ジャニーズの問題が話題だけど
ジャニーズ事務所２度目の会見、怒号のなか２時間８分で終了 ラスト３０分は大荒れ、一時中断も（スポーツ報知） - Yahoo!ニュース
ジャニーズ事務所は２日、ジャニー喜多川元社長（享年８７）の性加害問題をめぐり、都内で２度目の会見を行った。東山紀之新社長（５７）と関連会社ジャニーズアイランド...
Yahoo!ニュース
この問題、ジャニー喜多川氏が亡くなってから４年もたって、問題になっているけど、
それって、いままではマスコミはジャニーズなしではやっていけなかったけど、
２０２０年の音楽業界の革命を経て、
ジャニーズなしでやっていける自信がマスコミ、スポンサーについたので、
ジャニーズ切り（＝問題化）したっていうように了解しています。
つまり、ジャニーズ事務所のビジネスモデルが古くなっちゃったんだよね。
主に昭和、（平成に入ってもかなあ）
歌手の人（アーチストというよりアイドル）は、
理想の彼氏、彼女という形が流行った。
いわば疑似恋愛ですな。
ジャニー喜多川氏の性欲、男への物色は、
巷の女性の男への欲求と見事に一致していたため、
ジャニー喜多川氏の性欲の赴くままに物色、アイドル化すると、
バンバン売れたというビジネスモデルなんでしょうなあ。
つまり、ジャニー喜多川氏の性欲こそ、
ジャニーズ事務所のコアコンピタンスであり、
これなしには、ジャニーズの成功は（性交？）あり得ない
ってことなんでしょうね。
ただ、このビズネスモデルは２０２０年の革命によって終わってしまった。
２０２０年、夜系とよばれるアーティストが出始めた。
彼ら彼女らは、ものすごい速さで超絶難しい歌や、
自殺の歌などを平気で歌ったり（YOASOBI)
顔を出さない、つまりブロマイドや写真集が全く作れないという
アイドルには考えられない売り出し方、
さらに歌詞が全く意味不明という歌を超絶に歌い上げたり
（ずっと真夜中でいいのに。）とか
従来の概念では全く語れないアーチストが、爆発的に売れ始めてしまった。
これにより、疑似恋愛系のアイドルは、市場が大きく縮小した
どうしてこんなことになったかというと、２０２０年ごろで、音楽に求められる需要と供給が変わったから
まずは、ファンの需要面
昔は誰もが・・・とは言わないけど、かなり多くの大多数の人が、
恋愛して結婚することが可能だと「思われていた」
なので、理想の彼、彼女というのを考えることができて、
そこで、その理想の彼、彼女というものを満たす需要があり、
そのため、その需要を満たすジャニーズ、AKBなどが売れた。
しかし、今、恋愛は、ぜいたく品、一般の人にはそんなお金はない。
ってか、恋愛どころか２０２０年以降は人とも会わない（コロナで）
なので、需要は全く変わり、
引きこもりやいじめられっ子に寄りそう人
（絶望系アニソンシンガーReonaさん）とか、
２次元の世界で完結する人（虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会）
とか、一つ一つの需要は小さいが、多種多様な需要が発生してきた
その中には従来の疑似恋愛もあるけど、市場としてはかなり小さい。
その一方で、あらたな需要も生み出された
おうち時間が長くなり、今まではテレビぐらいだったのが、DVDや
ネットでもドラマをやるようになり、その挿入歌、主題歌として
莫大な量の歌が短期間で効率よく必要になった。
ジャニーズやAKBが提供するアイドルは、分業化が進んでしまい、
作曲家、作詞家が歌を作って、振付師が振りをつけて、それをグループの人が覚えて、その一方で作曲家の歌が編曲家の手に回り、編曲家が作った曲を各パートのミュージシャンが演奏するという、とてつもない人がかかわる、非効率的な時間とお金がかかる作業になってしまった。
こんなんじゃ、時代においつかない。
スポンサーも、待っていられない。
そこで、このニーズを満たすアーチストしか、生き残れなくなってきた。
例えばYOASOBIの場合、AYASEさんが作った歌をIKURAさんが歌うけど、もう、曲を作っている時点で、打ち込みなんで、電子的に各パートどうなるか作ってしまって（編曲）、それをメールなりでバンドメンバー（YOASOBIの場合は固定的なサポートメンバー）に送るという超効率的なスポンサーのニーズに合った対応が可能。だからこそ生き残れる。
緑黄色社会にいたっては、全員曲も作れるし、さらにイメージが違う曲が作れるので、かなり幅広くできる。メンバー内で完結しているので、スポンサーとしては、相談するのも簡単
ジャニーズの比ではないのだ・・・
そして、供給側の問題
この需要を満たす人が、YouTubeによって、かなり現れた。
彼ら彼女たは、DTMを使って、従来の歌手とは違い、かなり高い音楽的な教養（音楽理論を知っていて、使いこなせる）を持っていて、若い人たちの必修科目である、相当早いBPMでも歌える技術がある。
ジャニーズ、AKBには、これはない（ダンス能力はあるんだけどね・・・）
と、２０２０年からの音楽業界の革命により、ジャニーズのビジネスモデルは、今にあっていないものとなってしまった。
その結果、テレビ局も、スポンサーも、ジャニーズなしでいけるんじゃねーの、２０２０年以降に話題になった人たち（夜系のひとたち、アニメの主題歌を歌っているバンドの人たち、ネットで作品を発表している人たち）だけで、やっていけるんじゃね？っていう機運になったからこそ、もう、ジャニーズ守らなくてもいいっていうことで、事件化したんでしょうなあ～というのが、この事件の個人的見解。
なんで、ジャニーズ劇場が終わって、補償したら廃業するというのは納得。
むしろ、会社名変えて存続するって、ほうがギョギョ！って感じ
ビジネスモデルをいじらないで同じことを続けるつもりなのだろうか・・・いや～それは、難しいのでは？？
そこで、「紅白」なんだけど、
もう、これ、コンプラ的にも、NHKがやるのは、まずいんじゃないの？
ジェンダー平等の時代に、男性と女性が分かれて、歌で合戦しちゃうんだよ！！？（って、イマドキ、合戦なんて言葉使わないけど…）
そりゃ、昭和平成のアイドルが疑似恋愛対象だったときには、
成立するけど・・・
アイドルが理想の彼氏（白組）、彼女（紅組）なので・・
いまは、上記の通り、効率を求めるので、バンド形態が多い。
そしてバンドの場合、最近は男女混合バンドも多くなっている
YOASOBI、緑黄色社会、やばいTシャツ屋さん、打首獄門同好会、fhána…
男女混合バンドで、紅白？歌合戦？？
コンセプト自体に、もう時代的に無理があるんじゃないかなあ～
ジャニーズと同じで・・・
アクセス
トータル
ランキング
