今夏初めて膀胱炎を患った玄(くろ)さん
それからはさらにマーキング位置も高くなり
(逆立ちして出すそれは私の頭にかかるほど)
以前よりも元気になった
昨晩の事、玄関辺りで一生懸命逆立ちしている玄さんを見つけたので
急いで止めに行くと(だって臭いんだもん)
出てないのだ
それからも何度もトライするけど出なかった様子
夕飯はしっかり食べていたし、他はいつも通り
今朝になると他の猫に下半身を触れられるだけで声をあげるようになっていた
11歳という年齢のせいか、性格なのか
普段はとても温厚なのに触られただけで怒るのだ
正確には怒ろうとしてハッとなり、やめるんだけどね
ひとところに落ち着いていられず場所を移動するんだけど
移動始める時は下半身をそ~っと動かしている様子
目、鼻、皮膚の伸び具合を確かめたけどいつもと変わりない
頭をなでるといつもように甘えてくる
そのうち落ち着いてお気に入りの場所で
いつもの爆睡ポーズをとって眠り始めたけど
昨夜からおしっこしていないとすれば、それはもう大変な事だよね?
せっかく落ち着いて眠り始めたところだし、
起きてトイレに行くのを見てから考えようか?
迷った…
かかりつけ医まで40キロもある事、
玄さんは車に乗るのが大嫌いでそれだけでもゼェゼェなってしまう事、
しょ~もない事で行ったのだとしたら玄さんにも他の患者さん達にも悪い、
けど、後で後悔はしたくないと思って行く事にした
診察ではお腹を触ってすぐに膀胱がパンパンですねと言われた
「麻酔をしてカテーテルで尿を出し、血液検査もしましょう
尿を出したからといってすぐにお家には帰る事は出来ませんが
問題なければ2,3日でお家に帰れますよ」
血液検査は15分ほどで結果がわかるというので
それまで待合室で待たせもらい、
再度呼ばれて診察室に入って行ったら
麻酔で眠る玄さんはエリザベス(カラー)を装着され、腕には点滴、
お尻周りの毛は剃られカテーテルを通されていた
最初に出てきた尿は真っ赤だった…
そんな状態だったから血液検査の結果もさぞ悪いだろうと予測していたら
そうでもなく、不幸中の幸い
赤文字一番上の白血球数値が高いのは
一生懸命治そうとする力が働いているから。
二番目の血糖値が高いのは病気からのストレス。
三番目、血液尿素窒素と四番目、クレアチニンが高いのは
膀胱炎で腎臓に負担がかかっているから。
膀胱炎が治ればこの数値は正常に戻る。
(年齢、状況を考えると他にも悪いところがたくさんあるはずなのに
強い子ですねと言われた)
白血病、エイズも大丈夫。
この年齢にしては随分しっかりした元気な猫だと血液検査でわかった
我が家には他にも7匹猫がいる
皆同じ物を食べ、同じように生活しているので
他の子もこうなるのではと少し心配だったが、
尿結晶は体質によるものらしい
(ネット検索で尿結晶は体質というのはわからなかった、
こういうのが知りたいのに)
膀胱炎になる原因は尿結晶の他にもいくつかあるようだが
玄さんの場合は尿結晶による膀胱炎。
これからは尿の中に結晶を作らせないようにするか
結晶が融けるようなものを摂取するかしないといけないらしい。
体質なので完治とかいうものではなく、一生の付き合いになる。
専用の餌or粉薬の選択があり、
我が家の状況からいうと粉薬になるだろう。
尿結晶の場合、2、3歳で膀胱炎になる子も少なくないという
先生も11歳になるまでこうならなかったのは珍しいと思いますと言われていた
早ければ週明けには退院出来ると思います、
が何しろ若くはない年齢なので慎重にいきましょう
明日また経過を報告したいので面会でもいいし、
時間がなければ電話でも
という事だった。
話している間に麻酔が覚めるでしょうと言われていたが、
玄さんが目を覚ます事は無かった
(尿の色は赤くはなく少し濁りがある程度までになっていた)
年齢なのか腎臓に負担がかかっているので回復が遅いか…
どちらかですが心配には及びませんと。
頑張れよって声をかけて診察室を出たけど
出来れば起きている状態で声をかけたかったな
そして今日のお会計
素敵な秋の青空の中をしょんぼりしつつ、
空っぽのキャリーと空っぽの財布を持って帰路についた
ちなみに今後の概算は入院日数×約¥6,000程