、ツイストペアケーブルです。
 これには、
    STP;シールドつきツイストペアテーブル
    ScTP;スクリーンドツイストペアケーブル
    UTP;シールド無しツイストペアテーブル
 の3種類あります。STPは、たしか、どこかの商標だった気がします。
 ただ、「シールドつきツイストペアテーブル」と「スクリーンドツイストペアケーブル」は、それ以外でも、構造的に違います。

 STPが、
   ツイストペア(より線)の外側に
   箔シールド、
   その外側に編み線シールド、
   さらにその外側に外被
 と細かな構造になっているのに対し、

 ScTPは、
    ツイストペアの外側に
    全体シールドがあり、
    その外側に外被
 があるといった、STPより簡単な構造になっています。

でも、ScTPをSTPと言ってしまったりもするようです。
シールドがあることで雑音となる、電磁干渉(EMI)や、無線周波干渉(RFI)を低減させることができるのですが、このシールド、両端で設置されていないと、逆にアンテナ代わりになって雑音の原因になります。

 UTPは、
    ツイストペアの
    外に外被
 という簡単な構造になっています。




■ケーブルの接続

 で、ケーブルの接続についてですが、
 普通、パソコンなどにつなぐRJ-45の場合(ネットとかにつなぐ、電話のせんみたいなやつ。電話の線とは違う。大きさすらほんのちょっとびみょうに違うけど、実は、すぽっと電話の線が入ってしまうので、線を間違ってつないじゃいやすい)
 8本のピンがあります。

 で、UTPの線も8本の線があります。
 で、線の結び方は

 ストレートケーブル・・・パソコンとスイッチのような異機種
            (というか、異なるOSIレイヤ間機種)の場合にむすぶ

 クロスオーバーケーブル・・・パソコン間、スイッチ間
            (というか、同じOSIレイヤ間機種)の場合にむすぶ

 ロールオーバーケーブル・・・コンソールとつなぐとき

 というのがあります。
 1、2番ピンが送信、3、6番ピンが受信で、12番、36番とも同じようにつなぐのが、ストレートケーブル、12番と36番をいれかえ(送受信データ入れ替え)するのが、クロスオーバー、1-8をひっくり返してつなぐのが、ロールオーバーです。

 で、ロールオーバーですが、ジャックが、PCとつなぐとき、PC側をDB9コネクタにして、RJ45/DB9にしてつなぎます(またはRJ45/DB25アダプタらしい)




 で、接続した線を、ケーブル テスタでしらべて。。
 という話になるのですが、そのまえに、光ファイバ、無線と見ていきます。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その6:OSIとTCP/IP

2007-11-07 18:11:24 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今回はOSIについてとか・・




■ネットワークの階層化

 ネットワークは電線からアプリケーションまで、いろいろ幅があるので、いくつかのまとまり(レイヤ)を作って階層化します。

 たとえば、OSIの場合、電線からアプリケーションまでを7つの階層に分けて考えます。そして、同じ階層なら、おなじ機能を提供する(互換性を持たせる)ために、下の階層から、自分の階層に来るデータ、自分の階層から上の階層に送るデータについて、決まっているわけです。




■OSI参照モデル

 そのOSIのモデルは、以下の7階層(低レベルのほうから順に)です

(1)物理層
 電気的な伝送についての規約です。電線やコネクタの配置などの規約、電圧についてなどなど。。

(2)データリンク
 電線とか光ファイバとか関係なく、隣接する、物理的につながっているネットワークに対してデータのやり取りをする規約です。
 Macアドレスなどが関係します。

(3)ネットワーク
 論理的に、世界各国の人にデータを接続して、やり取りさせる規約です。
 (最適なネットワーク経路=パスを探したり)
 TCP/IPのIPに相当します。

(4)トランスポート層
 ネットワークの品質を扱う規約です。(3)でつながったネットワークについて、送り手と受けての間の伝送において、エラー検出や誤り訂正などをおこないます。
 TCP/IPのTCPに相当します

(5)セッション層
 アプリケーションにおける接続確立から終了まで(=セッション)を管理します。
 Socket?

(6)プレゼンテーション
 データの表現方法(EUCなど)やデータフォーマットを扱います。
 文字コードなど

(7)アプリケーション層
 アプリケーションプログラムについてです。




■各層でやり取りされる情報
このとき、各層でやり取りされる情報(実際にはデータ)を、

(1)物理層はビットですが
(2)データリンク層ではフレーム
(3)ネットワーク層ではパケット
(4)トランスポート層では、セグメント
(5)セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層ではデータ

と呼ぶと、CISCOは考えてるみたい




■インターネットとの関係

 また、インターネットの関係で言うと、CISCOのテキストには、TCP/IPモデルというのがあり、

・物理層とデータリンク層をまとめて、ネットワークアクセス
・ネットワーク層は、インターネット
・トランスポート層は、トランスポート
・セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層をアプリケーション

としているみたい。

 つまり、アプリケーション層の範囲が違うため注意




次回は、物理層からみていきます。電線とか・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その5:帯域幅

2007-11-06 14:28:22 | 一人勉強会

 シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今回は帯域幅について




■帯域幅とは

 帯域幅というのは、何Mbpsとかいう、あれです。データを送れる量です。
bpsは、びっとぱーせこんど、1秒間に何ビット送れるかです。
(ハードディスクなどの容量は、何「バイト」で表現する。1バイト=8ビット)




■メディアによって、帯域幅と送れる距離に限界がある

 で、メディア(電線とか、光ファイバとか)によって、帯域幅と送れる距離に限界があります。

 同軸ケーブルの10Base2の場合、10Mbpsで、185m(約200メートル)
 10Base5で、10Mbpsで500m

 ・・・っていうか、10Mbpsで500m送れるベースバンド用だから、10Base5って言うんだけどね(^^;)

 カテゴリ5のシールド無しツイストペアケーブル(UTP)の10BaseTだと、
 10Mbpsで、100m

 光ファイバは、もっと送れる。

 一般になんとかBaseなんとかというとき、はじめのなんとかには、10とか100とか1000とか入るけど、それにMbpsを付けたものが、帯域幅(の限界)

 で、光ファイバは長く送れる




■実際には、論理的な帯域幅は出ない

 論理的には、一番帯域幅の狭いところの帯域の限界をBPS、ファイルサイズをsize,必要な時間をtimeとすると、

time = size / bps

という公式になるはずだけど、そんなスピードは、待ち行列を考えなくても出ない
(つまり、待ってなくてもでない)

 理由は、オーバーヘッドもあるし、ネットワーク構造にもよるし、雑音で再送されたら、パソコンの処理もかかるし。。などなどさまざま・・




■帯域は、ただではない。

 ってことで、帯域幅を大きく取るには、いい電線とか、光ファイバを買って、高くお金がかかるし、さらに、プロバイダ側でも、対応しているところでないと。。でも、光ファイバはADSLより高かったりして。。など、大きな帯域をとるには、お金がかかる。
帯域はただではない。。

 けど、最近は安くなりましたよね。。

 昔は、専用線のT1回線(デジタル)なんか、1.5Mbpsで使ったりしてたけど、いまじゃー、ADSLでもっとはやいですしねえ。。




ということで、次回は、OSIなどです。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その4:ネットワークの構造

2007-11-02 22:09:58 | 一人勉強会

 ひさびさに「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今回はネットワークの構造




■ネットワークの構造―トポロジ

 ネットワークの構造としては、物理的にどうつながっているのかというトポロジのお話と、ホスト同士の通信方法としての論理トポロジがあるというお話のようです。

 物理的なトポロジとしては、

・バス型=むかし、同軸ケーブルに、「ばしっ」ってつなげてたときは、こんなかんじ
・リング型=輪にする。FDDIとか、トークンリングとか
・スター型=1つのハブにいくつかのパソコンがついてるかんじ
・拡張スター型=スター型のハブがいくつか集まった感じ
・階層=スイッチ、ハブでなく、パソコンをつけるかんじ??
・メッシュ=全部のパソコンすべてを相互につなげる

今の主流は、拡張スター??




■論理トポロジ

 論理トポロジは、2層目のデータリンクのお話になってくるみたいです。

 論理トポロジとしては、ブロードキャストとトークンパッシングがあります。
 ブロードキャストは、ブロードキャスト信号を流す形。イーサネットとか。。

 一方、トークンパッシングは、トークンをわたして、このトークンを持っている人がお話する形。トークンリングとか、FDDIが、この方式。




■ネットワークの範囲というか・・・

 範囲で考えると、社内でネットワークをくむLANと、社外も含め、外のシステムともつなげたWANなのですが、WANの中でもとくに、都市においては、無線WiFiのアクセスポイントとかもあって、ちょっととくべつってことで、MANと言ったりするようです。

 あと最近話題なのが、ストレージのネットワークのSANですよね。

 それと、WANの場合、インターネットだと、盗聴されないようにVPNにしたりすると。。
 VPNは、社外の取引先とか事業所とつなぐようなエクストラネットでよくつかわれますよね。
 エクストラネットに対応する言葉が、社内(だけ)のシステムのイントラネット




 次回は、帯域のはなし。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その3:ネットワークの歴史とか

2007-10-08 21:08:08 | 一人勉強会

 新シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」です。
 今回はネットワークの歴史とかから。。




■ネットワークの歴史

1960年代から、モデムはあったみたい。
1970年代から、BBSがあったようだ。
1980年代に、BBSはどんどん増え始め、
1990年代に、モデムは9600BPSから、98年には56KBPSになり
2000年代に、高速サービスのDSL(ADSLとか)になったようだ。

ほー、そんなむかしからBBS。。
って、アメリカにおいては。。かしら?




■TCP/IPとPING

インターネットはTCP/IPを使っているわけで、まあ、その場合、
ネットワークがつながっているかどうかを調べるには、PING、
その経路を調べるにはtracertを使って調べる。

PINGは、ICMPエコー要求データグラムという、特殊なパケットをおくり、
接続を調べている。

が、VISTAで、PINGしてもtracertしても、
PING 127.0.0.1は帰ってくるけど、ほかのIPアドレスでは
一般エラー。になってしまった。。。




■ブラウザ

 WebでHTMLサイトをみるときは、一般的にはブラウザを使う。
 NetscapeNavigatorやIEなど。

 また、HTML以外でもFlashやPDF、Real PlayerやQuickTimeは、
プラグインを入れれば見れる。

 パソコンは、ブラウザ以外にも、オフィスアプリケーションがある。

 そうそう、Outlookは、機能的にみるとPIM(personal information manager)
なんですね。




次回は、2進数とか、そういう話です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その2:ネットワークと接続

2007-10-05 18:32:05 | 一人勉強会

 前に書いた、新シリーズ「CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる」
 実質今回からですが、まずは今回は「ネットワークと接続」の話です。

----------------------

■ネットワークと接続

 えー、まずはじめに習うのが、ネットワークとの接続であります。
 接続って言っても、
   物理接続:NICとか、モデムとか、コンピューターとネットワークを
        物理的(電気的)につなげる話
   論理接続:その物理的につながって受け取った電気信号を、プロトコルに
        もとづいて、データを処理できるようにする
   アプリケーション:そのデータを解釈し、処理する

 インターネットにおける論理接続はTCP/IPが有名だけど、実際にはインターネットは他の規約も使っているわけで、プロトコルスイートといえると。アプリケーションとしてはいろいろあるけど、Webブラウザなんかがそれに当たると。

---------------------

■物理接続するためのもの

 PCをつなぐネットワークの物理的な道具としては、NICやモデムがある。
 NICは、シリアルを使ってネットワークとつなぎ、そのデータをパラレルを使ってパソコンに渡す。そして、NICを選ぶときは
   プロトコル
   メディアのタイプ
   システムバスのタイプ
 に注意する。最近は、PCカード(PCMCIAカード)を使ったものも多い

 モデムは、電話回線をつかってパソコンと通信するとき、電話回線とパソコンをつなぐ。

---------------------

■パソコン

 で、パソコンのほうは、プリント基板(PCB:とくにコンピューターの中心の基盤はマザーボード)の上にCPUやRAMやROMがのっかり、それらへわたす電気信号をバスにのせてつたえる。
 このほか、外部入出力のいろんなドライブ、拡張スロット(PCIとAGP)がある。

---------------------

このあと、ネットワークの歴史になる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CCNA1のお勉強をゆるーくやってみる。その1:はじめに

2007-10-01 16:29:47 | 一人勉強会

 これからはじまる、新シリーズについてです。

 シスコのCCNAっていう試験がありますよね。

 で、あの試験のトレーニングコースとして(つまり、CCNAの内容を教えてくれるが、それを修了したらCCNAが取れるのでなく、あらためてCCNAを受ける必要がある)シスコ・ネットワーキングアカデミーっていうのがあって、それは、CCNA1からCCNA4にわかれているようです。

 で、そのうちの、いちばんはじめのCCNA1について、お勉強したことなどなどを、これから書いてみたいと思います(CCNA1の本が出ているのですが、そのうち書きます)。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソフトウエアの品質管理とか、知識体系のメモ

2006-11-30 17:18:16 | 一人勉強会

■ソフトウエアにおける品質管理
●ISO9000-3と、ISO90003
 ISO9001が品質管理の標準とされたが、それが摘要しにくいということで、ISO900-3が生まれた。その後ISO9001が、2000年に改定され、それに対応する形で、ISO90003が作成されている。

詳しい経緯
http://www.itscj.ipsj.or.jp/topics/tr90003.html

ISO90003のポイント(英語)
http://www.praxiom.com/iso-90003.htm


●共通フレームSLCP-JCF98
 ISO9003、ソフトウエアの品質管理をさらにひろげて、ソフトウエア全般にかんする、供給サイド、需要(取得)サイド両者のソフトウエアにおける「共通のものさし」が必要になった。
 ソフトウエア全般(ソフトウエアライフサイクル)にわたる規約としては、ISO12207があるが、これを日本で、ものさし化?したもの。

概要(体系図:PDF)
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/si_so/si_slcp98.pdf




■品質管理を含んだソフトウエア開発のモデル

●CMMI
ソフトウェア能力成熟度モデル、ソフトウエア開発をレベル化し、そのレベルで達成すべきプロセスについて書いてある。

概要
http://www.netlaputa.ne.jp/~hijk/study/pmp/cmmi_overview.html



■知識体系

●SWEBOK
 ソフトウエア開発の知識体系
団体(英語):
http://www.swebok.org/

●PMBOK
 プロジェクトマネジメントの知識体系
概要
http://pmos.jp/honpo/method/PMBOK.htm
ウィリアムのいたずらページ
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/98b7a1f786a573bdbee81394da813653

●ITIL
 運用の知識体系
概要が書いてある本が買える(そこの書籍のところ)
http://www.itsmf-japan.org/itil/



■各社の開発体系(標準)

●富士通SDAS
http://magazine.fujitsu.com/vol57-1/2006_01.html

●NEC WATool
http://www.nec.co.jp/products/pdf/WAtool.pdf


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3次元CGで使う要素技術の関連の、大まかなまとめ

2006-05-22 18:48:33 | 一人勉強会

 きのう、ブログに書いた「C++による簡単実習 3次元CG入門」に載っていることの、用語の関連の大雑把なまとめ




■基本的な座標変換→アフィン変換
・平行移動
・回転移動
・拡大縮小
・それらの合成




■CGで書く
 →形状の作成(モデリング)後、描画(レンダリング)する
 モデリングの方法
  ・ワイヤーフレームモデル
  ・ポリゴンモデル(サーフェイスモデル)
    →陰面処理:法線ベクトル法、Zバッファ法
    →シェーディング
  ・ソリッドモデル
    →レイトレーシング
    →ラジオシティ法
 レンダリング
  ・ボリュームレンダリング




■質感の変化、映りこみなどの表現:マッピング
→マッピングの手法
  ・テクスチャーマッピング
  ・バンプマッピング
  ・環境マッピング
  ・リフラクションマッピング


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検索エンジンの仕組みと理論

2006-05-14 14:49:09 | 一人勉強会

 ちょっと本整理してたら、学会誌の「情報処理」(論文誌でない、はでな表紙のほう)の2005年9月号がでてきて、そこに「特集 検索エンジン2005 -Webの道しるべ-」とあって、検索エンジン(Googleとか)の仕組みについてかいてありました。

 おお、勉強になりそうなので、ちょっとメモメモ




■検索エンジンは3つの部分に分かれている
検索エンジンは、
・クローラ部(Webロボット)
・インデクサ部
・検索部
にわかれている。




■インデクサ部

入力:Webページ
出力:(web情報の)リポジトリ

役目:
 ・複数クローラによる分散・協調収集
 ・インデクサにおけるURL抽出によって発見された新規URLの収集
 ・再収集処理

仕組み:
 (1)起点として設定されたWebページを収集
 (2)(1)のページを解析、リンク先を調べる
 (3)(2)のリンク先が未収集ならURLキューにいれる
 (4)URLキューは、優先順位をきめて、それにより収集順を決める
 (5)優先度の高いURLから順にクローラが収集
→実際には、複数のクローラが動く

理論:
・優先度の決定方法→ページランクを求める方法
 Arasu,A.,Cho,J.,Molia,H.G.,Paepcke,A.and Raghavan,S.:
 Searching the Web, ACM Trans. on Interner Tech.,Vol1,No1,pp2-43(2001)
・再収集方法→はじめデフォルトをきめておき、次回収集のとき、更新されていたら
       収集期間を一定分はやめ、更新されてなかったら、一定分おそめる
       これを繰り返すと、テキトーなところに落ち着く
・再収集アルゴリズム→更新度合いの多い「サーバー」から優先的に検索する方法
 Cho,J. and Ntoulas, A:
 Effective Change Detection Using Sampling,
 Proc. of the 28th Int. Conf. on Very Large Databases.pp514-525(2002)




■インデクサ部
入力:リポジトリ
出力:インデクサ

役目:
・メタ情報(URL,アンカー,タグなど)の抽出
・形態素解析/N-gramを用いた各種インデックスの作成

仕組み:
 (1)Webデータ読み込み
 (2)インデックス作成
 (3)インデックスデータ書き出し
 →この3つえおソフトウエアパイプラインにより、並行処理する

理論:
 一般の商用検索エンジンにおけるインデキシングの方法は、公開されていない




■検索部
入力:ユーザーから入力(検索キーワードなど)
   インデックス
   静的なランキング情報など
   スニペット
    →検索結果として出力されるWebページのタイトル下に表示
     されているWebページの内容を示した数行の文
     (一部、Webの文章がでて、検索語が太字になってるところ)

出力:検索結果

役目:
・多数のユーザーからのクエリに対応するため分散化
・クエリに対応した検索結果をランキングにして出力

仕組み:Googleの場合(後述)
・ドキュメントサーバーに、生のWeb情報が入っている
・検索要求がくると、インデックスサーバーで検索されたWebIDが
 ドキュメントサーバーに送られる
・ドキュメントサーバーで、タイトルとスニペットを作成
 Webサーバーに送り返される

理論:
・Googleの場合の検索の概要
 Barroso L.A.,Dean,J.and Holzle, U.:
 Web Search for a Planet : the Google Cluster Architecture,
 IEEE Micro,Vol.23,No.2,pp.22-28(2003)   

・主題に合致するものをだすSubject-Specific Popularity




■そのほかの重要事項:検索結果の評価方法

●RCFPT
・RCFPTとは
R:Releevancy(クエリと検索結果の関連性)
C:Comprehensiveness(網羅性)
F:Freshness(新鮮さ)
P:Presentation(検索結果の提示方法)
T:Trust(信頼性)

・評価の一例
(1)クエリセットを用意する
(2)クエリセットに対して検索エンジンからX件までの結果を抽出する
  (Xはテキトーに決める)
(3)結果をばらばらにして
(4)関連性の評価をする
(5)それを集計して、指標化する

・引用ページ:
 情報処理2006年9月号p991、
 YAHOO! Serch Technology(YST)と、検索分野におけるYahoo!  Japanの戦略 井上俊一、宮崎光世



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする