きのう、ITSS(ITスキル標準)について書いたけど、これが充実すると、ソフトハウスや大企業には、いいだろうね。お金が切り取りやすくなるから。
つまり、システム開発上、その人が必要かどうかというより、
システム開発するには、マネージャーやコンサルタントが必要。
この、コンサルタントは、本を出していて、レベル7。
レベル7の人は、1人月いくら
とすれば、お金を(客から)切り取る明確な理由ができる。
派遣でも、この人は、レベル5だからいくら、この人はレベル6だからいくらという具合に。
でも、問題は、その開発において、本当にその人が必要かどうかは分からない。
実は、ITSS以前に、今でもこの問題はあって、よく、コンサルタントがはいって、業務改革(いま、打ち間違えて、業務改悪って、打ってしまった。けど、こういうこともあるよね)とかいったり、したりしてるけど、本当に、そのコンサルタントが必要なのかは、ユーザーにはわからない。
そんな話で、ちょっと面白い話がある。
日経コンピューター2005年3月7日号、66ページに、「ITSSは、「どれだけ勉強できるか」を示すものではないことが、お分かりいただけると思います。あくまでも、どれだけ仕事で価値を生み出すかという観点で」。。。
そうなのよ。勉強が出来る=ものができる可能性、リスク排除の可能性が上がる=ものあできやすくなる。けど、そういう基準では、たぶんない。
たとえば、大手が発注をかける。そうしたとき、フリーSE(=ぷーたろう)のウィリアムのいたずらが受注できない。まず、ふつう、(会社のお決まりとして)なんか、本でも書いたえらーい先生がでてきて、営業をいろいろかけて、受注する。
そうした場合、このえらーい人は、物を作ってはいない。現場からみたら、「???」っていうこともあるかもしれない。でも、「仕事を生み出した価値」っていうと、この人はすごーい貢献をしてるわけよね。ウィリアムのいたずらでは受注できない仕事を、客から、切り取ってきたわけだからさ。それが数十億の仕事だったら。。。
そうやって、考えると。。。だよ、
大手受注っていうのは、口座の関係も含め、ウィリアムのいたずらが直接受注なんていうことはありえず、そーいった、偉い人が絡んでくるわけよ。絡まないと、仕事取れないからね。
その偉い人に払う分、必要経費として、ばーんと、上乗せされるわけだな。開発費に。
その経費、中小企業には無駄じゃない?
さらに、大手の場合、説明責任っていうのがあるじゃない。
受注したとき、「俺は、この業者がいいと思った。だから発注した。詳しく聞くな。以上!」っていうわけにはいかないわけよ。
やっぱ、RFP(提案依頼書)に対して、どれだけちゃんと答えていくかっていうことを、厳しくチェックされちゃうわけよ(「日経システム構築の128ページの上段、「チェックリストを用意している。厳しくイエス・ノーを査定されてしまう」)。
当然、RFPを満たさないんだけど、おんなじ効果がでて、爆発的に安く、安全にできる!っていう方法が仮にあっても、RFPを満たしてなければ、その案は、大手では採用できないわけよ。失敗したら、自分の責任になっちゃって、首なり、させんなり。。いろいろあるでしょ。
逆にいえば、中小企業において、システム開発のときに、極力偉い人を登場させず、自分がリスクをとれば、大手システムより、安く、早くできる可能性はあるわけよ。
ただし、そのためには、金の儲かりそうな、華のある言葉に取り付く、「お買い物男」を解除しないといけないけど。。。これが難しい。意外と中小の社長はお買い物男で、本を書いているようなコンサルに弱い。
さらに、もし、中小企業の開発で、自分がリスクテイカーになって投資するって言うことは、株やってることと同じなのよ。まさに、ITのIは、投資のIになっちゃうわけ。
そうすると、ITの投資方法とは、まったく違ってきてしまうわけよ。
ITの場合は、毎年、継続的に投資していく。投資金額を上げていくわけね。
でも、相場を張る場合、投資金額を上げて、どんどん株価が上がっていく株に張っていったら、やばいでしょ。かならず暴落するわけよ。
もし、IT投資を、どんどん継続的に投資していくと、システム投資をすればするほど、バブルになり、崩壊したとき、どうしょうもなくなっちゃうのよ。
ふつう、(長期投資で)相場で儲けたい場合、そういう形の投資ではなく、
・小さく値段が上がっているものに(小陽線)、小さく投資を重ね(試し玉)、ブレーク初期に、ばーんと投資するか、
・大きく上がったら、一度さがるようなチャートで、その下がったラインが、前回の最安値を上回っていたら(上昇基調)、押し目買いなわけよ。
つまり、これをシステム投資に言い換えるとね、一度投資したら(試し玉)、ちょっと、様子を見て、前よりも会社のシステムが良くなっていたら、地盤固めをして、投資する。それを続けるっていう形になるわけよ。システム投資で、休みが必要なわけね。
だけど、ITコンサルがだよ、「休むも相場であります。社長、ここは、コンピューター投資を
おさえて、地盤固めをしましょう」って言ったら、自分の食い扶持、稼げないわけよ。ITSS風にいうと、価値を生み出せない人になるのね。
したがって、こういうリスクテイカー型IT投資は、メーカーに頼んだら、まず無いと思うよ(自分の首をしめる投資を、営業・コンサルは、まず、勧めない)。
だから逆に、ワンマンに近い中小企業で、そういうIT投資をすれば、何倍も価値ある投資ができるわけよ。
抽象論で、あきたよね。
次、上の話について具体的に、その次、昨日のブログで、UMLだと難しい開発例を書こうと思う。
つまり、システム開発上、その人が必要かどうかというより、
システム開発するには、マネージャーやコンサルタントが必要。
この、コンサルタントは、本を出していて、レベル7。
レベル7の人は、1人月いくら
とすれば、お金を(客から)切り取る明確な理由ができる。
派遣でも、この人は、レベル5だからいくら、この人はレベル6だからいくらという具合に。
でも、問題は、その開発において、本当にその人が必要かどうかは分からない。
実は、ITSS以前に、今でもこの問題はあって、よく、コンサルタントがはいって、業務改革(いま、打ち間違えて、業務改悪って、打ってしまった。けど、こういうこともあるよね)とかいったり、したりしてるけど、本当に、そのコンサルタントが必要なのかは、ユーザーにはわからない。
そんな話で、ちょっと面白い話がある。
日経コンピューター2005年3月7日号、66ページに、「ITSSは、「どれだけ勉強できるか」を示すものではないことが、お分かりいただけると思います。あくまでも、どれだけ仕事で価値を生み出すかという観点で」。。。
そうなのよ。勉強が出来る=ものができる可能性、リスク排除の可能性が上がる=ものあできやすくなる。けど、そういう基準では、たぶんない。
たとえば、大手が発注をかける。そうしたとき、フリーSE(=ぷーたろう)のウィリアムのいたずらが受注できない。まず、ふつう、(会社のお決まりとして)なんか、本でも書いたえらーい先生がでてきて、営業をいろいろかけて、受注する。
そうした場合、このえらーい人は、物を作ってはいない。現場からみたら、「???」っていうこともあるかもしれない。でも、「仕事を生み出した価値」っていうと、この人はすごーい貢献をしてるわけよね。ウィリアムのいたずらでは受注できない仕事を、客から、切り取ってきたわけだからさ。それが数十億の仕事だったら。。。
そうやって、考えると。。。だよ、
大手受注っていうのは、口座の関係も含め、ウィリアムのいたずらが直接受注なんていうことはありえず、そーいった、偉い人が絡んでくるわけよ。絡まないと、仕事取れないからね。
その偉い人に払う分、必要経費として、ばーんと、上乗せされるわけだな。開発費に。
その経費、中小企業には無駄じゃない?
さらに、大手の場合、説明責任っていうのがあるじゃない。
受注したとき、「俺は、この業者がいいと思った。だから発注した。詳しく聞くな。以上!」っていうわけにはいかないわけよ。
やっぱ、RFP(提案依頼書)に対して、どれだけちゃんと答えていくかっていうことを、厳しくチェックされちゃうわけよ(「日経システム構築の128ページの上段、「チェックリストを用意している。厳しくイエス・ノーを査定されてしまう」)。
当然、RFPを満たさないんだけど、おんなじ効果がでて、爆発的に安く、安全にできる!っていう方法が仮にあっても、RFPを満たしてなければ、その案は、大手では採用できないわけよ。失敗したら、自分の責任になっちゃって、首なり、させんなり。。いろいろあるでしょ。
逆にいえば、中小企業において、システム開発のときに、極力偉い人を登場させず、自分がリスクをとれば、大手システムより、安く、早くできる可能性はあるわけよ。
ただし、そのためには、金の儲かりそうな、華のある言葉に取り付く、「お買い物男」を解除しないといけないけど。。。これが難しい。意外と中小の社長はお買い物男で、本を書いているようなコンサルに弱い。
さらに、もし、中小企業の開発で、自分がリスクテイカーになって投資するって言うことは、株やってることと同じなのよ。まさに、ITのIは、投資のIになっちゃうわけ。
そうすると、ITの投資方法とは、まったく違ってきてしまうわけよ。
ITの場合は、毎年、継続的に投資していく。投資金額を上げていくわけね。
でも、相場を張る場合、投資金額を上げて、どんどん株価が上がっていく株に張っていったら、やばいでしょ。かならず暴落するわけよ。
もし、IT投資を、どんどん継続的に投資していくと、システム投資をすればするほど、バブルになり、崩壊したとき、どうしょうもなくなっちゃうのよ。
ふつう、(長期投資で)相場で儲けたい場合、そういう形の投資ではなく、
・小さく値段が上がっているものに(小陽線)、小さく投資を重ね(試し玉)、ブレーク初期に、ばーんと投資するか、
・大きく上がったら、一度さがるようなチャートで、その下がったラインが、前回の最安値を上回っていたら(上昇基調)、押し目買いなわけよ。
つまり、これをシステム投資に言い換えるとね、一度投資したら(試し玉)、ちょっと、様子を見て、前よりも会社のシステムが良くなっていたら、地盤固めをして、投資する。それを続けるっていう形になるわけよ。システム投資で、休みが必要なわけね。
だけど、ITコンサルがだよ、「休むも相場であります。社長、ここは、コンピューター投資を
おさえて、地盤固めをしましょう」って言ったら、自分の食い扶持、稼げないわけよ。ITSS風にいうと、価値を生み出せない人になるのね。
したがって、こういうリスクテイカー型IT投資は、メーカーに頼んだら、まず無いと思うよ(自分の首をしめる投資を、営業・コンサルは、まず、勧めない)。
だから逆に、ワンマンに近い中小企業で、そういうIT投資をすれば、何倍も価値ある投資ができるわけよ。
抽象論で、あきたよね。
次、上の話について具体的に、その次、昨日のブログで、UMLだと難しい開発例を書こうと思う。