パパは小学校の先生で、ぼくが小学校三年生の時から、卒業するまで、僕のクラスで教えていた。その間の苦痛がみんなわかるだろうか。
小学校を卒業して、中学校に入る時、ようやく気分が楽になると思った。
ところが、パパがぼくを中学校まで送って来てくれた時、悲しいことに中学校の先生はみんなパパの知り合いだとわかったんだ。
もっとも耐えられなかったのはクラス担任が何とパパの同級生だったことだ。それから、ぼくは優秀な成績を収めて高校に進学した。
高校の担任は若い先生だった。これで本当に解放されるんだと思うと、うれしくてほっと一息ついたのだった。
だが、ぼくとパパがクラスに入り、僕のパパを見た若い担任が叫んだ。
「あっ、先生!」
ぼくはもう涙を抑えられなかった。
趣味集(http://www.dsuu.cc/)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます