面接受付を済ますと控え室になっている休館中の図書室へと通された。
10人ほどいる部屋では皆前を向いて何もせずに座っていた。
せっかく図書室にいるのに誰も本を手に取ろうともしない。
一人でしばらくあれこれ見てたけど、
そのうち気が引けて何もせず座っている事にした。
やがて順番、夢と希望を持って挑んだ面接、
呼ばれてまず聞かれたのはプロフィールと生活資金を稼ぐ意欲だった。
働きたくても仕事がなく生活に困っている人のための雇用対策だと言われた。
3人の面接官の内1人は聞きたい事は何も無いと興味なさ気だった。
本に関われるかもと喜んでいたけど、どうやら期待は出来なさそう。
結果は明日郵送される。