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「テスラ車がロボットをひき逃げ?」-自動運転に2種類あることを、この記者はわざと隠してる?

2019-01-19 13:13:48 | Weblog
テスラ車がロボットをひき逃げ? 謎の騒動が「自動運転」への問題提起に
https://wired.jp/2019/01/17/tesla-promobot-pave-self-driving-education/


この記事、自動運転に2種類あることを記載していないから、
一般の人に混乱を与えているだろう(記者自体もわかっていない?)

自動運転に2種類あることは、

「トコトンやさしい自動運転の本 (今日からモノ知りシリーズ)」

に確か、書いてあったと思うけど(本書の立ち位置のページみたいなところに)

その本によると、制御部の作り方に2とおりある

(1)Googleなどが研究するように、ディープラーニング等の機械学習を使ったAIを用いるもの
(2)数理モデルを用いて制御を行うもの

(その前に、自動車だけでなく、一般に機械は、
  ・センサーなどの入力(物理的な入力+識別)
  ・制御部
  ・アクチュエーターの出力
にわかれる(その本も分けてる)。制御部、入力部の識別では(1)、(2)両方考えられるが、
出力部でも(1)の利用は理論上は可能。
強化学習なら入力、制御、出力を理論上、一気通貫にできるけど、実用になるかは?※)

人とロボットで違った動きをするというのは(1)のときの問題で、
かつ「人」と「ロボット」を区別するようにしている場合だ。

ただ、一般的には人でもロボットでもどちらも障害物なので、「避ける」ように
行動するはず((1)でも(2)でも)。

十分な距離がありながら、避けられなかったとしたら、それはテスラ
の技術が低レベルだからであって、普通、衝突回避ぐらいは、イマドキ
できているから、商品化されているわけでしょ。

十分な距離がなくって避けられないのは、AIとか自動運転とかそういう問題ではなく
物理的な問題なので(たとえば、ロボットが車めがけて飛んで来たら、避けようがない。
前にあったよね、 対向車線からバスめがけて車が飛んできた、あれ)、これは
自動運転を責めるのは酷。こういうのは、自動運転にかかわらず、ありえる。

で、問題の「人」だけを避けるように、学習させていたら。。。ということだけど、
それは、学習のさせ方がおかしい。人でなく、ロボットでも熊でも、自動車側に
衝撃を与えるのだから、避けるように行動するはず。なので、それで事故が起こったのなら
テスラのこの車種の問題で、自動運転全般を語るのは、語りすぎ。




現状(1)の技術開発は未知数。(1)が出る前に((2)で)自動運転というのは
始まっているのだから(EyeSightだっけ?)(1)の技術を持ってきて、(2)の
非難をするのは、おかしい。

むしろ、自動運転は(1)の技術を使わずに、トラクター(クボタ)やモノレール(ゆりかもめ)でできているわけで
(1)で失敗したから、自動運転はダメとか問題があるとかいうのは、自動運転の妨げに
なるだけでなく、(1)のAI研究にも妨げになる・・・

・・・なぜってことを書こうと思ったけど、それ書くと長くなるので、別エントリで。
(※の部分もそこで書く)


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