今日は、RFPのまとめとして
RFPの見本があるみたい。
ITコーディネータ協会
RFP・SLAドキュメント見本提供について
それと、RFPの本
RFP入門―はじめての提案依頼書
というメモがきで、終わろうと思ったら、うん???
「RFP入門―はじめての提案依頼書」のコメントに、こんな言葉が。。。
『RFP』という言葉は、私にとっては新しい言葉であったが、意味するところは、昔からある『要求仕様書』と同じようだ。
いや、違う。
その違いのゆえ、この産業は、急速に衰退しているのに。。。
その違いのゆえ、コンピューター業界は、何人もの病人を出しているのに。。。
これでは、その人たちが浮かばれないから、ちょっと、コメント。。。
RFPは、ユーザーの要望、こういうことをシステム提案してくださいということを書く。
この段階では、えらーい人が構想しただけで、”業務要件は、まとまっていない!”
「こんな感じのことが、実現したいでーす!提案してね!?」と書いてあるだけ。
で、このRFPを受け取り(実際の開発では、RFPという紙にはなっていないで、お話から、提案してね!(=もっとはっきりいうと、見積もりだしてね)といわれる)、提案書(ないしは見積書)を出すわけだが、
この段階では、業務内容が確定していないため(十分にヒアリングしていない)、業務範囲は、本当のところ見えない。
さらに、どのくらい仕様変更が起こりそうかわからない(仕様変更は、担当者の人間性と先を読む力に関連するが、担当者が無能か有能かまだ、わからないというか、担当者自体がはっきりしない)。
なんで、こんな状態で見積もれ!っていわれても無茶なんっす。
だけど、提案書に書かないといけないので、制約つき(こういう前提で)という形で見積もる。
で、仕事が取れて、要求分析を行うと。。話違うじゃん!っていうことになり、追加費用を求めようとしても、もう、見積もりで出した値段が一人歩きしてしまう。
っていう具合になる。
この、一度決めた期間、値段が一人歩きするっていうところ(仕様も一人歩きするんだけどね)が、仕様変更が起こる今の開発の問題で、その部分のひずみを、プログラマさんSEさんにかぶってもらう結果、病気になってしまうし、結果として、ダンピングのようになってしまう=高い給料がはらえず、人が集められず、衰退に向かっているっていうのが、現状だと思います。
で、要求仕様書においては、業務内容がある程度確定し、業務内容に沿った要求が書かれる。
この段階になれば、ある程度の範囲で、妥当な見積もりは出る。
RFPの段階では、ここまで詳しく業務を固めては、いない。
その状態での見積もりって(^^;)