シリーズオブジェクト指向で開発の最初から最後までの手順例です。
前回から、ここに示した手順のうち「(5-4)ビュー」をやっています。画面の割り方を、
・オブジェクトによるもの
・プロセスによるもの
に分けました。今回は、どちらにしろ、それらをつくっていく手順です。
■最近の手順
最近は、
(1)とりあえず、各画面について、HTMLファイルでつくってしまう
(2)とりあえず、そいつらを画面遷移させる
(3)(1)のハードコピーをがんがんとって
(4)仕様書にまとめる
というように、HTMLで作っちゃうっていうのが、いいみたいです。
理由は
・HTMLなら、ホームページビルダーやMicrosoft FrontPageのような
すぐに作れるツールがある。
・HTMLなら、後工程にももっていける
→JSPにするには、とりあえず拡張子を.html(.htm)から.jspに変えれば、
いちおう動く。あとは、1つ1つ直していけばいい
・HTMLファイルであれば、お客さんも見れる。
場合によっては、お客さんが直してくれる
→これが、いいのかわるいのかは・・・
(簡単に直せるとおもわれたり、こったものにされる危険アリ)
では、そんなかんじで、詳細説明
■(1)とりあえず、各画面について、HTMLファイルでつくってしまう
各画面をつくります。
プロセスごとの場合は、1プロセスをとりだして、そのプロセスの
入力項目をフォームで、出力項目をテキトーに書き出せるようにして
(AJAXで書き出すか、フォームの項目に書くか、結果は次画面に出すか
の違いアリ)、「実行」「キャンセル」ボタンをつけます。
オブジェクトごとの場合は、1対多の場合
(1)検索・一覧画面
(2)詳細(編集)画面
が必要です(1対1の場合は、(1)がいりません。場合によっては、(1)または(2)どちらかいらないこともあります)。
(1)の検索項目は、検索条件が入れられるようにして
(入力の仕方はいろいろ、コンボボックスで、項目を選んで、値を入れたり、
フォームにすでに項目が書いてあったり)
実行すると、一覧表示されるようにします。
この一覧は、レコードが分かる程度の内容を表示します。
検索画面と一覧画面は、分けても分けなくてもOKです(個人差があります)
そしてクリックされたら、(2)の詳細画面にいきます。
ここで編集できるようにする場合もあります。
(詳細画面と編集画面を分ける場合もあります)。
詳細画面・編集画面の項目は
・オブジェクトの属性すべて
・実行するメソッドで必要な引数
です。
で、メソッドの分、ボタンを作ります。
なお、一覧には、次・前とか、編集は一覧に戻るボタンとかも必要になります。
■(2)とりあえず、そいつらを画面遷移させる
で、画面遷移させます。
プロセスの場合、操作一覧画面をつくり、そこにプロセスのボタンをならべて、
そのボタンがクリックされたら実行というふうにします。
オブジェクトの場合、親子関係で、親の画面から、子の画面にいけるようにしますが、
その際、
親の親 > 親 > 子
のように、画面上に表示しておき、その表示をクリックすると、すぐに親や、親の親にいけるようにします。
そして、一番上位のもの(とはかぎらないけど)は、タブでいけるようにします。
てなことを方針にして、画面遷移させます。
なお、ボタンのところで、次画面に遷移するようにFormやボタンクリック時のfunctionを書いておくと、ユーザーにも画面遷移が分かってよかったりします。
■(3)(1)のハードコピーをがんがんとって
仕様書書くために・・・
画面全体が取れるフリーソフトとか持ってると、便利だよ!
■(4)仕様書にまとめる
画面に関しては、業界で、統一した仕様、発注者ビューガイドライン画面編があるけど、まだまだ広まっていないとおもう。
たいてい、画面の仕様書は
・画面遷移図
・各画面
で構成され、各画面の内容は、
・画面のイメージ
・画面項目
・アクション
が記述される。
画面遷移は、(2)で決めたから、それを図示する。
画面のイメージは、がんばって、(3)で書いた。
画面項目は、(1)でHTMLで作成するときに、項目をだしているので、
その項目に関してです。有効値などもかいておかないと、テストのときに
こまります。
アクションは、ボタンのところで、呼び出す関数やサーブレットなどについて
書きます。
ってなかんじです