「業務標準のマネジメント技法の幻想と、ソフト開発見積もりの現実」で、プロジェクトの始まりを、こんなふうに書きました。
(1)スコープ計画
(2)スコープ定義
(3)アクティビティ定義
:(以下省略)
で、普通の本をみると、この(2)のところで、WBSと要素分析とか、作業分解という話がかならず出てくる。たとえば、こことか、こことか。。。
でも、ウィリアムのいたずらは、見積もりのとき、はじめに要素に分解したあと、WBSを書いていない。なぜか。。。
まず、WBSは、書いたほうがいい。しかし、小さいシステムの場合、クラスが決まれば、やるべきことが標準として決まっていて、さらに、RFPと納品物から、クラスが明確にわかってしまう場合、わざわざWBSを書かなくてもいいかな、というか、実際には、書いてないと思う。
つまり、(1)のスコープ計画で、納品物とかが決まる。
この、納品物を決めるということは、絶対しないとまずいでしょ。
これは省略不可。
で、その納品物を作るために、どうするかということを考えるのが、(2)のスコープ定義ということになると思う。そして、その(2)の作業の検討結果をWBSで表現するということになると思う。
でも、RFPで、ほしいもの(成果物=出力)が明確にわかっていて、入力画面が決まっちゃう場合、SEさんの頭の中に、オブジェクトが切れてしまう(=クラス図(とER図)ができてしまう)場合があるのよ(これが「読みきった」という状態。ウィリアムのいたずらの場合、読みきった仕事を受けるのが、ふつう。フリーの場合、そうでないと、仕事が出来ない可能性があるので危険)。
で、オブジェクトがきれて、クラスわけまでいっちゃうと、そのクラスを、分析する→つくる→テストするっていうのが、作業になる。つまり、クラス図(とER図)が自動的に頭の中に広がっちゃうと、そのクラス図(とER図)を元に全作業工程が、わかってしまうので、その場合、WBSをわざわざ作るか?それとも、もう、クラス(プログラムに発展)とエンティティ(=これがDBに発展)ごとに管理したほうが早いじゃん!っていうことになっちゃうのよ。それが、よいか悪いかは別にしてね。
で、ウィリアムのいたずらなど、SEさんの場合、そういう状態のとき、WBSをわざわざ書くかあ?っていうことになる。でも、プロジェクトマネージャーさんは、きっと書いてほしいんだろうね。つーか、書くべきだ。見落としとかもあるかもしんないし。
一方、なにをやったらいいのか、わかんない場合、WBSに分解して、安心しちゃうっていう危険もあるのよね。たとえば、ここに書いてある最後の図って、WBSに割ってあっても、何も言っていないのと同じでしょ。なにやったらいいか、よくわかんないもん。
っていうわけで、本来は、(1)のスコープ計画で成果物を定義した後、その成果物をつくるための要素に分解し、作業範囲と内容をきめ、その結果をWBSに書きますが、ウィリアムのいたずらは、その作業を省略してしまっているので、今回も省略しましたというだけの話です。本当は、やったほうがいいんだろうね(つーか、やるべきだ)。
ただ逆にWBSにかけたからといって、必ずしも作業に入れるほど分解されているとは限らない(さっきのよくわかんないやつのケース)し、作業がスムーズに進むとも限らない。その点は注意ですな。
(1)スコープ計画
(2)スコープ定義
(3)アクティビティ定義
:(以下省略)
で、普通の本をみると、この(2)のところで、WBSと要素分析とか、作業分解という話がかならず出てくる。たとえば、こことか、こことか。。。
でも、ウィリアムのいたずらは、見積もりのとき、はじめに要素に分解したあと、WBSを書いていない。なぜか。。。
まず、WBSは、書いたほうがいい。しかし、小さいシステムの場合、クラスが決まれば、やるべきことが標準として決まっていて、さらに、RFPと納品物から、クラスが明確にわかってしまう場合、わざわざWBSを書かなくてもいいかな、というか、実際には、書いてないと思う。
つまり、(1)のスコープ計画で、納品物とかが決まる。
この、納品物を決めるということは、絶対しないとまずいでしょ。
これは省略不可。
で、その納品物を作るために、どうするかということを考えるのが、(2)のスコープ定義ということになると思う。そして、その(2)の作業の検討結果をWBSで表現するということになると思う。
でも、RFPで、ほしいもの(成果物=出力)が明確にわかっていて、入力画面が決まっちゃう場合、SEさんの頭の中に、オブジェクトが切れてしまう(=クラス図(とER図)ができてしまう)場合があるのよ(これが「読みきった」という状態。ウィリアムのいたずらの場合、読みきった仕事を受けるのが、ふつう。フリーの場合、そうでないと、仕事が出来ない可能性があるので危険)。
で、オブジェクトがきれて、クラスわけまでいっちゃうと、そのクラスを、分析する→つくる→テストするっていうのが、作業になる。つまり、クラス図(とER図)が自動的に頭の中に広がっちゃうと、そのクラス図(とER図)を元に全作業工程が、わかってしまうので、その場合、WBSをわざわざ作るか?それとも、もう、クラス(プログラムに発展)とエンティティ(=これがDBに発展)ごとに管理したほうが早いじゃん!っていうことになっちゃうのよ。それが、よいか悪いかは別にしてね。
で、ウィリアムのいたずらなど、SEさんの場合、そういう状態のとき、WBSをわざわざ書くかあ?っていうことになる。でも、プロジェクトマネージャーさんは、きっと書いてほしいんだろうね。つーか、書くべきだ。見落としとかもあるかもしんないし。
一方、なにをやったらいいのか、わかんない場合、WBSに分解して、安心しちゃうっていう危険もあるのよね。たとえば、ここに書いてある最後の図って、WBSに割ってあっても、何も言っていないのと同じでしょ。なにやったらいいか、よくわかんないもん。
っていうわけで、本来は、(1)のスコープ計画で成果物を定義した後、その成果物をつくるための要素に分解し、作業範囲と内容をきめ、その結果をWBSに書きますが、ウィリアムのいたずらは、その作業を省略してしまっているので、今回も省略しましたというだけの話です。本当は、やったほうがいいんだろうね(つーか、やるべきだ)。
ただ逆にWBSにかけたからといって、必ずしも作業に入れるほど分解されているとは限らない(さっきのよくわかんないやつのケース)し、作業がスムーズに進むとも限らない。その点は注意ですな。