SDM公開講座「現代ソフトウエアエンジニアリングの俯瞰図」
の第9回
組込みソフトウェアのプロジェクト計画書を作成する
~『組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド』の解説~
を聞いてきたのでメモメモ
組み込みソフトウェアのプロジェクト計画書を作成する
SEC組み込み系プロジェクト「開発管理技術部会」活動性か
組み込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド
IEEE 1058に委員会の知見
組み込みソフトウェア向けプロジェクト計画立案トレーニングガイド
ESMRの実践編
1組み込みソフトウェア開発を取り巻く環境
ソフトウェア開発規模
ソフトウェア開発期間の短縮
サイズは大きく、期間は短く
組み込みとエンタプライズの比較
開発費、全行数、開発プロジェクトの中身
組み込みとエンタプライズの差はない
組み込みプロジェクト計画の達成状況
達成できなかったのが2割
いままでは、納期、コストはもっとひどかった
背反する問題
短納期、低コスト
プロジェクトマネジメントの重要性
ソフトウェア規模の増大
QCDの制約増大
↓
プロジェクトの運営がより難しくなってきている
良いプロジェクトVS悪いプロジェクト
悪い
そもそもの計画に無理
良い
適正なスケジュール
無理ムダ矛盾の排除
→現実的な計画書を作ることが大事
プロジェクト計画書の作成方法
7割が会社に共通の規定
プロジェクト計画書作成上の問題点
計画書にどのような項目を書いていいかわからない
計画書に書くべき項目はわからなかったとしても、具体的にどのように項目を埋めていくかわからない
部門として共通化された計画書のフォーマットなどが整備されていない
複数部門との協業でプロジェクトを進める場合に部門や組織によって計画書の書き方が異なっている
そもそも計画書をいつ、誰が書くのか決まっていない
2.プロジェクト計画書とは何か
プロジェクト計画書の目的
実現可能性の判断材料
共通理解としてのべース
プロジェクトをコントロール
予実の差分の把握
誰にために作成する
経営者
管理者
PJマネージャー
PJメンバー
関係他部署
プロジェクト計画書に書く内容
・PJの概要情報
・PJ体制
・Costの計画
・デリバリーの計画
・クオリティーの計画
プロジェクト計画書のフォーマット例
SEC HPからダウンロード可
誰がいつ書くか
プロジェクトに責任を持つ人
キックオフさせるために
プロジェクトマネージャー
詳細は理解しているメンバー:段階的に
ある時点で確定させる
3.プロジェクト計画を立案する手順
検討テーマ
プロジェクト条件を洗い出す
目的、目標、修了条件
特徴、課題を把握
品質計画
実施する作業を決める
工数計画を行う
要員計画を立てる
コスト計画
リスクマネジメント
体制、運営の仕組み
日程計画表を作成
(1) プロジェクト条件を洗い出す
条件を洗い出す視点3つ
ソフトウェア(要求の把握)
ハードウェア装置
作業範囲、引き渡し
与えられる条件
メンバー、請負会社
ツール、場所
プロジェクト内部で検討できる要件
もれなく洗い出す
(2)プロジェクトの目的、目標、終了条件を明確に
→メンバーで共有
→コスト、品質
(3)プロジェクトの特徴や課題を把握する
→要員とスキル、開発規模、リスク(候補)
(4)品質計画をたてる
品質方針
品質作りこみ手順
テーマ2、ISO9126、ESQR
(5)実施する作業を決める
開発プロセスを明確
開発対象を機能分割する
→アーキテクチャ設計しなければ、機能ユニットは抽出されない
扱いやすい作業単位
実施する作業内容を明確にする
(6)工程設計を行う
日程計画表のラフデッサン
工数見積もり、要員割付のために全体イメージを把握
重要イベント
工程の期間配分
作業の実施順序を決めて、時間軸上に割付
ウォーターフォールで作業見積もりがたたない場合
→スパイラル
(7)要員計画を立てる
ソフトウェア規模と工数
生産性の定義
個々の作業に必要な人数とスキルを検討する
要員を割り付けながら期間・人数調整
キーパーソンの配置
(8)コスト計画を立てる
要員コストを見込む
設備、機器、ツール類を洗い出し、コストを見込む
→ケータイの費用も
要員研修計画をたて、コストを見込む
コスト目標:予算
(9)リスクマネジメント
テーマ(1)~(8)のリスクを整理
イニシャルリスクを洗い出す
リスクを分析し、評価する
リスクのモニター
(10)プロジェクトの体制と運用の仕組みを明確にする
プロジェクト体制を明確に
会議体や情報共有など、プロジェクト運営の仕組みを明確にする
(11)日程計画表を作成する
4.最後に
ESMGの読み方
事例:自動改札機
ESMGトレーニング
自習書
テーマ、項目、ステップ、チェック
手順
1.テーマの説明
2.項目
3.ステップ、チェック
5.まとめ
・規模が大きくなってくると
プロジェクトの進むべき方向を共有することが大切
しかし、共有することが難しい
・計画立案はなぜ難しいか
教わる人がいない
まる請け→スキル不足
・プロジェクトマネージャーの板ばさみ
経営者:あるべき姿で計画せよ
現場:無理のない現実的な計画を立てるべき
の第9回
組込みソフトウェアのプロジェクト計画書を作成する
~『組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド』の解説~
を聞いてきたのでメモメモ
組み込みソフトウェアのプロジェクト計画書を作成する
SEC組み込み系プロジェクト「開発管理技術部会」活動性か
組み込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド
IEEE 1058に委員会の知見
組み込みソフトウェア向けプロジェクト計画立案トレーニングガイド
ESMRの実践編
1組み込みソフトウェア開発を取り巻く環境
ソフトウェア開発規模
ソフトウェア開発期間の短縮
サイズは大きく、期間は短く
組み込みとエンタプライズの比較
開発費、全行数、開発プロジェクトの中身
組み込みとエンタプライズの差はない
組み込みプロジェクト計画の達成状況
達成できなかったのが2割
いままでは、納期、コストはもっとひどかった
背反する問題
短納期、低コスト
プロジェクトマネジメントの重要性
ソフトウェア規模の増大
QCDの制約増大
↓
プロジェクトの運営がより難しくなってきている
良いプロジェクトVS悪いプロジェクト
悪い
そもそもの計画に無理
良い
適正なスケジュール
無理ムダ矛盾の排除
→現実的な計画書を作ることが大事
プロジェクト計画書の作成方法
7割が会社に共通の規定
プロジェクト計画書作成上の問題点
計画書にどのような項目を書いていいかわからない
計画書に書くべき項目はわからなかったとしても、具体的にどのように項目を埋めていくかわからない
部門として共通化された計画書のフォーマットなどが整備されていない
複数部門との協業でプロジェクトを進める場合に部門や組織によって計画書の書き方が異なっている
そもそも計画書をいつ、誰が書くのか決まっていない
2.プロジェクト計画書とは何か
プロジェクト計画書の目的
実現可能性の判断材料
共通理解としてのべース
プロジェクトをコントロール
予実の差分の把握
誰にために作成する
経営者
管理者
PJマネージャー
PJメンバー
関係他部署
プロジェクト計画書に書く内容
・PJの概要情報
・PJ体制
・Costの計画
・デリバリーの計画
・クオリティーの計画
プロジェクト計画書のフォーマット例
SEC HPからダウンロード可
誰がいつ書くか
プロジェクトに責任を持つ人
キックオフさせるために
プロジェクトマネージャー
詳細は理解しているメンバー:段階的に
ある時点で確定させる
3.プロジェクト計画を立案する手順
検討テーマ
プロジェクト条件を洗い出す
目的、目標、修了条件
特徴、課題を把握
品質計画
実施する作業を決める
工数計画を行う
要員計画を立てる
コスト計画
リスクマネジメント
体制、運営の仕組み
日程計画表を作成
(1) プロジェクト条件を洗い出す
条件を洗い出す視点3つ
ソフトウェア(要求の把握)
ハードウェア装置
作業範囲、引き渡し
与えられる条件
メンバー、請負会社
ツール、場所
プロジェクト内部で検討できる要件
もれなく洗い出す
(2)プロジェクトの目的、目標、終了条件を明確に
→メンバーで共有
→コスト、品質
(3)プロジェクトの特徴や課題を把握する
→要員とスキル、開発規模、リスク(候補)
(4)品質計画をたてる
品質方針
品質作りこみ手順
テーマ2、ISO9126、ESQR
(5)実施する作業を決める
開発プロセスを明確
開発対象を機能分割する
→アーキテクチャ設計しなければ、機能ユニットは抽出されない
扱いやすい作業単位
実施する作業内容を明確にする
(6)工程設計を行う
日程計画表のラフデッサン
工数見積もり、要員割付のために全体イメージを把握
重要イベント
工程の期間配分
作業の実施順序を決めて、時間軸上に割付
ウォーターフォールで作業見積もりがたたない場合
→スパイラル
(7)要員計画を立てる
ソフトウェア規模と工数
生産性の定義
個々の作業に必要な人数とスキルを検討する
要員を割り付けながら期間・人数調整
キーパーソンの配置
(8)コスト計画を立てる
要員コストを見込む
設備、機器、ツール類を洗い出し、コストを見込む
→ケータイの費用も
要員研修計画をたて、コストを見込む
コスト目標:予算
(9)リスクマネジメント
テーマ(1)~(8)のリスクを整理
イニシャルリスクを洗い出す
リスクを分析し、評価する
リスクのモニター
(10)プロジェクトの体制と運用の仕組みを明確にする
プロジェクト体制を明確に
会議体や情報共有など、プロジェクト運営の仕組みを明確にする
(11)日程計画表を作成する
4.最後に
ESMGの読み方
事例:自動改札機
ESMGトレーニング
自習書
テーマ、項目、ステップ、チェック
手順
1.テーマの説明
2.項目
3.ステップ、チェック
5.まとめ
・規模が大きくなってくると
プロジェクトの進むべき方向を共有することが大切
しかし、共有することが難しい
・計画立案はなぜ難しいか
教わる人がいない
まる請け→スキル不足
・プロジェクトマネージャーの板ばさみ
経営者:あるべき姿で計画せよ
現場:無理のない現実的な計画を立てるべき