どろぼうの李さんが手ぶらで帰ってきた。妻は出会い頭にののしった。
「この役立たず!あんたには泥棒は無理ね。呉さんを見習いなさいよ。あの人、金のネックレスに金の腕輪を盗んできて奥さんにあげたのよ。それに比べたら、あんたは本当に役立たずなんだから。」
「だってこの辺一帯の人はみんな知り合いだよ。誰のものも盗めないよ。」
「馬鹿!何、寝ぼけたことを言ってるの?今年の初めには知っている人から、盗んで逮捕されなかったじゃない。わたしの言う通りにしていればいいのよ。」
次の日の夜、李さんは金の太いネックレスを盗んできて、彼女にプレゼントした。
「知り合いから盗んだのね。それでいいのよ。」
「ああ、心を鬼にしてやったよ。もう少しで見つかるところだったけど、何とかばれずに済んだよ。」
「知ってる人でも知らないひとでも関係ないのよ。さあ!わたしの首にかけて!」
このとき、妻の携帯が鳴った。母親からの電話だった。
「もしもし、娘かい!私のネックレスがぬすまれちゃったのよ。」
《開心笑吧2016-08-24「就得逮住熟人抢」》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます