ワープロやドローイングソフトなどの編集ソフトを作る上での一般的な考え方を考える「一般的な編集ソフトの作り方」です。
ここでは、主に、
・メモリ上に、要素をもつ
・イベント発生時の動き
・画面の構成
ということで、前回、やっと「イベント発生時の動き」が終わりました。
今回から、「画面の構成」に入りますが、今日は概要です。
■一般的な編集ソフトの画面構成
編集ソフトは、一般的に画面構成は、似ています。
・メインとなるウィンドウがあり、ここに編集内容が表示されます。
・そのウィンドウにメニューがついていることが多いです。
・それ以外のウィンドウもあり、選択したものの属性値の設定や
次に作成するものを選択できたりします。
で、さらに、そのメインのウィンドウについているメニューの並び順、
内容も決まっています。
左から、
・ファイル:保存、読み込み、印刷など、ファイル全体の操作
・編集:コピー、ペースト、カットなど、オブジェクトの操作
・属性設定など、選択オブジェクトに対する操作
・ツール:その他のソフトを使ったり・・などなど
・ヘルプ:ヘルプとバージョン情報
(ヘルプが一番右)
です。まあ、違う編集ソフトを作っちゃいけないということではないと思うので、それ以外のものもあるかもしれませんが。。。
なお、メニューの横に「...」とある場合は、サブメニューがあるようです。
■そこで問題点
そこで問題点があるのは、
・別ウィンドウにある、属性値のウィンドウの値が変化したら、
・今まで書いてきた、「イベント発生時の動き」のような手順で、
・メインウィンドウを書き換えないといけないことがある
というように、ウィンドウ間の操作が起こることです。
これを、行うための共有メモリの話(昔良く書いた、「カオル姫方式」)について、次回は書きたいと思います。