ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

これから求められるICT人材とは

2012-05-18 21:11:51 | トピックス
富士通フォーラム2012で聞いてきた対談

これから求められるICT人材とは
東京海上日動システムズ 横塚氏
富士通 共通技術本部 本部長 柴田氏
日経BP 星野氏(以下敬称略)

をメモメモ




ベンダー75万人ユーザー25万人=計100万人

■ICTを取り巻く環境の変化をどう捕らえているか

横塚:
・大きな転換期にきている
・従来:バックオフィスの効率化
  →ICTがビジネスとお客様の中で
・要件が決まった上でシステムを作るのでは立ち行かない
・要件から一緒に考え、いいものを作っていく
・クラウド:コーディングを作ることは減って言っている
  →ノーコーディング
  →SEのミッションがビジネスに近づいている

柴田:
・共通技術本部:共通部分の技術を磨き、使いこなす部門
・技術:スピード 変化が激しい
     トランジッションきかないくらい変化が激しい
     先人→個の工夫:個人では対応できない
       →組織のイノベーションによる対応必須

プレゼン
今日と同じ24時間後を「明日」とは云わない

・人の成長を考える際の基軸
   ・多様性⇔専門性
   ・方向性を考える⇔課題をこなす

       方向性を考える
         |
  イノベーター |  ビジョナリー
  見極める力  |  選別・決断する力
論理的想像力   |  判断を研ぎ澄ます
専門性ーーーーー成長を促す場ーーーー多様性
         |
  スペシャリスト|  ソリューションコーディネーター
 追求し続ける力 |  融合する力
事例を徹底的に討議|  可能性を検証する
         |
       課題をこなす

・座学では何もできない

役割を担う力を触発する場とは
  ・人間力
  ・継続的に成長できる場


Q(星野)10年前ースペシャリスト
 →たちいかなくなっていると言うこと?
A(柴田)現時点の最適
 1つの見識をもつことは必要
 単に1つの分野でとがっているだけではだめ
 とがっているスペシャリティをあわせる
   →回りのことを知って議論できる

(横塚)専門性は大事
 ビジネスが勝ち残る:新しいサービスの提供
 ITの専門性はベース:
   →どうやって使えばお客さんに価値を生み出すかがいえないと意味がない

(星野)ユーザーサイドの育成は、多様性?
(横塚)場があればあるほど、新しい価値を見出す、
    場を経営として作っていく
     →こういう場がない:意識して
(星野)保険商品の関与について
(横塚)ビジネスサイドだけでは、ITを使った商品は作りにくい
    「きちっとした要件を作らないと」と思って、話が来ないと
    コラボレーションできない
     →仲良くしないと
    80年代:要件は変更してはいけないという刷り込み
     →2000年代では変えないと
      いかに早く、いってもらって考えるか
    ベンダー:同じチームの中で、同じような
(柴田)理想的には、横塚さんの形
    要件の重要性は生きている
      →飲みに行くとか、継続的な人間関係は難しい
       書いてない:実現してはいけないのか、実現することなのか
        →やっていいのかいけないのかは、付き合っていて、
         行間がうまっていれば可能
    行間をうめる技術

(星野)ビジョナリー、イノベーターは?
(柴田)お客様のリクエストだけで仕事をすることができない
      経営課題の整理も仕事のうち
        →仮定の場
      ビジネスの実態に乖離しない
(星野)一緒に要件を決めていく:スピード開発
(横塚)仕事をしていくと、能力が付く
    ビジネスサイドよりビジネスを考える
    構造的に考える、全体を考える:SEはやっていける
(横塚)コーディングして作らないのが重要
     →世の中に何があるのか勉強することが重要
    コーディングしないで商品を作る:そういう風にかわっている
      クラウドをつなげて、ルールエンジンで
    個人では限界。組織として把握
(柴田)ベンダーの立場
    モノをくみ上げる段階で不整合があると怒られる
     →検証ノウハウを蓄積
      日夜変化している
      組み合わせていくところにお金がかかっている
        →どう埋めていくかにハードル

(星野)既存のメンテナンスは?
(柴田)作ってしまったものでビジネスを支えている→大変な量
    別々に管理:コスト的に見合わない:大きな課題
    既存資産も新しい環境へ
    富士通の「モダナイゼーション」
    「成長開発」短期・効率化
      連携しないと、価値を創出できない
      より集中して見る
      よりビジネスに踏み込んで
(横塚)相当の過去の資産、メンテナンスも多い
    今までのメンテナンスをいかに効率化するか
      テストの自動化
      影響をいかに自動的に見つけるか
       →楽しいことがいっぱい
      たのしさ、技術力は同じ。差はない
      雑誌の人が「つまんない」というから
    運用チームがものすごく重要!!
      価値観が変わっている
      トップが云い続ける
(柴田)まだ運用楽しいまでできていない
   動いて当たり前という概念を共有してしまうとつらい
   SEグループに開発がすきで運用はそうでないひとおおい

(星野)いままでITスキルセット明確
   多様な能力→じつはハードル高いのでは?
(横塚)スキル必要:要求工学 ToBeを考えていくスキルセット
     どのようにインタビューし、どのように考えていくか
     ヒアリングしながら全体を考える
       →まったくたりない。
        欧米はBAがいる。
(柴田)今までの育成
  育てられる側
  問題は育てる側にある
    自分はこうだった→可能性をつぶしているのでは?
    先人:効率的
  そこは、座学?新しい場?コミュニティ化?
(星野)育つのを待っていられないのでは?
(柴田)富士通の総合力で対応します
    ナレッジとして再構築する

(星野)評価は?
(柴田)そこはまだ整理されていないが、
    FCPという形で技術認定→多面的に
(横塚)評価は2つ課題がある
     1つ:多様性をいかに評価するか
         →お客様にいかに評価されるか
    も1つ:今は、チームとして仕事
       成果主義人事制度は使えない


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ビッグデータ利活用によるビジネス加速のポイント

2012-05-18 18:33:32 | トピックス
富士通フォーラムで2012の

ビッグデータ利活用によるビジネス加速のポイント
ビッグデータ対応クラウドサービス

で聞いてきた話のメモメモ





■富士通の考えるビッグデータとICTの役割
・ビッグデータ時代の到来
   2012年2.7ZB→2015年 8ZB
  ・ビッグデータ
   サービス、ソフトウェア


・ビッグデータ処理を可能とするICTの進化
 Hadoop
 インメモリDB
 CEP

・お客様との会話から
 お店で買わなかった人の理由が知りたい

・ICTはお客様の商品そのものへ
   電子カルテ→健康情報分析
   ライン管理・生産管理→製品の開発や最適制御

・今までのICT
   バックオフィス→フロントオフィス
   農業、社会システム

・ビッグデータとは
  ICTの進展により、生成・収集・蓄積が可能になる
  多種・多量のデータ

・ビッグデータの活用への期待
1.新規ビジネスの創出
  エネルギー需給の見えるかと需給制御
  位置情報を利用したレコメンド
  スマートシティの展開
2.マーケティング利用、商品/サービス開発
  口コミ、POU(Point Of Use:使ってる時のデータ)
  お客様の導線を分析して店舗レイアウトの改善
  センサー情報利用による、農業、医療への展開
3.経営指標への貢献
  業務データのバッチ処理の短縮
  見込み生産の精度向上
  機器の稼動情報から故障予測と予防保守

■コンバージェンスサービス
・ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティの実現

・実現方法
  リアルワールドとバーチャルワールドが密接に連携
   センシング:リアルワールドの写像(大量データ収集)
       | →ゆうごう
   ナビゲーション:リアルワールドへのアクション(知恵)

・コンバージェンスサービス
  実証事例:健康情報分析サービス
         →糖尿病発症リスクを予測
          一般的な判定項目+健康診断データを機械学習
       震災時の東京の交通状況(蓄積データ)

・提供携帯
  クラウド型:コンパージェンスサービス
  オンプレミス型:データを早く使う

・コンバージェンスサービス
  FENICS2(M2Mサービス)
  FGCP/S5
  テータ活用基盤サービス

・FENICS2(M2Mサービス)
   グローバルに展開

・FGCP/S5 パブリッククラウド

・データ活用基盤サービス
  世界初のビッグデータ対応のPaaS
    1.必要な技術をすべて統合
    2.異業種情報を多目的に
    3.小さく始めて必要なだけ

・流れ
センシング→CEP→ロギング→情報分析(Hadoop)→ナビゲーション
       ルールとして入れる

・データ活用
  データ活用モデル
  キュレーション
    →キュレーター(学芸員の意味)

・ソーシャルデータ

■ビッグデータ対応プラットフォーム
  工場効率化
  スマートハウス(HEMS)+バイタル+居住者情報
  会員向けサービス
 ・コンバージェンスによる新たな価値の創造の実現

■ビッグデータ活用サービスの紹介
 ・SPATIOWL(すぺしおーる)
 ・疾病リスク
 ・スマートフォンを活用したスキンチェックサービス
 ・食と健康コラボ


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受発注者間での要求/要件の合意形成

2012-05-18 03:01:35 | トピックス
SDM公開講座「現代ソフトウエアエンジニアリングの俯瞰図
の第6回

受発注者間での要求/要件の合意形成

を聞いてきたのでメモメモ




■1部 非機能要求グレード
・もともとはベンダ6社がつくったもの
・情報システムの障害件数
  アプリのバグもあるが、
  非機能要求が原因の場合も
システム障害の要因(日経コンピューター調査)
  要求など、上流が多い
  その問題は、5年間たってもあまり改善されていない
要求と要件
  英語ではどちらもRequirement
  使い分けている人も
   要求=利用側の願望
   要件=システムが備えるべきもの
  ここでは、使い分けない

要求の分類
  機能要求
  非機能要求
    品質
    技術
    その他の要求
  →ここでは非機能要求の分類で考える

要件定義で解決すべき問題
  基本的には、機能要求は、わかる
  非機能
  :間接的
   RFPにはちゃんとかかれていない
    性能:なるべく早く・・・
  メールシステムの構築
     :どれだけ重要?半日とまっていい?
     :何人が使う?
    ベンダーが一概にお薦めできない
  アナログな言葉で語られやすい
  非機能要求の多くは、システム基盤にて実現
    インフラとかいうやつ

車選びと情報システムの非機能要求の対比例
  --(省略)--

非機能要求の過不足の例
  --(省略)--

非機能要求項目の体系
  6つの大項目
   中項目
     小項目→メトリクス
 重要項目:品質に影響がある

 大項目
   可用性
   性能・拡張性
   運用・保守性
   移行性
   セキュリティ
   システム環境・エコロジー

 メトリクスで合計236項目

非機能要求グレードのコンセプト
  レベルによる要求項目の共通認識
     レベル0~6まで
     デジタル、文章でわかるように
  モデルシステムを作って微調整
  重要項目に推奨値

段階的詳細化
  3つのモデルシステム
  システムの特徴:16項目
  重要項目:92項目
  詳細項目236項目

6つのドキュメント

上がるとコストがかかる、下げるとリスクが上がる

非機能要求グレードのカスタマイズもできる

使うとき
  RFPにつける
  ヒアリング用
  チェックシート
  グループ分け
    社内共通
    目的によってランク付け
  →ソリューションパターン

クラウドサービスと非機能要求グレード
  SLAとして使えるんじゃないか?
  合わない場合、割り切りも必要
   割り切ってしまうとITリスク
   
■2部 機能要件の合意形成ガイド
 発注者ビュー検討会から
 ガイド=コツの集合体

使えないシステムがなぜできるか
 外部設計から入ったとして。。。
  要件定義書だけではうまく伝わらない:そこを防止
    一方的に伝えるのはだめ
    合意形成に向けて

「機能要件の合意形成ガイド」とは
  7分冊
  工程成果物を定義
  成果物を作成するコツを書いている

ガイドのどこが使えるか:4つの特徴
 ・言い切る・聞ききる
 ・図表に書く
 ・もれ防止
 ・一緒にレビューする

合意形成レベル
  仕掛レベル
  充実レベル
  完成レベル

コツの例
  現実のもので示すとか
  現行の業務フローと対比
  役割の説明
  画面イメージの確認
  帳票一覧の整理
  現場担当者(利用者)への確認

どう使うか
  開発標準を補う
  教育コンテンツ




このあとQ&Aがあったんだけど、特許の話でおもしっくないんで、
かえってきた。ので、Q&Aは、よくわからん。

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