十数年、親戚に面倒をみてもらっていた畑。
親戚方の事情で面倒をみられなくなった。
綺麗にしたから返しますと商品券と現金を持って来られた。
え
違うと思う。
もともと、彼女が畑の面倒を見ることになったのは
うちがお願いしたわけでもなく、近所の人に怒鳴り込まれたからだ。
人生で農業なんて経験した事もない私たちは
引っ越してきて畑をどうしていいのかわからずほったらかしだった。
すると近所の人が親戚の家に怒鳴り込んでいったそうだ。
「あんな、草ぼうぼうにされると周りが迷惑だ、あんたがどうにかしろ!」と。
私(親戚)は関係ないのにどうしてそんな怒られないといけないのだ、
凄く凄く嫌な思いをして悔しくて悔しくて仕方なくすることにしたのだそうだ。
そんな事も私は彼女から何度も聞かされ続けてきただけなんだけど。
(実際、誰がどんな風に言ったのかさえわからないし、私たちは言われた事はない)
それでお願いするというか、いつの間にかそういう事になって十数年。
もうできないからと熨斗をつけてお礼を持ってくるのは変だと思った。
お礼と一緒に
「畑仕事は大好きだから返すのはとても残念でならない、本当ならずっとやりたい。
でも家の事情でできなくなったのが悔しい。暇がない。」の言葉。
仕方なくやっていると話していたことと矛盾するし、
いつも言われる「ずっと家で編み物できるくらい暇でいいね」の言葉を思い出した。
(この辺りの女性はみんなすごく働き者で専業主婦は見下される。
私も好きで専業主婦してるわけじゃないし、こちらの女性の働き方は尊敬できる働き方ではない、私は、ね。)
でも、私はどうこう言える立場にはない。
おとなしく受け取る事しかできないのだ。
この家の事には口出しできないから(嫁は部外者、口出しは御法度)。
私の考えがおかしいのか、
それともこの土地独特の考え方なのか、
試されているのか…。
以前ならアンドリューにつっかかっておかしいと思うと意見したりして、
一生懸命考えて、神経をすりへらしたりしていたけど。
今はもう、
私が口出ししても立場をわかってないと思われるだけだし、
考えてもどうにもならないことだと思うようになってからは
ただ、あった事実をアンドリューに伝えるだけにする事にした。
でも、どうしてももやもやするのでブログに愚痴ったw
これからはその畑は何か植えないにしても、
雑草が伸びてしまわないうちに耕しておくように言われた。