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RFPの見本があるみたい&RFPと要求仕様書の違い

2005-07-10 15:09:45 | 開発ネタ

今日は、RFPのまとめとして

RFPの見本があるみたい。

ITコーディネータ協会
RFP・SLAドキュメント見本提供について



それと、RFPの本
RFP入門―はじめての提案依頼書

というメモがきで、終わろうと思ったら、うん???
「RFP入門―はじめての提案依頼書」のコメントに、こんな言葉が。。。


『RFP』という言葉は、私にとっては新しい言葉であったが、意味するところは、昔からある『要求仕様書』と同じようだ。


 いや、違う。
 その違いのゆえ、この産業は、急速に衰退しているのに。。。
 その違いのゆえ、コンピューター業界は、何人もの病人を出しているのに。。。
 これでは、その人たちが浮かばれないから、ちょっと、コメント。。。


 RFPは、ユーザーの要望、こういうことをシステム提案してくださいということを書く。
 この段階では、えらーい人が構想しただけで、”業務要件は、まとまっていない!”
 「こんな感じのことが、実現したいでーす!提案してね!?」と書いてあるだけ。

 で、このRFPを受け取り(実際の開発では、RFPという紙にはなっていないで、お話から、提案してね!(=もっとはっきりいうと、見積もりだしてね)といわれる)、提案書(ないしは見積書)を出すわけだが、

 この段階では、業務内容が確定していないため(十分にヒアリングしていない)、業務範囲は、本当のところ見えない。
 さらに、どのくらい仕様変更が起こりそうかわからない(仕様変更は、担当者の人間性と先を読む力に関連するが、担当者が無能か有能かまだ、わからないというか、担当者自体がはっきりしない)。

 なんで、こんな状態で見積もれ!っていわれても無茶なんっす。
 だけど、提案書に書かないといけないので、制約つき(こういう前提で)という形で見積もる。

 で、仕事が取れて、要求分析を行うと。。話違うじゃん!っていうことになり、追加費用を求めようとしても、もう、見積もりで出した値段が一人歩きしてしまう。
 っていう具合になる。

 この、一度決めた期間、値段が一人歩きするっていうところ(仕様も一人歩きするんだけどね)が、仕様変更が起こる今の開発の問題で、その部分のひずみを、プログラマさんSEさんにかぶってもらう結果、病気になってしまうし、結果として、ダンピングのようになってしまう=高い給料がはらえず、人が集められず、衰退に向かっているっていうのが、現状だと思います。

 で、要求仕様書においては、業務内容がある程度確定し、業務内容に沿った要求が書かれる。
 この段階になれば、ある程度の範囲で、妥当な見積もりは出る。
 RFPの段階では、ここまで詳しく業務を固めては、いない。

     その状態での見積もりって(^^;)




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